エルヴィス・プレスリー ポマードの謎 ①からの続きです。①からお読みください♪
前回は１９５８年まで使っていたと思われるポマードについて書きました。５８年から６０年までは兵役でG.I.カットだったからか、整髪料の話題は出てきませんね。
入隊の為に髪をカットした時の映像↓
そして、除隊直後の髪型を追ってみます。
☆１９６０年３月１日 ドイツを離れる時の記者会見
もみ上げはないですが、前髪が伸び始めてますね。つやつやの髪の毛がきれいですね
☆３月３日 アメリカに到着した時の記者会見
女性がエルヴィスの胸に手紙（連絡先？）を入れるところをキャッチした動画です。エルヴィスの表情にご注目
☆３月７日 グレイスランドでのインタヴュー（カラー化）
前髪にふわっとボリュームがありますね。ウエーヴは天然？あまり整髪料はつけていない感じもしますね。
『フランク・シナトラ・ショー』
放映は５月ですが、収録は３月２６日。前髪のウエーヴが目立つ感じがしますが、パーマでしょうか？
４月１９日 テキサスのインタヴュー（カラー化） 前髪が硬めになっている気がします。
この頃は、ポマードなのでしょうか？？
＜Brylcream（ブライルクリーム）＞
前回の投稿の（１）の記事の中で、「D.J.フォンタナ（エルヴィスのバンドのドラマー）から、エルヴィスは1968年後半のカムバック・スペシャルを含め、60年代にBrylcreemを使用していたと聞いた。」と書かれてます。D.J.フォンタナから聞いたというのが本当であれば、確かな情報かなと思います。５０年代の話がないのは、きっと、D.J.フォンタナは覚えていなかったのでしょうね。残念！！
ところで、ブライルクリームとはどういうものなのでしょうか。
Brylcreemは、60年代のアメリカで人気のあった、チューブタイプのホールド性も備えたヘアクリームです。
１９６０年代のブライルクリームのパッケージ
エルヴィスは、60年代の映画、『恋のKOパンチ』辺りから個人的にですが、アイロンパーマをかけていると推測しています。50年代の時と比べると、やけに、カチカチした髪質になっているので、アイロンパーマ系だと思います。カムスペの時も同じですので、ヘアクリーム系でも十分に、ホールドしているんだと思います。
ブライルクリームは６０年代のどのあたりから使っていたのでしょうね？
＜エルヴィスのヘアスタイリスト ラリー・ゲラー＞
60年代半ば、ラリー・ゲラーはスターに欠かせないスタイリストの一人となり、エルヴィスの側近に加わった。彼は60年代から70年代にかけて、映画撮影やライヴ・パフォーマンスでエルヴィスとともに旅をした。（グレイスランドのHPより）
整髪料から話が離れますが、エルヴィスのヘアケアについて、（１）の記事からラリー・ゲラーの言葉を抜粋します。
「私は健康食品店に行って、良性のベースシャンプーを手に入れ、ビタミンカプセルをいくつか手に入れ、99パーセント純粋なアロエベラや他のハーブを注ぎ、シェイクしていました。」
＜パンテーンのヘア・スプレー＞
（１）の記事にも書かれていますが、７０年代はヘア・スプレーをたくさん使っていたのではないかという意見があります。
グレイスランドのアーカイヴより
パンテーンのヘアスプレーのボトルの画像↓
現代でもドラッグストアで普通に手に入るブランドの名前が出てきて、エルヴィスを身近に感じられますね。７０年代は、ヘアスプレーだけで仕上げていたのでしょうか？
最後に・・・
☆少年～高校時代です。
＜Wildroot Cream Oil＞
エルヴィスが子どもの頃、グラディスがエルヴィスに使っていたものだそうです。
What Pomade Did Elvis Use for His Hair: The King's Secret Styling Weapon - Gatsby Gents
上に貼った記事によると、ラリー・ゲラーはMurrays を自身の髪に使っていたそうです。 前回の投稿の中で、エルヴィスが使っていたかもしれないポマードにMurraysも出てきましたが、ラリー・ゲラーが使っていたから、エルヴィスも？となった可能性はありますね。
＜ヒュームズ・ハイスクール時代＞
「彼は自分に自信を持ち、外見に細心の注意を払うようになった。服装も派手になり、ローズオイルのヘアトニックとヴァセリンを使って、髪を完璧に見せることに夢中になった。」
グレイスランドのブログより
Elvis Presley, the Student (graceland.com)
まだまだ謎が色々ありますので、追加情報が入りましたら随時更新します。情報お待ちしております。
エルヴィス・プレスリー ポマードの謎 ⓷ に続きます♪