立ちそば日記47「よもだそば」の干支そばは採算度外視!「辰そば」 | イラストで綴る日常

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こんにちは、イトウエルマです。

 

日々の立ちそばメモ帳から

食べたおそばの紹介をしています。

 

47軒目は よもだそば新宿西口2号店で、

新年恒例の干支そば、

「辰そば」600円を冷そばでいただきました。

干支そばは、採算度外視かと思うほど

種物のクオリティーが高い!

 

 

 
 
 
よもだそばは本店が日本橋、銀座などにもお店があります。
今回訪れたのは小滝橋通りにある「新宿2号店」。
歩道が広めで、新宿の割にごみごみしておらず、
お店までの移動が快適なのが嬉しい!
店員さんは気さくで
お客さん方もゆったりしてて、
落ち着いていただける♪
私のよく行くお店です。
 
1月初旬にもかかわらず、
小滝橋通りの街路樹の
イチョウの葉が黄色くて驚きました。
落葉していないのは
小滝橋通りの風の吹き抜け方が穏やかなのか、
それとも暖冬のせいなのか。
東京の年末年始は例年に比べて暖かな陽気です。
 
 
干支そばは1月4日〜1月14日までの提供です。
提供期間が短いから名前だけのテキトーなおそばを作っているかと思いきや、
素材にこだわり、手間を惜しまないお料理で驚いたのが昨年のことでした。
 
それで今年も楽しみに、よもだそばに参りました♪
 
今年の干支そばは「辰そば」600円。
あなご天で空に駆け上がる龍を、
とろろで雲を表現したおそばです。
 
「温かいおそばですね!?」と店員さん。
実際、温かいおそばが合うと思うのですが
とろろが入るので冷たいおそばにしてもらいました。
 
温そばはお汁が多くて、底にとろろが沈んでしまいます。
それで完飲してとろろを回収するか、
それとも諦めるか、選択を迫られます。
(お汁の飲み過ぎは塩分過多になってしまうし、
その後も喉がカラカラになるので水分代謝の悪い私は避けたい!)
冷かけならとろろを掬い出すのも容易だし、
おそばにとろろを絡める塩梅も自由自在ですからね♪
 
昨年同様、たっぷりのとろろ。
だから序盤からとろろを伴いしっかりおそばを攻めることが肝要。
いや、ケチケチしていたら終盤でおそばが足りなくなってしまう!
そのくらいにとろろが乗せられているのが、嬉しい。
 
それで遠慮なく、とろろを纏ったおそばを啜ると、
よもだそばの黒い、風味のあるおそばにとろろは素晴らしくマッチ。
おつゆの具合も程よくて、うっかり半分以上を啜り続ける。
 
それでハッと、龍、もとい、あなご天の存在に気づいた己。
やおらあなご天を食むと衣は厚すぎず、身は柔らかく
あなごの育ち具合も(デカすぎず、小さすぎず)ちょうど良くて、
白身魚の繊細さと魚感の両立した上品な仕上がり!
 
お店の入り口の立て看板に貼り出されていた
写真の見本のあなご天は一回り大きく見えましたが、
あれは衣もずいぶんたっぷりついていました。
本物の方が衣はあっさり薄めなのが好ましい。
 
とろろ、あなごのサイズ、調理、おそば、
全てが私を満たしてくれました。
 
そして、当然のように思いました。
このそば、ほんとに600円でいただいていいの!?
 
よもだそばも、本音はこのクオリティのあなご天そばなら
立ちそばだとしても、少なくとも680円はいただきたいでしょう。
とろろは単品140円、これらを合計すれば、820円。
ですが、お値段は700円台に収めないと売りにくいよね、
ということで勉強して780円で販売してもおかしくない商品。
それが、たったの、600円。
 
縁起物は、便乗商売というか、割高になるのが普通ですが、
大盤振る舞いなおそばに、かえって申し訳なくなるほど。
 
干支そば、と言いますが実際は
福袋みたいにお得な
お年玉そばです。
販売は14日までなので興味を持たれた方、
よもだそばにお急ぎください!
 
【よもだそば新宿西口2号店】
東京都新宿区西新宿7−4−7
7:00〜23:00
年中無休(元旦を除く)