私たちの微細なエネルギーを理解する
チャクラとは サンスクリット語で“車輪”という意味で
私たちの背骨の下部から第一、第二、、、と位置し
前後にラッパ（円錐型）のような形で存在し
回転しています
チャクラの数や色、位置については
いくつかの説がありますが
虹色の７色が定説となっています
レントゲン写真や 解剖では確認できませんが
意識の向上、人生を理解するための地図のようなものです
東洋医学の考え方には近いものがあり
私たちはエネルギーでできた存在であるという視点にたち
望めば誰もが 体験できるものです
チャクラの７色は 以下のように身体の部位を担当しています
第5チャクラ（スロート・チャクラ）
第５チャクラは喉を中心に
肩から首にかけての領域を担当しています
天と地という双方向からのエネルギーが出会う第４チャクラの
上にあたりますね
色はブルーです
ガイア
、地上に生まれた私たちは成長しながら
第１チャクラで生きることそのもの
第２チャクラで他者とつながること
第３チャクラで個人としての価値
にまつわるテーマを 発達させていきます
地に足
をつけることで受け取る大地のエネルギーは
天
、宇宙からのエネルギーと
ハート
(第４チャクラ
)で出会い
第５チャクラ、「表現」する段階へとエネルギーを与えます
喉ですから まず「話すこと」が代表的な活動となり
コミュニケーションが大きなテーマの１つです
どんな言葉を選び どのようなタイミングで
どんな風に語る人になっていくか
第５チャクラが とても重要になってくるのは
10代半ばから後半頃、という説があります
話すだけでなく 歌やダンス、
また芸術作品を通して何かを「表現すること」も
このチャクラが司る領域
知性、感性がより洗練されていく段階ですね
そして第５チャクラが軽やかに
健全に機能していると
自分と他者 自分と社会、世界とのつながりが
よりスムーズに 建設的なものとなり
ハートは喜び 自己価値が高まり
やがては 職業選択など 人生そのものへも
良い影響を与えてくれます
つまり 価値観や、未来を創造していくことにつながっていくんですね
精神的な面では
自信・真面目さ・責任感といった面の発達に関連するでしょう
スロート（喉）・チャクラが 本当に健康的に自由だと
コミュニケーションや自己表現が素敵で
創造性を通して 自分らしさを発揮し努力できる上に
“誠実さ” が加わると言われています
自分が表現するだけでなく
他者の真実にも関心を向け 聴く側にもなれる、
言葉を飾りすぎない、配慮以上の嘘を言わないなど
“信頼” をも築いていける質ですね
でも、人間も、社会そのものも複雑なこの世の中では
チャクラがそんな風に 健全に成長し続けるのは
なかなか難しいことだと思います
不登校のお子さんで
第５チャクラが弱まっている、全く動いていないことは多いです
そういう場合 本人の口からは
どうせムリ、ちゃんとやったって意味ない、面倒くさい、
どうせ自分なんて、、、 といった言葉が多く出ます
大人側からみると
素直に言われたことや みんなと同じことをすればいいのに、
と思える場面で それができない状況ですね
本人がただだらしないとか
ダメな子になってしまったとか そういうことではなくて
なんだか素直（従順）になれない、“真面目”になれない・・・
というエネルギーにしばれたような感じです
理由は いろいろで
もともと持っている個性が輝き出そうとしても
例えば 完璧主義だったり あるいはとても優しくて敏感だったり
そういうことが 対人関係や社会性に影響します
それから それまでのプロセスで傷付きがあると
癒されたくて 症状がサインとなって出ることもあります
例えば
へその緒が首に巻き付いていたなど
出産時外傷や乳幼児期のトラウマは第１チャクラに影響し
とにかく不安が強く 不安が大きな怒りとなって現れることもあります
就学前頃までのトラウマは 第２チャクラに影響し
対等で安全な対人関係の感覚がつかみづらく
繊細さゆえに 過度に依存してしまったり
逆に 過度に引っ込み思案な傾向につながることがあります
小学校前半の頃のトラウマは 第３チャクラに影響し
健全な自信、自己主張をしていく強さや智恵を獲得できない可能性があります
こども時代は 周りの大人からの働きかけや 勢い（支配？）で
何とか過ごせてきたとしても
中学・高校時代に入り いよいよ自立の道が見えてきたときに
傷付きや不安が大きいと 前へ進むことは大変なことです
過去のトラウマや 対人関係での葛藤は
多くの場合 潜在意識の中に眠っているので
本人にも本当の理由はわかりにくく
説明ができないことが よけいに事態をこじらせてしまい辛いですね
そして本人だけでなく
ご家族も（時には何世代も前から続く）
いろいろな傷付きや ストレスを抱えてしんどい状況、
ということも ままあります
ほんとうの気持ちを見つける、 向き合う
ほんとうのことを 語り合う（カタルシスが起きる）
そういう 繊細で重要なプロセスを受け止めるセラピーの場は
やはり 安全で 嘘がなく 中立であるべきですね
カウンセリング・マインドを表すカラーが 第４と第５なのは とても腑に落ちます
大事なことは
もともとの個性も 今まで言えなかった本心も
すべてそのまま “それでいい” って ひとまず
本人が 認めることじゃないかな、って思います
こんなこと、思っちゃいけない、 言っちゃいけない、
言ったって分かってもらえない・・・etc 一人相撲・・・
色々な理由で難しくなり 心の深いところで自分を否定しているので
形として学校に行けなくなり、 周囲から さらに
“それじゃダメだよ”と言われてしまう状況をつくりだしてしまう時があります
ダメかどうか、それを決める基準はどこに？
規範、ルール、理想とすべきもの・・・
そういう存在と、どう折り合いをつけていくか、というテーマが関連しています
人間関係では 第５チャクラのブルーは「権威」を表すため
祖父や父親、兄など年上の身内や
先生や上司など 目上の人（特に男性）、
さらにその先には社会制度そのものも 含まれることがあります
そういった対象と自分との関係、
自信ややる気、人生を切り開こうとする意欲、自尊心など
自分の中の権威を確立していくこと・・・
自分の外側と内側、両面でのブルーカラーがキーポイント
第５チャクラをケアすることは その上の
第６チャクラ（みけん） や
第７チャクラ（頭頂部）が司る
より直感的で 神聖な領域とつながっていくことを助けます
話す、書く、表現することの他に、歌うのも
活性化や浄化に役立つといわれています
ブルー系のスカーフやネックレスを付けるのは
手っ取り早い方法ですね
天然石ではサファイヤやアクアマリン、ソーダライト、ターコイズ、
アクアオーラなどの やはり青系のものが良いそうです
ほとんどの人にとって 大きな喜びにつながるのは
自分自身を含め大切な人々を、さらには世の中を
癒し、愛し、成長させることではないでしょうか？
テレビなどでは
信じられないような 恐ろしい、自己中心的な在り方をする
何かを見せつけられることがあり
そのことで深く傷付き、怖れ、絶望してしまいそうに度々なります
でも 自然災害後の現場など （ほとんど報道されませんが）
苦しみの中にあっても 多くの人が それでもまた顔を上げて
信じられる何かを見つけようとし
一人では難しくても 誰かの姿に勇気付けられ
助け合い 影響し合っているということがあると思います
ブルーは “天の意志” を表す色でもあります
穏やかな母性愛と 父性愛による保護の象徴、
広大な空と海の癒しのエネルギーにつながるスケールの大きな色
生存競争やエゴからの発想を超えて
神聖なる領域とつながり
プロセスを信頼すること
誠実で 穏やかなコミュニケーションを行うこと
そして どんな人生を創造するのか
第５チャクラは
そういったテーマを与え そして
丁寧に向き合うことによって
次の段階へと 導いてくれるのです
（なんだか真面目っぽ～い、雰囲気になってしまいましたね
この感じが、ブルーの特徴の１つです）
