「父から暴力」14%、「母から」13% 教育虐待調査 7/9 朝日新聞デジタル 

 


 

私が近年思い続けていたことを可視化したデーターが7/9付けの「朝日新聞デジタル」に掲載されていました。

「中学受験の失敗」がもたらす〝自己肯定感〟が持てない生徒さん、
 

保護者様の〝見栄〟で有名校を志望されるご家庭、
 

のお問い合わせが非常に多いです。

 

本当に子どもを〝ダメ〟にしますよ!

そして……
 

「自信を失い心を閉ざしている」あなた
 

「逃げ先」はあっていい。
 

是非お声かけ下さい。
 

「日本の息苦しさ」から逃げる1つの方法を提案させて頂きますよ。

 

お願いです。
 

弊塾も「受験塾」ですが、、、
 

「子どもの将来」に責任を持って指導をして下さい。

子どものビジネスの道具にしないで下さい。

小さな一個人の大きな〝叫び〟です。

 

 

最後までありがとうございます。  賛同された方、どうかこの情報を拡散して下さい。
 

 

 

ご興味のある方は弊塾のホームページからお問い合わせくださいませ。

 

 

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ここだけのはなし

飛行機で見た2組の親子

 

先日、飛行機に搭乗した際、

 

通路を挟み、右側に2組の親子が見えました。

 

 

親子A

「あそこに見えるのが〇〇山地で、〇〇川の河口がが見えるね、あれが『三角州』だよ」

「〇〇海岸が見えるね、多分あの島は〇〇じゃないかな?」

「あっ、〇〇半島が見えてきたね」

 

など、窓の景色を見ながら〝生きた〟「地理」の学習。

 

一方、親子Bは、、、

 

 

 

この2組の親子の、将来の行方は如何に?!

 

 

 

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心の悩みを抱えた子どもたちへ ~私たちは動き出します!~ 

 

〇〇は「受験の失敗がもたらす無気力感」が生み出した流行語?

 

ここ数年、「不登校」や「不登校予備軍」の子どもたちの性質が変わってきているように感じられる。

それは、かつては「いじめ」など学校生活に問題が生じ、不登校になるケースが多いように見受けられたが、

近年それとは異なった理由での「不登校」や「引きこもり」、そしてその「予備軍」の子どもたちが増加しているように感じられてならない。

 

その理由が「受験の失敗がもたらす無気力感」と「スマホやゲームの依存」である。

 

主に「中学受験の失敗」が、意に反する(合格した)中学校への生活に馴染めず、無気力な学校生活を送ってしまっているために授業内容について行けず、すべてが無気力へと変わっていく。

 

また「中学受験」で洗脳された?学校への憧れを諦めきれず、自身の学校を卑下しながらも、学校の勉強について行けず、どんどん学校がイヤになってくる。

 

このようなケースがここ数年、顕著に見られるようになった。

 

そして、このような状況下「流行語」にもなっている言葉が……

 

「自己肯定感」

 

ではないだろうか?

 

小生はこの「自己肯定感」という言葉には懐疑的な立場であるが、精神医学の専門医でもなく、自身よく分かってはいない。

だから今、この「自己肯定感」いう言葉の内容をいろいろ文献などで調べている身である。

 

よって学問的な見解を申し上げることは出来ないが、

ただ、近年「受験の失敗がもたらす無気力感」の子どもの増加と、「自己肯定感」の流行に相関関係があるように思えてならないことは確かである。

 

 

 

「無気力感」と「スマホ依存」の相関関係

 

第1志望の学校に合格できる割合は、男子で「約4人に1人」、女子で「約3人に1人」と言われている。

 

逆を言えば、男子の「約4人に3人」、女子で「約3人に2人」は不合格を経験し、第1志望以外の中学校に進学せざるを得ない

 

その中で、新しい環境になじめる子どもたちも多くいるだろうし、また中学受験のリベンジを狙うべく勉強に勤しむ子どもたちも多くいるだろう。

 

しかし、近年「受験の失敗がもたらす無気力感」の子どもの増加が顕著に現れているようにみえてならない。

 

その責任問題は後日述べるとして、

この「無気力感」が、「不登校」や「引きこもり」、そしてその「予備軍」の原因にあるように思えてならない。

 

その「逃げ先」の多くが「スマホ」や「ゲーム」となっている。

 

「受験の失敗がもたらす無気力感」と「スマホやゲームの依存」、この両者にも相関関係があるように思える。

 

 

 

「スマホ」や「ゲーム」は何も解決してくれない

 

「逃げ先」はあってもいい。

 

しかし「スマホ」や「ゲーム」は何も解決はしてくれないであろう。

 

一度「日本」を飛び出して、逃げてしまってもいいのではないか!

 

小生は今カンボジアのシェムリアップという街にいる。

 

世界遺産「アンコール・ワット」で有名な街だ。

 

別に「アンコール・ワット」見学の旅行に来たわけではない。

 

カンボジア・シェムリアップ在住の日本人に会いに来たからだ。

 

彼はカンボジア・シェムリアップ在住9年目、現地で観光客からも人気のフルーツ・カフェ店を経営している。

そして彼は「日本に息苦しさを感じている子どもたち」に手を差し伸べようと行動しようとしている。

 

「日本に息苦しさを感じている子どもたち」が、異国カンボジアという国に来て感じることが多くあるであろう。

 

そんな子どもたちに彼は、

「まずはカンボジアに来てごらん。そしてまずは何もしなくてもいいよ。何かやりたくなったら何かやってみようね」

と言葉をかける。

 

そう、「日本の息苦しさ」から逃げる方法の1つとしてのプラットフォームを構築しようとしている。

 

そんな彼と直接話がしたく、今回カンボジア・シェムリアップを訪問した次第である。

 

どんなことが出来るのか?

もう少し詳細な内容は、後日のブログに記すこととしたい。

 

 

 

最後までありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。  

 

 

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【コラム3】第9回 小説(物語)ができない原因は〇〇にある!

~「ルポ・誰が国語力を殺すのか」(石井光太著)より~

2022年に発刊された石井光太著の「ルポ・誰が国語力を殺すのか」

この1冊で現在直面している「国語問題」というものを知り、そしてその解決の糸口を探ることが出来ることができる1冊ではないかと思われます。

 

今回は複数回にわたりこちらの著書を踏まえ、小生が長年国語教育で経験してきた出来事や考察を踏まえながらお話していきたいと思います。

 

こちらの【コラム3】にてある程度の「国語力の回復」につながる提案をさせて頂きたいと思いますので、是非最後までお付き合い頂きたく存じ上げます。

 

 

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【コラム3】第9回  小説(物語)ができないの原因は〇〇にある!

「ネットトラブル」の元凶『ルポ誰が国語力を殺すのか』より)

同著『ルポ誰が国語力を殺すのか』第三章「ネットが悪いのかーSNS言語の侵略」において、2010年代以降普及したスマートフォンによる「ネットトラブル」について考察を行っている。

 

その中において、学校でのネットトラブル解消を担う専門事業「スクールガーディアン」の事業部長の三角梨奈氏はこう語っている。

 

    

 SNSでトラブルになる場合の短文テキストコミュニケーションは、対面のリアルとそれはまったく違います。対面の場合は、人と人とがお互いに一日引いて距離をつくり、相手の思いを想像したり、空気を読んだりして、言葉を選びながらしゃべりますよね。

 しかし、SNSでは、相手との距離感が存在しません。情報を発信する側は、相手の感情を考えず、その瞬間に浮かんだことや思ったことを、ストレートに言葉で表現します。特定の誰かに話しかけるというよりは、独り言のようにつぶやくことの方が多い。テキストも文章ではなく、ぶっ切りの単語になりがちです。こうなると、コミュニケーションというより、感情を吐き出しているようなものになってしまいます

(同著129頁)

 

これに対し、著者石井光太氏は次のように考察している。

 

    

考えなければならないのは、リアルで行われる対面コミュニケーションとの違いだ。実際に顔を突き合わせて話をする際は、「①感じる→②相手の気持ちを想像する→③言葉を整理する→④発言する」という流れで会話が行われる。つまり実際の発言に至るまではいくつものフィルターに通される。

 ネットの言語空間では、そうではないのだ。先の例からもわかるように、②~③を省略し、①の感情をそのまま言葉にするのだ。フィルターにかけられないまま、感情が垂れ流しにされる。

(同著130-131頁)

 

 

前回のブログ「ネット社会がヒエラルキーを生み出す?!」においても、小生は「スマホの弊害」を何度も何度も繰り返し警鐘を鳴らしてきた

 

先述の三角梨奈氏は、

本来「人と人とがお互いに一日引いて距離をつくり、相手の思いを想像したり、空気を読んだりして、言葉を選びながらしゃべる」対面コミュニケーションに対し、

SNSのネット空間では、「相手の感情を考えず、その瞬間に浮かんだことや思ったことを、ストレートに言葉で表現し」「感情を吐き出す」だけで、本来の「人と人とのコミュニケーション」が成立しなくなっていると警鐘を鳴らしている。

 

著者石井光太氏も、

本来対面コミュニケーションでは、「①感じる→②相手の気持ちを想像する→③言葉を整理する→④発言する」という流れで会話を行うのに対し、

ネットの言語空間では「①感じる⇒④発言する」と②~③を省略し、①の感情をそのまま言葉にする「感情が垂れ流し」であると警鐘を鳴らしている。

 

すなわち、SNSなどのネット空間では、人と人との対人コミュニケーションで最も大切である相手の感情を考える、想像するという作業が忘れ去られているのである。

 

 

想像力の欠如=小説(物語)が読めない子どもたち???

このように相手の感情を考える、想像するという作業が忘れ去られている子供たちは、当然、登場人物の気持ちをくみ取りながら読んでいく「小説(物語)」の読解を苦手とするのも当然であろう。
 
まさしく「ごんぎつねが読めない子供たち」である。
 
「小説(物語)」の読解を苦手とする生徒たちの多くに共通するのが「相手の感情が読めない」想像力の欠如であることは間違いないであろう。
 
「傍線部の心情を〇〇字以内で答えよ」
 
と言われても、「想像」すらつかない
 
仮に(こんなこともちろん言いませんが)「何でわからないの!!!」といっても、本当に「わからない」のである。
 
その原因の一つに、著者石井光太氏や三角梨奈氏が警鐘を鳴らす「スマホの弊害」も確かに考えられるかもしれない。
 
普段の生活から、単語だけの「短文コミュニケーション」に慣れている子どもたちは、気持ちを文章化出来ないばかりか、
相手の感情を考える、想像するという作業をおろそかにしているゆえに、
「小説(物語)」の読解を苦手としているのである、という論法も成立するであろう。
 
(そもそも学力の低い生徒さんは、この「論法」に当てはまることが多いと考えられる。だから、小説だけでなく「国語」読解、「日本語」読解そのものが出来なく、「国語」の成績が振るわないのである。)
 
しかし、
このようなSNS全盛の時代以前から、相手の感情を考えること、想像することが出来ず、「小説(物語)」の読解を苦手としている生徒も多くいる
 
そのような状況を見ていると、「小説(物語)」の読解を苦手とする原因が他にもあるのではないか、と小生は考える。
 
 

3 「小説(物語)」が苦手な子どもの共通点は、〇〇に原因がある

「小説(物語)」の読解を苦手とする原因とは何か?

 

小生が見るかぎり、「小説(物語)」の読解を苦手とする子どもたちの共通点は、「親の支配」である。

 

親の過剰な(異常な)教育熱心さゆえに、子どもが「萎縮」してしまっているのがすぐに気づく。

 

顕著な例が、三者面談の際に9割以上が親の発言で、子どもに尋ねたとしても、子どもに代わり親が意見を代弁する。

 

そのような家庭に育った子どもは、総じて「小説(物語)」の指導になると「心情(気持ち)」の理解でつまづいてしまう。

 

小生も始めは遠慮して答えられないのかな?と思っていたが、事態は深刻である。

 

本当に「気持ちがわからない」のである。

 

前述した

「傍線部の心情を〇〇字以内で答えよ」と言われて、
決して言ってはいけないNGフレーズ「何でわからないの!!!」と言ってしまっているのであろう。
 
でも、本当に「わからない」のである。
 
「萎縮」しながら育った子どもは、心を「萎縮」させ、気持ちを閉ざしてしまう。
そのような子どもに「相手の気持ちを…」といっても、無理な話である。
 
その原因を作っているのは、もしかすると親御さんかもしれません。

 

 

教育熱心ゆえの「萎縮」した子どもは、〇〇の点でも共通する

親御さんの教育熱心ゆえに心を「萎縮」した子どもたちに(ほぼ)共通することがある。

 

それは「答え」を写すクセが身に付いてしまっている点である。

 

「我が子に限っては」とお思いかも知れませんが、事実を報告すると「まさか我が子が…」と狼狽される。

 

以前ブログにも書きましたが、「答え」を写すクセは、子どもにとって「罪の意識」はなくなってしまっている。

始めは「罪の意識」を持っているものの、それが常習化し、すでに「罪の意識」はなくなってしまうのである。

 

これは「万引き」の常習性と同罪である

始めは「罪の意識」を持っているものの、それが常習化し、すでに「罪の意識」はなくなってしまう「万引きの常習性」と全く同じ心理行動である。

 

ただ行動の原因(背景)は異なる。

「万引き」の原因(背景)には多々あるが、

「答え」を写すクセの、原因(背景)のその多くは、親の過剰な(異常な)教育熱心さゆえの「親の支配」にある。

そもそも学力の低い生徒さんは「面倒くさいから」という理由で行うこともあり、その場合は逆に親の管理不足に原因があることもある)

 

いったん「答え」を写すクセを「味わう」とやめられず、その先にあるのは学力低下しかない(学力向上は絶対にない)。

 

「なぜダメないのか?」という意義を諭すことも大切だが、

「答え」を写すことは「万引き」と同罪であるという教育から教え込むことの方が大切なのではないかと小生には思える。

 

 

次回は……SNSがもたらした「短文コミュニケーション」とその弊害

次回のコラムでは、本日の続きといたしまして、上記内容について考察していきたいと思います。

引き続きお付き合い頂きますと幸いです。

 

最後までありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。  

 

 

 

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【コラム3】第10回 「単語」でしか表現できない子供たち

~「ルポ・誰が国語力を殺すのか」(石井光太著)より~

2022年に発刊された石井光太著の「ルポ・誰が国語力を殺すのか」

この1冊で現在直面している「国語問題」というものを知り、そしてその解決の糸口を探ることが出来ることができる1冊ではないかと思われます。

 

今回は複数回にわたりこちらの著書を踏まえ、小生が長年国語教育で経験してきた出来事や考察を踏まえながらお話していきたいと思います。

 

こちらの【コラム3】にてある程度の「国語力の回復」につながる提案をさせて頂きたいと思いますので、是非最後までお付き合い頂きたく存じ上げます。

 

 

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【コラム3】第10回  「単語」でしか表現できない子供たち

SNSがもたらした「短文コミュニケーション」『ルポ誰が国語力を殺すのか』より)

同著『ルポ誰が国語力を殺すのか』において、Instagramを発端として起きた女子高生の自殺事件を長いルポとして書き綴った後、同著著者は次のように結論付けている。

 

    

 ここで立ち止まって考えなければならないのは、現代の子供たちの取り巻く言語環境についてだ。(中略)

 実際のコミュニケーションは、SNSの短文テキストコミュニケーションとは違う。相手の立場に立ち、言葉が凶器にならないように精査し、慎重を期して丁寧に発しなければならない。そうやって人間同士の信頼関係が築き上げられる。そのために欠かせないのが、国語力をいう基礎的な力なのである

(同著151頁)

 

確かに、LINEやインスタなどのSNSで使用される「コトバ」は、著者の言う「短文コミュニケーション」であり、中にはネット内で生まれた、例えば「地沼(知的障害者)」「害児(障害児)」「自宅警備員(引きこもり)」「メンブレ(メンタル崩壊)」「ks(カス)」などのコトバ(同著130頁参照)が「単語」として飛び交っている。

 

もちろんこのようなコトバは「言葉の凶器」となり、最悪の場合、相手を死へ追いやる可能性も持ちうるコトバである。

 

しかし、これらの凶器となるコトバを用いなくても、そもそもSNSで使用される「短文コミュニケーション」事態が「文章力」の劣化を招いている要因の一つだと考えられる。

 

要するにそのような子どもは、言葉を用いて文章化出来ず、「単語」でしか表現することしかできないのであり、総じてそのような子どもは「国語」が出来ない子どもたちであることは間違いない。

 

「単語」でしか表現できない子供たち

国語が出来ない生徒の特徴として、質問に対する答えが「単語」でしか表現出来ないことが見て取られる。
 
例えば、
先生:「第1段落は筆者は何について述べようとしているかな?」
生徒A:「日本」
 
これが逆に国語が出来る(出来るようになる)生徒の場合は、
先生:「第1段落は筆者は何について述べようとしているかな?」
生徒B:〇〇と書かれているので、筆者は『日本』について述べようとしているのですか?
 
集団指導塾(グループ指導)の場合、「単語」が飛び交う方がリズム感ある授業を展開すること出来るが、
弊塾のようなマンツーマンの場合、1対1の「人と人との言語コミュニケーション」を必要とする場合、「単語」でしか表現出来ない生徒「文章化」して表現出来る生徒では、あきらかに後者の方が国語が出来る(出来るようになる)生徒であることに間違いがない。
 
上記ような2極化の要因がSNSの普及によるものであるかどうかは不明であるが、少なくともSNSの普及以前からこのような2極化が生じているのは経験上明確である。
 
そこで弊塾の始動では、そのような「単語」でしか表現出来ない生徒には、(徐々にでいいから)「文章化」して答えていくように指導を行っている。
すると徐々に「単語コミュニケーション」から、「人と人との言語コミュニケーション」となり、それが同著書者の言う「相手の立場に立ち、言葉が凶器にならないように精査し、慎重を期して丁寧に発しなければならない」「人間同士の信頼関係の構築
ではないだろうか。
 
 

弊塾ではLINEでの連絡は行っていません

弊塾ではもう一つ取り組んで事柄がある。

それは、連絡事項のやりとりはLINEをせず、Eメールを使用している点である。

 

もちろんLINEでのやりとりの方が迅速性があるが、欠席など急を要する場合は携帯番号の方に直接連絡するように指示している。

急を要する以外の場合はEメールでの連絡事項のやりとりを徹底付けている。

 

その際に、「堅苦しい文言でなくてもいいので、社会常識として必ず添え状を付けるように」と指示している。

社会に出た際、たとえ「テンプレート」であったとしても「添え状」を添えるのは社会人として常識になってくるからだ。

 

それよりもLINEではなくEメールでの連絡を徹底しているのは「文章化して『意』を伝える」際、LINEではどうしても簡略化してしまい、結果「単語コミュニケーション」に陥ってしまうからである。

 

Eメールの場合、例えば、

「質問事項があるけど、自分のわからないところをどのように伝えようか?」

「来週の授業欠席しなければならないのだけど、どのように理由を伝えようか?」

など、

自分の「意」を文章化して伝えるには、LINEでは煩わしく、むしろEメールの方が適しているのである。

 

「単語コミュニケーション」ではなく、Eメールを使用した「人と人との言語コミュニケーション」が、結果的には「文章表現能力」、さらには「国語力」の養成へとつながってくるものとなっていくと考えている、

だから弊塾ではLINEコミュニケーションは行っていないのである。

 

 

「短文コミュニケーション」から「文章コミュニケーション」へ

同著『ルポ誰が国語力を殺すのか』、第三章「ネットが悪いのかーSNS言語の侵略」の章末にで、同著著者は次のように締めくくっている。
    

 現在の子供たちの国語力は、SNSの短文テキストコミュニケーションによって根底からゆさぶりをかけられている。元来、言葉は自己肯定感を育み、世界のあらゆることを思いやりつなぎ、未来を切り開いていくものだった。それが無意識に感情を吐き捨てるだけのものに代わられた時、子供は、世界は、未来はどうなってしまうのか。

 私たちが目を向けなければならないのは、そんな世界の危機的な一側面である。

(同著153頁)

 

確かにわれわれの身近な生活において、例えば妻にLINEを送るとき、

「晩飯ある?」

「あるよ!」

「OK!」

のような「短文テキストコミュニケーション」になっているのではないだろうか。

 

SNSが国語力低下のすべての元凶ではないが、同著著者が指摘しているように、少なからずSNSによる「短文テキストコミュニケーション」に慣れてしまったゆえに、元来の「言葉」の持つ意味が希薄化し、「相手の立場に立ち、言葉が凶器にならないように精査し、慎重を期して丁寧に発しなければならない」「人間同士の信頼関係の構築が困難になりつつあるのは事実ではないだろうか。

 

「単語コミュニケーション」から「文章コミュニケーション」へ

 

これだけでも、今皆さんが抱えている課題を克服する1つの糸口になり得るのではないでしょうか?

 

5 次回は……

次回のコラムでは、同じく「ルポ誰が国語力を殺すのか」の中から気になる指摘を取り上げ、考察していきたいと思います。

引き続きお付き合い頂きますと幸いです。

 

最後までありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。  

 

 

 

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【コラム3】第8回 ネット社会がボキャブラリーのヒエラルキーを生み出す?!

~「ルポ・誰が国語力を殺すのか」(石井光太著)より~

2022年に発刊された石井光太著の「ルポ・誰が国語力を殺すのか」

この1冊で現在直面している「国語問題」というものを知り、そしてその解決の糸口を探ることが出来ることができる1冊ではないかと思われます。

 

今回は複数回にわたりこちらの著書を踏まえ、小生が長年国語教育で経験してきた出来事や考察を踏まえながらお話していきたいと思います。

 

こちらの【コラム3】にてある程度の「国語力の回復」につながる提案をさせて頂きたいと思いますので、是非最後までお付き合い頂きたく存じ上げます。

 

 

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【コラム3】第8回  ネット社会が「ボキャブラリーのヒエラルキー」を生み出す?!

「国語力」の脆弱さと「ネット依存」『ルポ誰が国語力を殺すのか』より)

同著『ルポ誰が国語力を殺すのか』において、著者石井光太氏は現在のネット社会について次のように述べている。

 

    

 IT革命によって情報はあまねく人々がアクセス出来るものになり、いわば世界規模の「情報の民主化」を二十一世紀にもたらした。(中略)

 国語力に関していえば、家庭の中で子供たちが基礎的な力をつけて高い意識を持っていれば、ネットリテラシーによって情報の洪水の中から自分にとって必要なものを効率良く抽出し、目的にそってまとめることができるであろう。(略)

 反対に、家庭格差によって国語力の脆弱な子供たちは、それとは異なる形でネットを利用しようとする。辛く苦しい現実から逃げ出すために、毎日何時間もオンラインゲームをしたり、SNSで悪口を書いてストレスを発散したりということだ。また、何か一つのことを調べようとしても、世の中の常識や他の情報と関連づけて批判的読解ができないために、しばしばフェイクニュースや陰謀論を鵜呑みにして惑わされるといったことが起こる。

(同著122-123頁)

 

小生もこちらのブログにて「スマホの弊害」を何度も繰り返し警鐘を鳴らしてきた

実際に「内閣府『令和2年度青少年のインターネット利用環境実態調査』」によると、中学生の5人に1人、高校生の3人に1人は1日4時間以上スマホを使用している(同著124頁)

 

    

中高生にとって、一日のうちで三、四時間というのは相当の割合だ。放課後も部活動も学習塾や夕食の時間があることを踏まえれば、四時間以上と答えた人はほとんどの時間をスマホに当てていると言っても過言ではない。

(同著124頁)

 

 

このような状況下、著書の中で男性教員は次のように述べている。

 

国語力のない子供であればあるほど、ネットから悪い影響を受けてるように思えてなりません。ネットには荒れた言葉が氾濫し、未熟なコミュニケーションがまかり通ってしまっています。子供たちはそれに慣れて現実世界でつかうのでトラブルを続発させてしまうのです。

(同著123-124頁)

 

この「トラブル」については後ほど述べられている「ネット・リンチ」につながるものであるが、

「国語力」の脆弱さと「スマホ依存」には相関関係があるように思えてならないのである。

 

 

ネット社会による「ヒエラルキー」の形成

「国語力」が脆弱さだと、なぜ「スマホ依存」に陥るのか?
 
この点についてまずは考察していくが、同著著者はネット空間では「似たような子供たちが集まる傾向」にあり、「そうなれば考え方や価値観がどんどん狭まっていくことになる」と指摘している。
 
たしかに、学力の低い生徒がドキュメンタリーのコンテントに興味は示さないだろうし、
また逆に、学力の高い生徒が勉強をおろそかにしてまでもネットゲームにはまることもないであろう。
 
つまり、同書著者は「IT革命は、いわば世界規模の『情報の民主化』」であると述べているが、残念ながら実際には、ネット社会は「ヒエラルキー」を形成しているのが実情である。
 
その同階層の中での情報交換が、彼、彼女らの情報量の限界であり、その階層を超えた情報を得ることができない(得ようとしない)構造になっているのが現実である。
 
このような状況のなかで、元来「国語力」が脆弱な子供たちは、同様に「国語力」が脆弱な子供たちとの間でしか「情報」のやりとりを行わないために、どうしても「情報弱者」に陥ってしまう。この「情報弱者」とは、「知識」の弱者であり、「ボキャブラリー」の弱者である。
だから、狭い世界でしか物事を考えることが出来ず、結果本来の「国語力」である、時間をかけて考える「思考力」の養成し、その「論理思考能力」を用いて、広い視野で物事を捉え、身につけた知識を他の知識へと活かすへとつながってこないのである。
 
結果、同書著者の指摘のように「辛く苦しい現実から逃げ出すために、毎日何時間もオンラインゲームをしたり、SNSで悪口を書いてストレスを発散したり」して、「一日のうちで三、四時間というのは相当の割合」をスマホで「無駄な時間つぶし」に勤しむしかないのである。
 
そのような状況の中、「(いい学校に合格するために)勉強しなさい」と助言?しても無意味な行為どころか、むしろ悪化の一途をたどるしかないように思えてならない
それよりも、むしろなぜ「ネット依存」に陥ったのか?、その原因を究明し、脱「ネット依存」への的確な対処法を講じることの方が大切ではないかと思われる。
 
 

3 「ネット・ヒエラルキー」は「ボキャブラリーのヒエラルキー」

「国語力」が脆弱さは、「似たような子供たちが集まる」ことによって「考え方や価値観がどんどん狭まっていく」「ネット・ヒエラルキー」の形成につながることを指摘したが、

の「ネット・ヒエラルキー」は、「ボキャブラリーのヒエラルキー」であるとも言い換えられる。

 

学力の低い生徒は、例えばすべての現象を「ウザい」か「ウザくないか」の二元論?ですべてを処理してしまう。

逆に学力の高い生徒は、例えばある現象を5W1Hを用いながら、状況を的確なコトバで表現する術を身につけている。

5W1H=「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」

 

学力の高い生徒とそうではない生徒の間には「ボキャブラリー」の差があるのは確かであり、「ボキャブラリーのヒエラルキー」の中で、同階層の中での情報交換の「ボキャブラリー」がそのまま自身が身につけるボキャブラリーの限界となってしまうのは致し方ないことである。

 

つまり、ここにも「国語力」が脆弱さが露見しており、

よく耳にする「ボキャブラリーがないから読書が出来ない」「ボキャブラリーがないから国語が出来ない」「ボキャブラリーがないから作文が書けない」など、

「ボキャブラリーがないから……」の原因は、「国語力」が脆弱さ、それはつまり「スマホ依存」に原因があるのではないだろうか。

 

次回は……ネットの言語空間と「小説が読めない子供たち」

さらに、同著では、リアルで行われる対面コミュニケーション(顔と顔を突き合わせて話をする)際、

 

①感じる

 ↓

②相手の気持ちを想像する

 ↓

③言葉を整理する

 ↓

④発言する

という会話の流れが、ネットの言語空間ではそれが行われなくなっていることを指摘している。

 

この点はまさしく「小説が読めない子供たち」とつながってくるものでもある。

 

次回のコラムでは、本日の続きといたしまして、上記内容について考察していきたいと思います。

引き続きお付き合い頂きますと幸いです。

 

最後までありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。  

 

 

 

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文部科学省が2023年3月31日に公表した調査研究※では、大学入試全体での「一般入試」の割合は49.7%に対して、学校推薦型選抜31.0%、総合型選抜19.3%となっており、始めて一般入試よりも、学校推薦型・総合型(旧推薦入試・AO入試)の「選抜入試」の割合のほうが多くなりました。

 

 

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心の悩みを抱えた子どもたちへ ~私たちは動き出します!~ 

 

〇〇は「受験の失敗がもたらす無気力感」が生み出した流行語?

 

ここ数年、「不登校」や「不登校予備軍」の子どもたちの性質が変わってきているように感じられる。

それは、かつては「いじめ」など学校生活に問題が生じ、不登校になるケースが多いように見受けられたが、

近年それとは異なった理由での「不登校」や「引きこもり」、そしてその「予備軍」の子どもたちが増加しているように感じられてならない。

 

その理由が「受験の失敗がもたらす無気力感」と「スマホやゲームの依存」である。

 

主に「中学受験の失敗」が、意に反する(合格した)中学校への生活に馴染めず、無気力な学校生活を送ってしまっているために授業内容について行けず、すべてが無気力へと変わっていく。

 

また「中学受験」で洗脳された?学校への憧れを諦めきれず、自身の学校を卑下しながらも、学校の勉強について行けず、どんどん学校がイヤになってくる。

 

このようなケースがここ数年、顕著に見られるようになった。

 

そして、このような状況下「流行語」にもなっている言葉が……

 

「自己肯定感」

 

ではないだろうか?

 

小生はこの「自己肯定感」という言葉には懐疑的な立場であるが、精神医学の専門医でもなく、自身よく分かってはいない。

だから今、この「自己肯定感」いう言葉の内容をいろいろ文献などで調べている身である。

 

よって学問的な見解を申し上げることは出来ないが、

ただ、近年「受験の失敗がもたらす無気力感」の子どもの増加と、「自己肯定感」の流行に相関関係があるように思えてならないことは確かである。

 

 

 

「無気力感」と「スマホ依存」の相関関係

 

第1志望の学校に合格できる割合は、男子で「約4人に1人」、女子で「約3人に1人」と言われている。

 

逆を言えば、男子の「約4人に3人」、女子で「約3人に2人」は不合格を経験し、第1志望以外の中学校に進学せざるを得ない

 

その中で、新しい環境になじめる子どもたちも多くいるだろうし、また中学受験のリベンジを狙うべく勉強に勤しむ子どもたちも多くいるだろう。

 

しかし、近年「受験の失敗がもたらす無気力感」の子どもの増加が顕著に現れているようにみえてならない。

 

その責任問題は後日述べるとして、

この「無気力感」が、「不登校」や「引きこもり」、そしてその「予備軍」の原因にあるように思えてならない。

 

その「逃げ先」の多くが「スマホ」や「ゲーム」となっている。

 

「受験の失敗がもたらす無気力感」と「スマホやゲームの依存」、この両者にも相関関係があるように思える。

 

 

 

「スマホ」や「ゲーム」は何も解決してくれない

 

「逃げ先」はあってもいい。

 

しかし「スマホ」や「ゲーム」は何も解決はしてくれないであろう。

 

一度「日本」を飛び出して、逃げてしまってもいいのではないか!

 

小生は今カンボジアのシェムリアップという街にいる。

 

世界遺産「アンコール・ワット」で有名な街だ。

 

別に「アンコール・ワット」見学の旅行に来たわけではない。

 

カンボジア・シェムリアップ在住の日本人に会いに来たからだ。

 

彼はカンボジア・シェムリアップ在住9年目、現地で観光客からも人気のフルーツ・カフェ店を経営している。

そして彼は「日本に息苦しさを感じている子どもたち」に手を差し伸べようと行動しようとしている。

 

「日本に息苦しさを感じている子どもたち」が、異国カンボジアという国に来て感じることが多くあるであろう。

 

そんな子どもたちに彼は、

「まずはカンボジアに来てごらん。そしてまずは何もしなくてもいいよ。何かやりたくなったら何かやってみようね」

と言葉をかける。

 

そう、「日本の息苦しさ」から逃げる方法の1つとしてのプラットフォームを構築しようとしている。

 

そんな彼と直接話がしたく、今回カンボジア・シェムリアップを訪問した次第である。

 

どんなことが出来るのか?

もう少し詳細な内容は、後日のブログに記すこととしたい。

 

 

 

最後までありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。  

 

 

ご興味のある方は弊塾のホームページからお問い合わせくださいませ。

 

 

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