こんにちは、Ellenのワイン教室です。
週末の中華とワインのマリアージュ会の準備がほぼ整ったので、ブログでも一丁更新しようかと。
最近はよくレッスンでブルゴーニュ地方のワインを使います。
いろいろ勉強しなおしたこともあり、今回はそれをテーマにしたいと思います。
でも、最初に言っておきたいのですが、
わたし、ブルゴーニュワインはそこまで得意ではありませんで~(;'∀')
ただ、ワインの勉強において、名産地のことを抑えとくのはとても大事なことなんです。
なぜかというか、世の中と共通の言語が身につくからです。
この産地はどんな特徴があって、こうゆうワインは世の中たくさんの人が飲んでて、評価されているんだ!
と知ることになるからです。
よく思えば、スポーツの世界でも、ファッション業界でも、同じことが言えるのではないでしょうか。
ワインの生産大国フランス、その中でも二大銘醸産地のボルドー & ブルゴーニュ。
それらを知ることは皆さんのワインライフをより充実にさせることになるでしょう!!
ブルゴーニュの起源
大体のワイン産地は遡ればキリスト教と関連しています。
キリスト教はミサでワインを使いますので、宗教を各地に広めると同時に組織的にワイン作りをしてきました。
ブルゴーニュも例外ではありません。きっとそのごろ、伝導士方々がブルゴーニュ地方に到着し、
あの南東向きの緩やかな、どこまでも続く丘を見て、ここはブドウ作りに最適と思ったんだろうね。
その通り、ブルゴーニュは地形的にも、土壌的にもブドウ作り、特にピノ・ノワール品種には最適でした。
8世紀、ブルゴーニュワインはすでに名声を高め、ステータスのワインとして王室や貴族に大いに消費されるようになった。
私の脳内では、こ奴らがブルゴーニュワインを飲んでいるイメージ↓↓↓
ブルゴーニュは畑が細分化、複雑
当然、畑の所有者は教会や貴族といった権力所有者です。
しかし、その状況が一気に逆転しました。。。それはフランス歴史上未曽有の出来事
フランス革命
によるものです。
ブルゴーニュの畑は革命政府に没収され、貧しい一般市民に払い下げとなったんですね。
いいことじゃないか!!
と思っているかもしれませんが、これが悪名高い畑の細分化の始まりでもあります!
考えてみてください!一般市民に大きな畑を買う経済力なんてあるわけないです。
彼らが買えるようにするためには、畑を小さくするしかなかった。
そして相続なんか発生すると、子供の数だけますます細分化されていくわけです。
今でも、ひと樽のワインを作るのがやっとのようなちっちゃい畑を所有する人もいるらしい。
となると、同じ村、同じ畑でも、作り手が異なることによって、味が変わるということです。
やっと畑まで覚えたのに、作り手の名前まで覚えねーといけねーのか!!!
と発狂するのが普通です…
また、ブルゴーニュは元から土壌が複雑で、道一本の距離でも土壌が異なり、
ブドウの出来に影響するんです。だから畑がグラン・クリュ(特級畑)や
プレミエ・クリュ(一級畑)とかでランク分けされています。
歴史背景と土壌の事情によって、ますます複雑となるブルゴーニュのワイン。
覚えるのに、脳みそのキャパがどんだけあっても足りません。
初心者ところか、資格所有者でもかなりの難関部分。
ムリムリ、オボエラレマヘン!!と、諦めたくなりますよね~
ただ、幸いなことに、ブルゴーニュのワインは洗練されています。
そこまで分からなくても、大体おいしいです。(2000円以下は要注意ですが)
つまり3000円前後で購入できるブルゴーニュもそこそこ美味しいです。
(そもそも上記のようなグラン・クリューのワインは一万以上なんで、
我々庶民にはほど遠い世界。。。へーこんなのあるんだ~程度で大丈夫ですw)
私が教室でブルゴーニュワインをたくさん使うのは、まさにその外れのなさ。
更にフードフレンドリーな一面があるからです。
ブルゴーニュの代表ブドウ品種
ブルゴーニュと言えば、赤はピノ・ノワール、白はシャルドネ。
初心者はこれだけ覚えておくれ。(畑名とかよりは覚えやすいでしょう!)
どちらも酸味を持つブドウで、フードフレンドリーな一面があります。
特にピノは香りも複雑なので、ワイン単体でも楽しめます。
赤のピノ・ノワールにおすすめなのは、鴨肉や豚肉料理。油のある中華料理もおすすめ。
白はエビとペンネのグラタンやカニクリームコロッケ、鶏肉のクリームシチューなんかもいいです。
クリスマスが近いこの時期にも、活用したいワインではないでしょうか。
我が家も、今年のクリスマスに使う白はブルゴーニュのシャルドネに決めています。
(赤未定w)
もっとブドウ品種の話については以下関連記事をどうぞ♪