スイスで妊娠出産 -22ページ目

スイスで妊娠出産

異国の地でイサ夫とアイ子が親(Eltern)になっていく記録

妊娠8か月目に入った先週の金曜日、
私が出産を希望する病院から手紙が届きました。

手紙には、
ドクターボスから病院側に、私の出産と入院の申込みがあって、
私を受け入れてくれることに決まったことが最初に書かれていました。

病院の紹介文にも書いたとおり、この病院は100%私営なので、
同じ時期に入院希望の妊婦が定員以上申し込んできたら、
「健康保険のグレードの高い順に優先的に受け入れる」ことになっています。

専属の助産婦さんを探しているとき
「今年の3月と4月は例年に比べて出産数が多い」と、
どの助産婦さんも口を揃えて言っていたので、
この手紙を受け取るまでは、
自分が本当に、この病院で出産できるのか、
いつも心のどこかで不安に思っていました。

でも、もう大丈夫です。
良かった!!!

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ にほんブログ村 マタニティーブログ 海外出産へ
イサ夫は、私以上に妊娠してきているようです。

子供のいないクリスマスにも書いたとおり、
最近イサ夫は、私のことを「マクシアイちゃん」と呼んでいます。
そして、私を赤ちゃんにように扱い始めています。

例えば、
夜寝る前にイサ夫は、私のお腹に向かって、
「おやすみ、ミニアイちゃん!」と言うのですが、
そのあと必ず、
「マクシアイちゃんもおやすみ!」
と言って、私の頭をなでなでします。

多分、私のお腹の中のミニアイちゃんを可愛がっているうちに、
外殻である私の体まで赤ちゃんのように扱うようになってしまったのでしょうけど、
なんだか、とっても変な気分よ。

これって、よくある妊夫の行動なのかしら?
気になるわねえ。

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ にほんブログ村 マタニティーブログ 海外出産へ
「教室では、僕は何も言わなくてすむといいなあ」
と言っていたイサ夫の不安は見事に的中し、
昨晩の出産準備教室は「夫の自己紹介」で始まりました。

「名前と職業、出産について楽しみに思っていること、
不安に思っていることなどを教えて下さい」
と先生が言ったとき、

「イサ夫は何を言うんだろう?」
と内心ハラハラしていた私でしたが、

意外にもイサ夫は、
自分の名前と職業をきれいな発音で言えたばかりでなく、
初めての子供で不安でいっぱいであることも、
ちゃんとドイツ語で言えました。

「ちゃんと言えて良かったね」
と私が言ったら、

「自己紹介くらいはあるだろうと思って練習してきたんだ」
とイサ夫は嬉しそうに答えるので、

ここぞとばかりに、
「偉いねえ、頑張ったねえ、発音もびっくりするほど上手だったねえ....」
と、イサ夫のドイツ語熱が冷めないよう大げさに褒めておきました。

今回は、陣痛が始まってから赤ちゃんが産まれてくるまでの流れ、
病院へ行くタイミング、病院での夫の役割について先生が簡単に説明したあと、
(へその緒を切るのは、夫の役目なんですって!)
病院施設の見学会になりました。

私立病院なので、施設が豪華であることは聞いていましたが、
分娩室までがリゾートホテルのような内装になっているのには驚きました。

外に面した窓は、キッチンとバスルームにしかありませんでしたが、
分娩用に形が色々と変えられるベッドがある空間の壁の2面は、
曇りガラスがはめ込まれているようなデザインになっていて、
自然光に限りなく近い暖かくて柔らかい光が、
外から差し込んでいるように見える構造になっていました。

とても凝っているなあと感心したのは、
その曇りガラスの向うに大きな木や花の影が薄く映って見えることです。
その窓を開けると、自然が見渡せるという趣向なのでしょう。

バスルームとは別に、
赤いタイルのはめ込まれた円形のおしゃれなバスタブが部屋の隅にあって、
妊婦が水中出産を希望すれば、すぐに用意ができるようになっていました。

心電図モニター以外の医療器具や新生児用のお風呂など、
部屋の調度品として見苦しいものは、全て壁の中にしまってあり、
必要な時にだけ取り出せるようになっていました。

天井からぶら下がっている診察用スポットライトが目に入らなければ、
そこが分娩室だとは、全く想像もつきません。

この病院には、
ホメオパシー(代替医療の一種)の専門家が常駐しているので、
バスルームでは、アロマオイルを使ったお風呂の処方と、
マッサージのサービスを受けられるそうです。

また、なるべく薬に頼りたくない妊婦さんの痛みを軽減させるために、
針治療の専門家も常駐しています。

これらの治療も保険で100%カバーされるそうなので、
「針治療は信頼のおける鍼灸師さんでないと怖いかもしれないけれど、
アロマバスなら何種類か試してみたいなあ....」
とイサ夫に言ったら、

「いいねえ、僕もここでアロマセラピーを受けたいくらいだよ!」
と言っていました。

das Wochenbett(出産後の1週間を過ごす入院室)の見学中、
ちょうど夕食が白いテーブルクロスの敷かれた台車で、
各部屋に運ばれてきました。

あまりに美味しそうな香りだったので、別の生徒さんのご主人が、
「夫も同じ夕食を注文できるのでしょうか?」
と早速質問していました。

すると先生は、
「もちろん注文できるけれど、
夫の食事には保険が効かないのでとても高くなりますよ」
と答えていました。

これを聞いたイサ夫は、
「じゃあ、僕は家から食べ物を持ってきて、
アイちゃんとミニアイちゃんと一緒にピクニックをするよ」
と私の耳元でささやきました。

Wochenbettの部屋には、庭に面したバルコニーがついているので、
お天気の良い日なら、確かにそこで楽しいピクニックができそうです。

この病院には、新生児室というものはなくて、
赤ちゃんは必ず母親と同室になります。

Wochenbettには、シングルルームとスイートルームがあって、
夫と上の子供も一緒に滞在を希望する場合は、
あらかじめスイートルームを予約しておく必要があるそうです。

でも、我家は病院から歩いて行ける距離にあるし、
家では犬も待っているので、私の入院中、
イサ夫は毎日、家から病院に通うことになります。

来週も夫同伴の教室です。
陣痛時や分娩時のマッサージなど具体的なことを習うそうです。

参照:
出産準備教室(第1回):概要と妊婦ヨガ
出産準備教室(第2回):呼吸法
出産準備教室(第3回):産後の健康管理
出産準備教室(第4回):病院施設の見学
出産準備教室(第5回):夫の役割
出産準備教室(第6回):赤ちゃんのお世話
出産準備教室(第7回):母乳育児
出産準備教室(第8回):子供のいる生活

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ にほんブログ村 マタニティーブログ 海外出産へ