フィリピン航空 PR407はすべるように マニラ空港に着陸した。
機はゆっくりとターミナルの方に進む、<遅いなー 早くドアを開けてほしい>
Sさんにしてみれば、入国検査もターンテーブルの荷物も、すべてが 遅すぎるので
す。 Sさんは、写真のピーナが出口で待っているのではないかと思うと、
・・・もう、たまりません。
Sさんは 詐欺結婚屋を 押し出すようにして 急ぎ 出口を出ましたが我々を迎える
人はいませんでした。 詐欺結婚屋はSさんをタクシーに押し込みました。
ホテルに入り部屋にたどりついた時は、Sさんの眼は ぎらぎら と光り 血圧
も上がり 顔が赤く見えました。 おっさんはどこかに電話をしています。
すると、4人のフィリピン人が 入ってきました、中年のおばさん、眼のするどい
中年の男、20歳ぐらいの女の子。 詐欺結婚屋「Sさん、写真の子、一人は
あんたがモタモタしてる間に結婚してもうおれへんわ、あとの二人も あんたの
写真見て、嫌がってけえへんから この子らから選ばな しようがないで。」
ドーーーン Sさんは ひざが ガクンと くずれてソファにへたり込み、
目の前が真っ暗になったのでした。
アルバムに貼ってあった可愛いピーナの写真は、どこからか集めた
フィリピンアイドルの写真でした。
・・・・ つづく。
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