史実と脚色の間で | のぼこの庵

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大河ドラマの史上最高傑作『独眼竜政宗』(1987⇒2014再放送)と近年の最高峰『平清盛』(2012)の感想です。
ついでに『江~姫たちの戦国~』(2011)、『八重の桜』(2013)、『軍師官兵衛』(2014)、『花燃ゆ』(2015)の感想も。
あとは爺放談?

歴史に史実などない。
少なくとも「歴史を楽しむ」ためには、そう考えておいた方がいいと思います。

逆に「歴史を学ぶ」、「歴史に学ぶ」には、
史実はこうだと信じなければなりません。

でもそれはそれで、なかなか難しいことのようです。

大河ドラマはどちらかといえば「歴史を楽しむ」方が主ですから、
あまり史実にこだわっても興を削がれてよろしくないとは思いますが、

あとづけの脚色をいかにも史実のように喧伝する姿勢は
いかがなものかと思います。

※新島 襄(にいじま じょう 英字表記:Joseph Hardy Neesima、天保14年1月14日(1843年2月12日) - 明治23年(1890年)1月23日)は日本の宗教家、教育者。同志社英学校(後の同志社大学)を興した。福澤諭吉らとならび、明治六大教育家の1人に数えられている。大隈重信と親交があった。今日、同志社大学と早稲田大学の間で学生交流(国内留学)制度があるのはそのためである。
 妻の八重とは互いに尊重し合い、夫婦仲がとても良かった。槇村正直に援助を求めに行った際、どんな女性と結婚したいかと聞かれ、「夫が東を向けと言ったら、3年も東を向いているような女性は嫌です」と答える[出典無効]。その際、槇村は自分の元に女学校の補助金を増やすよう度々直訴に訪れる女性、山本八重を紹介。その時は立ち消えになるが、後日八重の兄山本覚馬の家で偶然、井戸に腰をかけ裁縫をしている八重に目をと止め、その危なげな姿に心引かれる[出典無効]。八重は、その男勝りの性格で度々周囲と確執を生むが、襄はそれを優しく諌めながら見守っていた。アメリカの友人への手紙で「彼女は見た目は決して美しくはありません。ただ、生き方がハンサムなのです。私にはそれで十分です。」と綴っている[出典無効]。無類の甘党だった。妻の八重が学生のためにお菓子を作ったが襄が食べるのではないかと、鍵つきの棚に入れておいた。襄はその鍵をたくみに開錠し、中にあったお菓子をすべて食べてしまった[出典無効]。(Wikipediaより)

[上記で無効とされた出典] 歴史秘話ヒストリア「明治悪妻伝説 初代“ハンサムウーマン”新島八重の生涯」、NHK、2009年4月22日放送