こんにちは、イトウエルマです。
日々の立ちそばメモ帳から
食べたおそばの紹介をしています。
66軒目は「豊しま 春日店」。
「豊しま」は飯田橋、江戸川橋、春日にある立ちそば店。
そして名物が、厚切り豚バラ肉の塊がどどんと乗った
「厚肉そば」。
この日は春日店にお邪魔しました。
実は春日店は初めて。
文京ガーデンという小綺麗な三井の建物の1Fにあるのですが、
これがなかなか見つからなかった!
というのも、この文京ガーデンは道路を隔てて
サウス、ノース、その他色々な棟に分かれております。
そんな前知識もなく、ふらっと行ってしまった己は
ショップ案内の電気看板標識を眺め歩いてはここにもない、あそこにもない
あれれ、豊しまはどこにあるのだろうかと彷徨い歩いたのでした。
結局、看板に名前を入れてもらうためにはお金が必要な仕組みなのか
わかりませんが、どの看板にも豊しまの名前はなし。
看板は案内でなくて宣伝の場で、
標識としては当てにならないものである様子。
(ちなみに三井の文京ガーデンのHPにも「豊しま」の名はなし)
でかい厚切り豚バラ肉の塊!
相変わらずでかい!とはいえ、ちょっとだけ小さくなったような気もする。
物価高だからかな。気のせいかもしれないけど。ずっしり大きいには変わりないですよ。
はっきりと変わった点もあります。
お肉はから出るアクがきれいに取り除かれて、より美味しそう。
これをパクリ。
うむ、やはりグレードが上がっている!
豚バラ肉はアクとりや煮こぼしなど、
手間隙が味を向上させる部位でありまして、
いただいている厚肉はとても丁寧な仕事をされていることが
見てわかり、食べて納得できる仕上がりなのでありました。
お汁の色を見ると、豊しまらしい濃い色味なのですが
お汁が澄んでおり、煮詰まり具合もにも気を遣っていらっしゃる様子。
その汁を啜るとまるでチャーシューの煮汁のような
肉の旨み濃厚で甘さのある醤油味でありながらも、
これまでにはなかった澄んだ味わいもありまして、
出汁の味が素晴らしい塩梅で鼻腔に漂い続けるのでした。
いままでのお汁もおいしかったけれど、
煮詰まりすぎないお汁はやはり、いいものです。
そしておそばを啜る。
おそばは茹で麺。
それが、おやや、美味しくなっている!?
前はもっとぼそっとしていたと思います。
このボソボソモロモロ質感が肉汁を絡めると美味しくなるんだ
と信じていましたが、
いや、これは美味しいぞ!
麺の質が変わったのか、個包装管理が麺の質を安定させているせいなのか、
それともおつゆやお肉のクオリティーが上がって
気分までもが上がっているせいなのかわかりませんが
おそばも、より、美味しく感じました。
昭和の古きよき立ちそば的味わいが楽しめる豊しまですが、
実はカップヌードルのごとく、味わいを変えすぎないように、
少しずつ時代にフィットさせてゆく企業努力をされていたんですね。
この度の厚肉そば、とても美味しく、満足していただきました。
ロングセラー商品かくありなん!
【豊しま 春日店】
東京都文京区小石川1−5−1
文京ガーデンノーステラス1F
月金6:30〜18:00
土6:30〜15:00
日祝休