日本文化、世界の歴史・健康・ミライにチャレンジ -14ページ目

「タイに見た希望、アジアに感じた鼓動──中国・日本・タイのいま、そして未来」


皆様こんにちはいかがお過ごしでしょうか。私は毎日暑さに耐え取材しています。タイに来てからホッとする暇もなく変わりつつある現状を受け取りきれずにいます。



先日の大規模な詐欺グループの摘発以降、中国人旅行者の姿はタイ国内でほとんど見かけなくなりました。一方で、マレーシアやベトナム、インドネシアなど近隣の東南アジア諸国からの観光客は目立っており、ローカルなビーチエリアでも多言語が飛び交い、活気が戻ってきているのを感じます。

滞在中に出会った日本人旅行者は、わずか3人だけ。円安の影響や国内志向の高まりもあるのでしょうか、かつてにぎわっていた観光地の日本人の姿は控えめで、どこか“静かなアジア旅”の趣がありました。

それでも、ジョムティエンビーチの大型ホテルには地元のタイ人ファミリーが多数訪れ、にぎやかに過ごす様子から、タイの景気回復と国内需要の力強さが感じられました。人々の笑顔や、家族で過ごす休日の風景が、社会に少しずつ日常が戻りつつあることを象徴しているようでした。




タイの底力と、日本の現状

旅のなかで改めて感じたのは、タイの柔軟さと、変化を前向きに受け入れる力です。若い世代を中心にデジタル決済が広く普及し、起業やローカルビジネスも活気づいています。コロナ禍を乗り越えた今、タイはASEAN地域のハブとしての存在感を高め、しなやかに成長しているように見えました。

一方、日本は少子高齢化、円安、労働力不足といった課題が重なり、変化へのスピードが鈍化している印象もあります。「失敗できない社会」の空気が、新しい挑戦を難しくしているのかもしれません。

もちろん、日本には技術力、文化、信頼のある社会システムといった揺るがない強みがあります。けれども、未来に向けて再び“風通しの良い社会”にしていくには、外からの刺激と柔軟な思考が必要だと感じさせられました。




中国・日本・タイ──それぞれの現在地と未来

旅の視点から見えた、3か国の経済の「いま」と「これから」を、簡単に振り返ってみます。

■ 中国経済:巨大なエンジンの調整期

かつての爆発的成長から、現在は不動産バブル崩壊や若年層の失業率増加など、構造的な課題に直面しています。AIやEVなどの先端分野に舵を切る一方で、国家の統制強化により、海外投資家の動きは慎重に。旅行先としての魅力にも、影が差しているようです。

■ 日本経済:成熟と停滞のはざまで

豊かさの蓄積はあるものの、人口減少と内需の縮小が進行中。円安で恩恵を受ける企業もありますが、一般消費者の実感としては「経済がよくなっている」とは言いにくい現状。観光や介護、地方でのテクノロジー活用が、再生のカギになるかもしれません。

■ タイ経済:しなやかな回復と内需の力

観光業の復活に加え、国内ファミリー層の消費や地元主導のスタートアップが経済を下支え。ASEANの物流・技術・農業の要として、地に足のついた成長を続けています。景気の数字以上に「人の活気」が未来への希望を感じさせる国です。




アジアの鼓動は一様ではない

この旅を通して改めて思ったのは、「経済成長=幸福」ではないということ。

数字に表れない部分、人の笑顔、変化を恐れない姿勢、未来への希望を語るまなざしこそが、その国のエネルギーなのかもしれません。

これからの世界は、経済的な強さだけでなく、「柔軟に変わり続ける力」や「人を信じられる社会」が、真の豊かさをつくっていくのだと感じました。


「中国の最前線で感じた日本の未来|企業訪問で見えたグローバル市場の可能性」









皆様こんにちはいかがお過ごしでしょうか。日本は異例の寒気により春の雪が降っているというニュースが流れていました。中国もまだまだ寒暖差が激しく身体が慣れません。


今回、香港から深圳へと入国して中国は広いなぁとあらためて感じました。深圳から梅州、梅州から東莞の長安に行き、その後松山湖、松山湖から深圳蛇口港は移動距離 深圳から梅州への移動距離と所要時間: 深圳市と梅州市の間の移動距離は約360~370kmで、車での移動では4~5時間程度かかります 。


近年、高速鉄道の整備により、深圳北駅(深圳市)~梅州西駅(梅州市)間を結ぶ高速鉄道が運行しており、所要時間は約2~3時間と大幅に短縮されました 。たとえば、朝深圳北を発車する高速列車は約2時間ほどで梅州西に到着します(運行本数は1日あたり十数本) 。高速バスを利用する場合は所要約5時間で、運賃は130元前後と安価ですが、高速鉄道に比べて時間がかかります 。タクシーやハイヤーで直接移動することも可能ですが、距離が長いため料金は高額になります。


今回は深圳までお迎えに来ていただきましたので車から眺める景色を4時間ほど充分に楽しめました。息子がいる会社は日曜日のためにお休みでしたが、同じ部署の方々がお出迎えしてくださり細やかな心遣いに感激しました。会食の際には初めていただくお料理に舌鼓を打ちながら日本語と中国語でコミュニケーションをとりました。


息子とともに訪れた企業の数々は、それぞれが独自のビジョンを持ち、驚くほどのスピードで進化を遂げていました。最新のテクノロジーを駆使した工場の自動化、持続可能なエネルギーへの転換、そしてグローバル市場を意識した戦略的な事業展開――そのすべてが、日本の未来を考える上で大きなヒントとなりました。


特に、中国企業の意思決定の速さと柔軟性には圧倒されるものがありました。市場の変化を瞬時に捉え、新しい技術やビジネスモデルを果敢に取り入れる姿勢は、日本の企業文化とはまた異なるダイナミズムを感じさせます。このスピード感に、日本がどのように対応していくのか。そして、日本独自の強みをどう生かしていくのか。その課題と可能性が交錯し、胸が高鳴りました。



また、企業訪問を通じて、日本の職人気質や精密なものづくりの価値が、グローバルな市場において今後ますます求められることを実感しました。ただし、それを発信し、世界と繋がるための戦略がより重要になることも痛感しました。

息子と共に過ごす時間の中で、単なる企業訪問ではなく、次世代に何を伝え、どのように未来を築いていくのかを考えるきっかけとなりました。日本がこの先どのように変わっていくのか、課題も多いですが、それ以上に可能性に満ちた未来を感じ、期待が膨らみます。








「なくしそうな予感」が的中する理由──科学とスピリチュアルの視点から紐解く

皆様こんにちはいかがお過ごしでしょうか。私は出張の準備をようやくはじめています。ミニマムに整理するために頭を悩ませています。






荷物を詰めながら、TPOに合わせた服装を選び、髪飾りを手に取る。そんな何気ない瞬間に、「この大切なものをなくしそうな気がする」とふと感じることがあります。そして、その予感が不思議と的中することも少なくありません。

これは単なる偶然なのでしょうか? それとも何かしらの必然性が働いているのでしょうか? この現象について、科学的な観点 と スピリチュアルな視点 の両面から考えてみます。



科学的観点からの解釈

私たちの脳は、無意識のうちに環境の変化や自分の行動パターンを察知し、それを「予感」として認識することがあります。これは、以下のような心理的メカニズムによって説明できます。


① カラーバス効果 – 意識がフォーカスを強める

「赤い車が多い」と思った途端、街で赤い車ばかりが目につくようになる現象を「カラーバス効果」といいます。同じように、「なくしそう」と感じた瞬間から脳がその物に特別な注意を払い、結果として小さな違和感や異変を敏感に察知するようになります。

例えば、「いつもと違うポーチにしまった」「手に取る頻度が減った」といった小さな変化に気づき、「あれ? もしかしてなくしそう?」という感覚が生まれるのです。



② 確証バイアス – 予感を強化する思考のクセ

人間の脳には、自分の考えを裏付ける情報ばかりを集める傾向があります。「なくしそう」と思った後に本当に失くすと、その出来事が強烈な記憶として残り、「やっぱり当たった」と感じるのです。しかし、実際には「なくしそう」と思っても無事だったケースも多いはずですが、それらは記憶に残りにくくなっています。



③ セルフ・フルフィリング・プロフェシー(自己成就予言)

「失くしそう」という意識が強くなると、無意識のうちにその物の扱いが変わります。例えば、「なくならないように特別な場所にしまおう」と考え、いつもと違う場所に保管してしまうことで、逆に見つからなくなってしまうのです。これを「自己成就予言」といい、意識したことが現実化してしまう現象の一例です。




スピリチュアルな視点からの解釈

一方で、スピリチュアルな視点では、「物との縁」や「エネルギーの変化」といった観点からこの現象を説明できます。

① 役目を終えたものは手元を離れる

昔から「物には魂が宿る」と考えられてきました。特に長く使い込んだものや、大切にしていたアクセサリー、贈り物などには持ち主のエネルギーが染み込んでいます。それが 一定の役割を果たし終えた時、自然と手元から離れていく ことがあるのです。

これは「手放しのタイミングが来た」というサインかもしれません。なくしてしまった物をよく思い返してみると、「今の自分にはもう必要ないものだった」と感じることがあるのではないでしょうか。


② 直感が未来を察知する

人間の直感は、論理的な思考を超えて未来を感じ取ることがあります。「失くしそうな気がする」という感覚は、単なる不安ではなく、無意識がすでにその物のエネルギーの変化を察知している可能性があるのです。

例えば、次のようなケースはないでしょうか?

あるアクセサリーを「なくしそう」と思っていたら、本当に失くなり、数日後にそのアクセサリーのデザインに似た新しいものを誰かからプレゼントされた。

旅行中に大切なものをなくし、「ショックだ」と思っていたが、その後、その国で特別な出会いや体験があり、結果としてその忘れ物が新しい縁を引き寄せる出来事になった。

このように、「なくす」という出来事はネガティブなことではなく、エネルギーの転換 を意味することもあるのです。


なくさないためにできること

「予感が当たるのはなぜか?」を理解したうえで、失くしたくないものを守るためにできる対策を考えてみます。

① 物を「いま、ここ」に意識的に置く

「どこに置いたかわからなくなる」原因の多くは、無意識の行動によるものです。だからこそ、「いま、ここに置いた」と 声に出して認識する だけで、記憶に定着しやすくなります。

② 「なくさない」という強い意図を持つ

スピリチュアル的な視点では、「失くすかも」という思考が現実を引き寄せることがあります。だからこそ、逆に「これはずっと私と一緒にいる」とポジティブな意図を持つことで、エネルギーの流れを変えられるかもしれません。

③ もし失くしたら、「手放しのサイン」と受け取る

どうしても見つからない場合は、「これは次のステージに進むためのサインかもしれない」と受け入れてみることも大切です。時には、何かを手放すことで新しいものが入ってくることもあります。



「なくしそうな気がする」という予感が当たるのは、脳の認知バイアスによるものかもしれませんし、スピリチュアルなエネルギーの転換が関係しているのかもしれません。

どちらの視点から見ても、この現象は単なる偶然ではなく、 無意識が何かを伝えようとしているサイン である可能性があります。

だからこそ、「なくしそう」と感じたときは、それを単なる不安として捉えるのではなく、「何かが変わる兆しなのかもしれない」と意識を向けてみるのも一つの方法です。

そして、もし本当に失くしてしまったとしても -それは、新しい何かを迎え入れる準備が整ったということなのかもしれません。