電磁砲44です。
今回は用語解説です。令和5年第2種電気主任技術者試験二次試験の電力・管理第1問で出題されました。
サージタンクは急激な負荷変動、流入量の急増もしくは負荷の急遮断した場合、貯水池からつながる圧力導水管内では圧力変動により水撃作用が生じ、水管やそのほかの機器や設備を破壊させる危険性がある。これを防ぐために、圧力導水管末端(中間あたりの場合もある)に煙突状の圧力調整池を設ける、これがサージタンクです。
サージタンクは種類が多く、ここで詳しく解説することは避けますが、サージタンクを用いることで水撃作用を防ぐことができます。
水力発電所では、多量の水を使っているので水撃作用防止が最大の使命といえるでしょう。
水力発電所は火力発電所とは全く構造が異なるため、2種電験二次試験電力・管理第1問は得意不得意が出やすい問題になっています。特にこの問題では論述による出題となるため、その原理や仕組みをしっかり理解しておく必要があります。
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