「応援よろしくお願いします」という表現 | のぼこの庵

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大河ドラマの史上最高傑作『独眼竜政宗』(1987⇒2014再放送)と近年の最高峰『平清盛』(2012)の感想です。
ついでに『江~姫たちの戦国~』(2011)、『八重の桜』(2013)、『軍師官兵衛』(2014)、『花燃ゆ』(2015)の感想も。
あとは爺放談?

だいぶ前にこのブログで、一流の(←ここ重要)スポーツ選手が使う「素直に嬉しい」という表現について愚考し駄弁を弄したことがあります。

⇒「素直に嬉しい」という表現

 

同じような話ですが、

一流のスポーツ選手がファンや観客などに対して「応援よろしくお願いします!」と呼びかけることがあります。

 

この表現も以前はなかったように思います。

 

プロアマ問わずスポーツ選手にとって、ファンからの「応援」というのは、金のかからない「声援」だけではなく、金銭的な支援(チケットやグッズの購入もその一部)を含めた幅広い旨味を持っているでしょう。

 

それがわかっているのに、否わかっているからこそ?、安直に「応援よろしくお願いします」という表現を使う性根の中には、

まるで、むかし角聖常陸山によって「力士」に格上げされる前の、つまりは男芸者と揶揄された頃の相撲取りの、安直な「ごっつぁん精神」にも似た一種の「さもしさ」が含まれているように感じます。

⇒大相撲古今ケタはずれ物語<偉人>「常陸山谷右衛門」

 

したがって、

「素直に嬉しい」と同様に「応援よろしくお願いします」も非常に幼稚な表現であり、一流のスポーツ選手が用いるべきではないと思います。

 

まあ、

言っておいて何ですが、我ながら狭量ですね。

せめて「ご声援よろしくお願いします!」なら許せるんでしょうが・・・