ザ・エージェント | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『ザ・エージェント』

 

 

 

 

 

1996年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 キャメロン・クロウ

 

撮影 ヤヌス・カミンスキー

 

音楽 ダニー・ブラムソン

 

 

 

出演 トム・クルーズ/キューバ・グッデング・jr/レニー・ゼルウィガー/ケリー・プレストン/ジェリー・オコンネル/ジェイ・モーア/ボニー・ハント/レジーナ・キング/ジョナサン・リブニッキ/グレン・フライ/マーク・ペリントン/ジェレミー・スアレス/ルーシー・アレクシス・リュー

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

スーパー・スターを作る、それが彼の仕事

 

理想主義のスポーツ・エージェントが挫折のどん底で愛する人に出会い、本当に大切なものに気づく姿を描く、ハートフルなサクセスラブストーリー

 

製作・監督・脚本は「シングルス」のキャメロン・クロウ、主演は「ミッション:インポッシブル」のトム・クルーズと「エンパイアレコード」のレニー・ゼルウィガー

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

全米一のスポーツ・エージェント会社SMIの有能なエージェントのジェリー・マグワイアは、順風満帆な生活をしていたがクライアントのスポーツ選手が大ケガしたことでその息子に金の亡者と罵られる

 

 

そこで彼は高額な年棒と引き換えに選手とその家族やファンの思いを犠牲にしてきた自分と会社のやり方は正しいのかと疑問に思い、真夜中に提案書を一気に書き上げた

 

 

150部コピーをして表紙も付けてみんなに提出、それは初心に戻っての提案だったが同僚たちには絶賛されるも会社からはあっさりとクビを言い渡される

 

 

あれだけいたクライアントはジェリーの元を去り、同僚のボブに持っていかれ、会社を去る日に会社を立ち上げるので誰か付いてくる人はいるかと聞いたが、その呼びかけに応えたのはシングル・マザーのドロシーだけ

 

 

ジェリーのクライアントで残ったのは全盛期を過ぎたアメリカンフットボール選手のロッド・ティドウェルだけ、なんとか他にもクライアントを見付けようと必死

 

 

フィアンセのNFL広報担当のエブリーに負け犬にだけはなるなと尻を叩かれ、大学フットボールの花形選手のフランクをクライアントに獲得しようと父親のマットは息子のフランクの将来をジェリーに託すと言ってくれた

 

 

だがロッドを広告業界に売り込もうとしているうちに、マットはボブと契約を結んでしまう、ジェリーは裏切られた気分でエブリーに会うと口喧しく喋り、ジェリーは別れを告げるとエブリーは彼を殴り、負け犬と罵って去ってしまう

 

 

孤独になったジェリーを包んでくれたのはドロシー、息子のレイもジェリーに懐き、お互いを必要とする2人は食事の帰りにキスを交わし一夜を共にするのだが

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

どんな仕事をしていても疑問に思うことはあるもんです、それを会社に提案したことであっという間にクビとなります、アメリカって国はこんな感じなの?

 

アメリカのスポーツ界はこんなマネージメントやクライアントが年棒を釣り上げているのかがわかります、もちろんアメリカだけでなく世界中のスポーツ選手は巨額な金額が動いています

 

エージェントのジェリー・マグワイアを演じるのは「ミッション:インポッシブル」のトム・クルーズで、仕事も順調で綺麗な婚約者がいたのですが突然クビ、まさかですよね

 

 

会社を去るときに理想のエージェント会社を立ち上げると宣言し、一緒に付いて来てくれる者はいないかと聞くも誰もいません、会社を去ろうとするとドロシーが手を挙げるんです

 

ドロシーを演じるのはレニー・ゼルヴィガーで、シングル・マザーでジェリーの書いた提案書に感銘を受けて彼と一緒に独立をして彼に懸けます

 

 

しかし大勢いたクライアントは去り、残ったのは落ち目のアメフト選手のロッド・ティドウェルだけ、演じるのはキューバ・グッデング・Jr

 

 

「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のケリー・プレストン演じるジェリーの恋人のエブリーに殴られて罵られたその夜に、酔ったジェリーはドロシーにキスをして胸を触ってしまいます

 

 

はっとしたジェリーはボスなのにセクハラするなんてと言うのですが、ドロシーは立派なボスだしセクハラは訴えませんと、食事に行ってドロシーを送ったときに玄関でキス、肩や首にもキスをしてドロシーの家に入り、一夜を過ごします

 

 

ジェリーとの交際を反対する姉のローレルを演じるのは「ジュマンジ」のボビー・ハントで、ロッドの妻のマーシーを演じるのはレジーナ・キング

 

大学フットボールの鳴り物入りのフランクを演じるのは「スタンド・バイ・ミー」のジェリー・オコンネルで、その彼をジェリーから横取りしたボブを演じるのはジェイ・モーア

 

しかしお金のないジェリーはドロシーを雇うことができなくなります、そこでジェリーはドロシーにプロポーズ、そうすれば税金や保険なんかは節約できます、それでもドロシーはジェリーの荷物にはなりたくないと

 

 

それにロッドは安い契約金を提示されるのです、マーシーは妊娠中で赤ちゃんが生まれます、試合ではファインプレーを見せるも意識を失ってしまいます、目を覚まして拍手喝采を受けるんです

 

 

その後にはロッドはマーシーに愛していると、この夫婦愛に心打たれてジェリーはドロシーに再びプロポーズ、グッと沁みるシーンでした、そしてジェリーとロッドの関係も素敵でした

 

 

そしてロッドはテレビ番組で1000万ドルを超える契約金を提示されて涙を流して喜びます、そしてジェリーの名を出してエージェントであり友だと、仕事を越えての友情に感動です

 

 

 

 

 

挫折が彼に与えたのは、信頼・友情そして本当の愛 それが『ザ・エージェント』です。

 

 

 

 

 

監督は「初体験リッジモント・ハイ」の脚本家のキャメロン・クロウで上手く料理しましたね。