エルヴィス・プレスリー ポマードの謎②からの続きです。
追加情報を頂きました。以下、河原の石川五右衛門さんのコメントを引用させて頂きます。ありがとうございました。
前回の投稿で『フランク・シナトラ・ショー』の時の前髪のウエーヴについて書きましたが、それに回答してくださいました。
除隊後のフランク・シナトラ・ショーでのエルヴィスは、フロントパーマをかけていますね。ドーシー・ショーに初めて出た時も少し前にかけたパーマが残っているのか、フロントのウェーブが印象的です。エルヴィスは、パーマをかけるのが好きだったのでしょうか?
ドーシー・ショーの映像も改めて見てみましたが、確かにウエーヴが印象的ですね。
☆1956年1月28日 『ドーシー・ブラザーズ・ステージ・ショー』
リズムに乗って頭を動かす度に、前髪がふわっふわっと動いていますね。つやつやだけどベタついてなくてふわっとしていますね。髪が柔らかいとペタンコになりそうなのに、そうならないのはパーマのお陰なのかエルヴィスの髪質なのか?”つやふわ”(勝手に命名)ですね。
エルヴィスのリーゼントは、良く見ると、その時々で微妙に変化していますね。シチュエーションに合わせているのか、その日の気分なのか?
1950年代のエルヴィスの写真や映像を更に細かく見てみて気が付いた事があります。ライブの時のリーゼントとライブ以外のリーゼントを比べると整髪料が違うように見えます。比較的、ライブ以外の方がトップ、フロント、サイドにポマードを多く使用している感じがします。
ポマードが汗と一緒に流れ目に入ると異常にしみて痛くなるので、エルヴィスは、それが嫌だったのでライブの時は、ポマードをサイドにしか塗ってなかったのかも知れません?
ポマードが目にしみることは、実際に使っている人にしか分からないですよね。貴重なご意見です。ポマード少な目だと髪が崩れやすいと思いますが、ライヴ中にだんだん髪が乱れていくのが、それがまたセクシーで見どころでもありますね。
☆1957年 ハワイ公演
1957年のハワイでのライブのエルヴィスは、ポマードは使って無いと思われます。映像を見る限り、サイドも余りホールドされて無く乱れています。
風も吹いているし、このライヴのエルヴィスはかなりハイになって動いているので、余計に髪が乱れているのかも?ノリノリのエルヴィスを見ることが出来た人たちがうらやましいです
☆『’68 カムバック・スペシャル』
髪の乱れといえば、『’68 カムバック・スペシャル』が思い浮かびます。
前回、60年代はブライルクリームというヘアクリームを使っているのではないかと書きましたが、ヘアクリームだからか髪の崩れが早い気がしますね。それがまた良いのですよね
☆ 映画『ブルーハワイ』(1961年)
ブルー・ハワイでのエルヴィスのリーゼントは、ハワイアン・リーゼントといって、トップを短くして立たせるリーゼントです。ハワイが舞台の映画だったから、あえてハワイアン・リーゼントにしたのでしょうね。エルヴィスのセンスと感性が豊かのなのが分かりますね。
リーゼントにも、色々と種類があるのですね。髪型の違いを見るのも面白いですね♪