『おっぱいとお月さま』
1994年 スペイン・フランス
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 ビガス・ルナ
脚本 クーカ・カナルス
撮影 ホセ・ルイス・アルカイネ
音楽 ニコラ・ピオヴィーニ
出演 マチルダ・メイ/ジェラール・ダーモン/ピエル・ドゥーラン/ミゲル・ポベタ/アベル・フォルク/ラウラ・マニャー/ヘニス・サーンチェス/ハビエル・マッセ
《解説》
おっぱいの愛、いっぱいの夢
豊かなおっぱいに恋した少年の成長を、ポエティックかつファンタスティックに描いた愛の物語、フェデリコ・フェリーニ作品にオマージュを捧げたかのような作風と、おおらかなエロティシズムが印象的
監督は「ハモンハモン」「ゴールデン・ボールズ」で知られるスペイン映画界の俊英ビガス・ルナで、前2作と共にイベリアのポートレート3部作を成す
《物語》
9歳の少年テテに弟が生まれた、赤ん坊はみんな気持ち悪いけど弟は特別醜かった、まるで泣き虫怪物だ、テテは牛乳を飲まされるのに弟はママのお乳、大好きなママのミルクを1人じめする弟におっぱいを奪われた思いのテテ
毎夜パパはママにミルクを入れる、それはママが頼むから、何もかも弟のせいだ、パパのミルクはママに、ママのミルクは弟に、テテは僕だけのおっぱいを送ってほしいと月に願いをかけた
その願いはすぐに叶った、海辺の小屋でショーをするためにパリから夫のモーリスとやってきた踊り子のエストレリータのおっぱいにテテは虜となった
テテは小屋にこっそりと忍び込みエストレリータのおっぱいを盗み見た、エストレリータのおっぱいはママのおっぱいより綺麗だった
彼女の泊まるトレーラーのキャンプ場で電気工をしている青年ミゲルもエストレリータに恋をし、彼女を口説き愛の歌を歌い、その歌声に彼女も心惹かれた、テテも負けじと宝物のカエルをプレゼント
エストレリータはモーリスを愛していたが肉体的には満足できずモーリスはコンプレックスとなっていた、そんなある日ミゲルの友人スタローンがバイク事故で死んでしまう、ミゲルは悲しみ彼の葬儀では歌を精一杯歌った
ミゲルの涙に心を動かされたエストレリータはミゲルに同情しモーリスの留守中に関係を持ってしまい、それを知ったモーリスは自分の代わりにエストレリータを満たしてやることに複雑な心境だった
しかしモーリスはバイクでどこかに行ってしまう、モーリスを愛しているがいけないと思っているものの再びミゲルと関係を持ってしまうエストレリータ
帰ってきたモーリスはエストレリータと仲直り、その夜にモーリスはエストレリータのためだけにショーを開き、翌朝にテテとミゲルが訪れるとトレーラーは消えていた
祭りの日に人間タワーで頂上に立つ栄誉を担うテテはバルコニーにエストレリータの幻を見て頂点を極めた
《感想》
そりゃマチルダ・メイのおっぱい目当てに観ましたよ、とにかく「スペースバンパイア」でほとんど全裸の彼女にハートを鷲掴みされました(笑)
マチルダ・メイは撮影中は妊娠中でおっぱいの形と色がどんどん変わってスタッフが慌てたらしいです、そんな時によく引き受けたね
スペインの官能映画の名匠ビガス・ルナがおっぱいが好きな少年の成長をファンタスティックに描いています、「ハモンハモン」なんかは直接的な官能描写でしたが本作は少ないかも
おいらがこんな少年の時はそんなにおっぱいに興味があったとは思えないのですがやっぱヨーロッパの少年はオマセですね、プリンをプルプルってね
それに妄想も凄くてまるで大人の妄想でもあります、お店で買い物をするエストレリータがおっぱい出してテテに見せ付けたりね、それと母乳を飲むなんてマニアな世界(笑)
テテ役のピエル・ドゥラーン坊やはラテン系らしくどんぐり眼で可愛らしいです、こんな可愛い男の子なら女性はおっぱいを触らせてくれるんじゃないかな?
でもほとんどの男はおっぱいが好きですよね、子供の頃はエロい目線ってわけじゃなくて自分とは違うところに興味が湧くのでしょうね、それがだんだんと性の目覚めに変わるのかも
本作ではテテ少年がお祭りで人間タワーの頂点に立つことで大人の階段を登るのです、ただセックスをするだけが大人の階段ではありません
テテの友人のミゲルは情熱的な歌声でエストレリータの心を掴みます、愛する夫がいても好きだと口説いてくれる男がいてくれたら嬉しいものでしょうね
その時のエストレリータの表情はすごく官能的で男に心を刺激されたような表情でこの先のミゲルとの情事を予感させます
ミゲルとしては成熟した大人の巨乳美女とセックスがしたかっただけではなく本当に愛してしまったんです、エストレリータもミゲルの想いの強さをセックスで感じます
夫のモーリスはエストレリータを肉体的に満足させることが出来ずにED気味でエクスタシーに導かれるエストレリータを見て怒りより、むしろ違う感情が出てしまったんでしょうね、愛って難しいです
「ハモンハモン」で世界的なヒットを飛ばしたビガス・ルナ監督が描く、おっぱいに恋した少年の物語 それが『おっぱいとお月さま』です。
この手の作品を堂々と作る姿勢はやはりヨーロッパの性のオープンなところでしょうね。
更に過激な裏:続237号室の『おっぱいとお月さま』のレビューはこちらです。
























