『恋しくて』
1987年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 ハワード・ドゥイッチ
脚本 ジョン・ヒューズ
撮影 ジョン・キーサー
音楽 スティーブン・ハギュー/ジョン・ミューサー
出演 エリック・ストルツ/メアリー・スチュアート・マスターソン/リー・トンプソン/クレイグ・シェイファー/ジョン・アシュトン/イライアス・コティーズ/モリー・ヘイガン/マディ・コーマン
《解説》
つたえたい、この熱い想い
恋する想いを彼につたえられない高校生の女の子の青春を描く、1980年に数々の青春映画を手掛けたジョン・ヒューズが製作と脚本を務め、三角関係を瑞々しく綴るラブ・ロマンス
監督は「プリティ・イン・ピンク」のハワード・ドゥイッチで、主人公に片想いする男勝りのいじらしいヒロインをメアリー・スチュアート・マスターソンが好演
《物語》
ドラマーで短髪で男言葉を使っている女子高生のワッツは、幼なじみのキースに想いを寄せている、ごく普通の高校生のキースの意中の人はアマンダ
アマンダはこの学園のアイドル的な女子高生で、アマンダの彼氏は金持ちを鼻にかけるドラ息子のハーディで、彼はアマンダという恋人がいながら他の女の子にもちょっかいを出すプレイボーイ
彼女に夢中なキースはどうやったらアマンダが手に入るかをワッツに相談、ワッツはハーディにキースが勝てるわけがないと笑って返される
ある日、アマンダがハーディと体育の授業をサボってペナルティとして一週間の早朝授業を言われる、それを知ったキースはわざと問題を起こして一週間の早朝授業を言い渡される
アマンダと会えると期待して早朝授業が行われる教室に入ると、そこにはハーディと仲の悪いスキンヘッドのダンカンとその仲間ばかりでアマンダは女子一人ということで男性教師にペナルティは免除されていた
ハーディが他の女の子に手を出しているところを目撃したアマンダはその場で口論となり、たまたまそこにいたキースは彼女をデートに誘うとハーディに見せ付けるようにOKと
それは学園中に噂が広がり、早朝授業ではダンカンにハーディから女を奪う奴は仲間だと不良たちとも仲良くなった、噂は妹も知ることになり鼻が高い
しかしアマンダを取られたハーディは面白くなくキースをパーティに誘ってそこでみんなで袋叩きにする計画だ、それを聞いてしまった妹はそれをキースに話すがキースはパーティに行くことに
そしてパーティ当日、ワッツと一緒に選んだアマンダへのプレゼントのイヤリングを持ち、ワッツを運転手に豪華な車で迎えに行き、パーティへと向かう
《感想》
高校生のキースは画家を目指してガソリンスタンドでバイト中の奥手で物静かで、自分ではクラスのはみ出し者だと、そんな彼は学園のマドンナのアマンダに密かに恋していた
キースを演じるのは「初体験リッジモント・ハイ」のエリック・ストルツで、目立たない存在ですが一念発起してアマンダを誘うのです
おいらも高校生くらいのときに観たのですが当時はそこまで思うことはなかったのですが今観ると何かいろいろと良かったです、おいらもそれなりに年を取ったのね
学園のマドンナのアマンダを演じるのは当時売れっ子だった「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のリー・トンプソンで、美人と評判なんですが自分は男の子が飾りで連れて歩くタイプと自認しているんです
おいらとしてはリー・トンプソンってそこまで美人とは思えないのですが、やっぱ当時は若手の中でも筆頭株だったんでしょうね、ヒロインとして最高ですけどヒロインかは疑問です
キースの友達で実はキースに想いを寄せるワッツを演じるのはメアリー・スチュアート・マスターソンで、性格は男勝りで下着もトランクスなんです
学園でシャワーを浴びると自身の体形にコンプレックスを抱いていて、アマンダを横目に見て胸の小ささを気にしたりするんです、アマンダは脚も綺麗で胸もあって自信喪失するんです
アマンダの恋人のハーディを演じるのはクレイグ・シェイファーで、裕福でハンサムで学園でもカースト最上位なんです、自己中心的な性格でアマンダに隠れて他の女の子に手を出してるんです
学園の不良生徒のスキンヘッドのダンカンを演じるのはイライアス・コティーズで、早朝授業でアマンダを誘ったキースを仲間と認めるんです、まあ男はみんなハーディが嫌いですからね
ハーディとアマンダがケンカしているところでキースに誘われて勢いでOKしてしまったアマンダはその後に悩んでしまいます、しかしそれもあってアマンダは仲間らに無視されたりね
キースがアマンダとデートするために大学のために貯めていた貯金を全部引き出します、それが父親のクリスにバレて怒られるんですが、アマンダとのデートに使うと説得するんです、もちろんそれは無謀なのですがクリスも男なのかキースを尊重します、演じるのは「ビバリーヒルズ・コップ」のジョン・アシュトン
まあクリスは大学には行ってなくてタイヤのセールスマンをしていることに少なからずコンプレックスがあるようで息子には大学に行ってほしいようです、でもキースは大学よりも画家になりたいんです
デート当日には高級レストランで食事のあとにダンカンらの協力で閉館後の美術館を貸し切りにしてもらって絵画を見て、そこにキースの描いたアマンダの絵を飾ってあるんです、これにはアマンダも感動
こうして書いているとワッツは蚊帳の外みたいですけどキースが好きで、キスの練習相手になったりするんです、これはどういう感覚なのか?、それにデート用に高級車をレンタルしてその運転手もするんです、何もかもキースのために動くんです、いじらしい、それでもラストは
青春映画の巨匠ジョン・ヒューズの製作・脚本で描く、瑞々しく切ない名作ラブ・ロマンス それが『恋しくて』です。
監督はハワード・ドゥイッチで、1989年にリー・トンプソンと結婚しています、さすがです。




















