グリード | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『ザ・グリード』

 

 

 

 

 

1998年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 スティーブン・ソマーズ

 

撮影 ハワード・アサートン

 

音楽 ジェリー・ゴールドスミス

 

 

 

出演 トリート・ウィリアムズ/ファムケ・ヤンセン/アンソニー・ヒールド/ケヴィン・J・オコナー/ウェス・ステュディ/デリック・オコナー/ジェイソン・フレミング/クリフ・カーティス/クリフトン・パウエル/トレヴァー・ゴダード/ジャイモン・フンスー/ウナ・デーモン/クリント・カーティス

 

 

 

 

 

《解説》

 

90分で3000人、喰って、喰って、喰いまくれ!

 

海に浮かぶ豪華客船を舞台に、未知の巨大モンスターが大暴れするSFパニック、監督・脚本は「ハックフィンの冒険」のスティーブン・ソマーズ、名VFX攻防のILMや名手ロブ・ボッティンといった一流スタッフに支えられている

 

素早く動く触手を持ち、狙った人間を逃さない恐るべきモンスター、一瞬たりとも油断できないサスペンスとノンストップアクションが全編で展開し、ラストまで目が離せない

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

南シナ海の海底には海の山脈が連なりエベレストを飲み込む程の深い谷がある、その暗黒の谷は今もなお未知の世界だ、何世紀もの間、数えきれないほどの船が暗黒の谷へ吸い込まれるように消えた、なぜ忽然と消えたか今でも謎のままである

 

密輸船サイパン号の船長のフィネガンは傭兵たちを地図にない島まで送り届ける仕事を請け負っていた、貨物室には魚雷が積まれている

 

 

処女航海中の豪華客船アルゴノーティカ号は3000人の乗客を乗せてパーティの真っ最中、スリのトリリアンは船長のIDを盗み、金庫室までたどり着くが船長らに捕まり、食糧庫に監禁される

 

 

突然に客船は海底から何物かに衝突され、強い衝撃でパーティ会場はパニック状態となり、逃げ惑う乗客たちで船上は修羅場と化した

 

 

豪雨の中、フィネガンは傭兵たちとトラブルしながらも目的地まで向かっていたが、モーターボートと衝突し、エンジンが停止し船に穴が開いてしまった

 

 

船が沈む前にアルゴノーティカ号を発見して燃料と修理用工具を借りようと乗船するが、船内には不気味なほど誰もいない、3000人の乗客はどこにいったのか?

 

 

二手に分かれて船内を捜索、そこで食糧庫から脱出したトリリアンと遭遇、傭兵たちは金庫室に行くがそこにはオーナーのキャントンと船長、2人は怪物が出たと

 

 

実はキャントンはアルゴノーティカ号に巨額な費用が掛かり過ぎて破産寸前、そこで傭兵たちに金庫を襲わせてしかもアルゴノーティカ号を魚雷で沈めて保険金をいただく計画だったのだ

 

 

しかし怪物が現れて計画は狂ってしまった、怪物は何本もの枝分かれした触手で乗船3000人を餌にした、船体を壊しながら1人また1人と餌食にしていく

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

この時期は深海物が流行っていたようで、他にも数本同じような展開の作品がありました、やっぱその流行りってあるようですね、深海の怪物のデザインって興味津々です

 

 

怪物はカンブリア紀み生息していた肉食性のワームだと、水深12000メートルでは鉛筆くらいの大きさだが6000メートルではサメを喰う大きさと説明されます

 

 

動物を飲み込んで体液を吸い取って骨は吐き出す、アルゴノーティカ号の地下は人骨だらけでした、まさに地獄絵図ですねあれは、臭いも酷そうです

 

 

傭兵たちを送り届ける密輸屋のジョン・フィネガンを演じるのは「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」のトリート・ウィリアムズ、元々はハリソン・フォードにオファーしていたそうです

 

 

サイパン号の女性乗組員のレイラを演じるのは「トゥルーマン・ショー」のウナ・デーモンで、韓国系でパントゥーチの恋人です、サイパン号に残っていたのですが怪物に捕食されてしまいます

 

 

パントゥーチを演じるのは「薔薇の素顔」のケヴィン・J・オコナーで、手癖が悪く傭兵たちの荷物を物色してリンチされてしまいます、終盤でも死んだと思わせといて生きているキャラです

 

傭兵グループのリーダーのハノーバーを演じるのはウェス・ステュディで、ネイティブアメリカンのチェロキー族だそうです、冷酷な悪なのですが、銃をフィネガンに渡したりと生きるためには柔軟な性格です、最後は生きたまま飲み込まれます

 

アルゴノーティカ号のオーナーのサイモン・キャントンを演じるのは「羊たちの沈黙」のアンソニー・ヒールドで、全財産を投じて夢である豪華客船を手に入れるも破産寸前で保険金目当てでハノーバーと手を組みます

 

スリのトリリアンを演じるのはファムケ・ヤンセンで、逮捕歴6回、4か国から国際指名手配を受けています、登場は赤いドレスだったのですが、途中で白のタンクトップという定番の衣装となります

 

 

ファムケ・ヤンセンの演じるトリリアン役は当初はクレア・フォーラニが撮影開始直後にスティーブン・ソマーズ監督とトラブルとなって降板、主人公とヒロインそれぞれが後任となったそうです

 

 

トリリアンがフィネガンに出会ったときには、助けてくれたら何でもあげると言うんです、するとフィネガンはビールをとウィットに飛んだ会話をするんです、それでもトリリアンがフィネガンを助けてチャラになります

 

 

スピード感もあって展開もテンポ良くて、しかも出てくるキャラはほとんどが悪人です、その悪人たちが手を組んだり裏切ったりでそこも面白いです

 

 

 

 

 

 

いま絶望の悲鳴が食欲をそそる! それが『グリード』です。

 

 

 

 

 

深海の未知の生物ってのが現実味あります、深海はまだまだ未開発な場所だらけですもんね。