立ちそば日記55 箱根そば「本陣」で岐阜県産の稚鮎!「初夏の天ぷらそば」 | イラストで綴る日常

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こんにちは、イトウエルマです。

 

日々の立ちそばメモ帳から

食べたおそばの紹介をしています。

 

55軒目は新宿西口にある「箱根そば本陣」。

季節の天ぷらの盛り合わせのおそば、

「稚鮎、ナス、オクラのもりそば」780円で

初夏の味覚を楽しみました。

稚鮎は岐阜県、長良川産!

贅沢なひとときでした。

 

 

箱根そば「本陣」は箱根そばのグレードアップ店舗。

箱根そばとはおつゆもおだしも配合を変えており、

力の入った商品作りをされております。

 

本陣は久しぶり。

新宿駅西口は目下大改修工事中で

迷いに迷って辿り着いた!!

 

実は前日の朝もこちらにお邪魔してました。

 

そうだ本陣に行ってみようと思い立ち、

向かったものの迷ってようやく見つけまして

そのときメニューに稚鮎があるのを知りました。

これはいいね!と食券を探すも

注文できるのが10時からだというので

それならかき揚げそばをいただいて

天ぷらの揚げ具合をチェックしておこう、

(衣は薄めでダマもないすばらしいかき揚げと思いました)

これなら期待できるぞ、と翌日改めてやってきた次第です。

 

それにしても新宿西口は素人には手強いですね。

交通手段として駅を利用するのならアクセス自在、案内はあちこちにありますが

駅中の特定のお店を探そうとすると複雑すぎて簡単には辿り着けない。

事情をよくわかっていなかった己は

箱根そば=小田急勢力エリアに行けばいいのだな、

と単純に考えていたのですが、それが甘かった!

 

まず、西口内に小田急、京王、JRの改札が

そこかしこに複数散らばっているので

改札が目安にはなりません。

(地下の地下には地下鉄駅が!)

さらには小田急の商店街、京王の商店街も複数あって分散している!

そして商店街名も場所を特定する目安にはならない。

小田急エースとか小田急マルシェとか、京王モールとか京王モールアネックスとか、

雰囲気でつけた名前ばかり(涙)

(こんな風につけてくれたらよかったのに

例:西口左ウイング小田急1番街、西口中央ウイング京王3番街、など)

 

本陣は同じ西口に「南館店」というのがありまして、

(西口で南館とはどういうわけでしょう!?南口に行ってしまいそう!!)

そちらは簡単に見つかったのですが、

かき揚げ確認を行ったのが「本店」(小田急マルシェ新宿)

確実に美味しい天ぷらをいただくべく

前日のお店を探しました。

 

 

こうしてようやくありつけた期間限定の

「初夏の天ぷらそば 稚鮎、茄子天、オクラ天」780円。

温冷ありまして、こちらは写真の見本にもなっている冷のおそば。

温そばはかけそば。稚鮎に合わせるのならもりがいいですね!

 

まず本陣のおそばは外殻も引き込んでますが

箱根そばらしい白いおそばの特徴が引き出された麺で、

やや細麺、つるんとした喉越し。

美味しいです。

上にのる海苔の香りもいい。

 

おつゆは箱根そばらしくやや甘めで、甘さがみりんっぽい。

それと昆布の旨みが感じられます。

辛すぎないのもよし。

東京の人以外にも美味しいと思えるおつゆだと思います。

(さすが利用者世界一の新宿駅にあるお店ですね)

 

そして天ぷらがとてもよかった!

まず盛り付けが丁寧。薄衣で美しく揚がっているのも嬉しい。

かき揚げをいただいて確信しましたが

天ぷらの上手な方が厨房にいらっしゃいますね。

 

稚鮎、実は初めていただきましたが

苦味もあっさりしていて食べやすい。

もう少し成長すると環境が作り出す鮎らしい風味がのりますが

稚鮎の白身はさらに緻密で上品で、

成長する手前の味わいというのもなかなかだと思いました。

もちろん、頭から尻尾から骨までも丸ごといただけます。

添えられたオクラや茄子の天ぷらもカサ増しの脇役ではなく、

それぞれ素材がちゃんとしていて見劣りのしない出来栄え。

稚鮎に添えられて納得のいくものでした。

780円でこれだけ満足させてもらえるとは予想しておりませんでした。

本陣が好きになっちゃいました!

 

初夏を味わい地上に出ると、

ビルの解体の進む西口は、空が広い!

ここも渋谷のように様変わりしてゆくのでしょう。

新宿の束の間の青空を、今の景色を、

稚鮎の記憶と共にこの目に焼き付けておきます。

 

【箱根そば 本陣】

東京都新宿区西新宿1−1−3

地下コンコース小田急電鉄

小田急マルシェ新宿内

月土6:30〜23:00

日祝6:30〜22:00