女囚701号 さそり | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『女囚701号 さそり』

 

 

 

 

 

1972年 日本

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 伊藤俊也

 

原作 篠原とおる

 

脚本 神波史男/松田寛夫

 

撮影 仲沢半次郎

 

音楽 菊池俊輔

 

 

 

出演 梶芽衣子/扇ひろ子/渡辺やよい/横山リエ/三原葉子/根岸明美/小林千枝/国景子/谷本由美子/城恵美/渡辺文雄/室田日出男/堀田真二/沼田曜一/伊達三郎/夏八木勲

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

同性愛・虐待・集団リンチ、人間の限界を超えた過酷な女子刑務所の中、さそりは復讐という執念だけで生き残る!

 

藤原とおるの人気コミックス「さそり」の映画化、主演・梶芽衣子と伊藤俊也監督のコンビで一大ブームを巻き起こした“さそり”シリーズ第1弾

 

女の憎しみと体臭がむせかえる女子刑務所を舞台に、恋人の裏切りに対し復讐の怨念を異常に燃やし続ける主人公を中心に、極限に追い詰められた女囚たちの生態を描く

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

とある女子刑務所で鳴り響くサイレン、松島ナミと木田由紀子の女囚2人が脱走、刑務所長の郷田らの追跡で脱走は失敗に終わり、捕らえられた2人は手足を縛られたまま懲罰房へと入れられた

 

 

3年前、ナミは幸せで平凡な女だった、一人の男を必死で愛していた、その男は杉見と言い、麻薬取締りの刑事、おとり捜査として杉見に梅津組が経営するナイトクラブに潜入させられていたナミ

 

しかしナミは警察の回し者だとバレてヤクザたちに集団でレイプされてしまう、その時に杉見が乗り込んできて麻薬所持と婦女暴行の現行犯で逮捕すると親分の梅津に取り入って金をもらってもみ消した

 

 

愛していた杉見に利用されていたと知ったナミは、警察署の前で杉見にナイフで襲い掛かるのだが、警察官らに取り押さえられて女子刑務所に送り込まれた

 

 

復讐に燃えるナミは刑務所内でも異質の存在で皆から反感を買っていたが、ただ口の不自由な由紀子だけがナミを慕っていた、新入りの進藤梨恵も他の女囚と肌が合わなかった

 

杉見と梅津は自分たちの秘密を知っているナミを始末しようと考え、杉見が逮捕した現在は模範囚の片桐らの班長グループに殺させることにする

 

 

ある日、梨恵は班長グループと対立し、片桐らの企みで無実の罪を着せられようとするがナミが機転を利かして班長グループの政木に罪を被せた

 

逆上した政木はナミに襲い掛かるがドアのガラスで額を切り、ガラスの破片でナミを刺そうとするも止めに入った郷田の目を突き刺してしまった

 

 

これによって郷田は女囚全員に空き地の土を掘っては埋めるを繰り返す強制労働を命じ、長時間に渡る強制労働に女囚たちの不満が爆発して暴動が起こり、看守を襲って銃を奪う

 

 

片桐は奪った銃でナミを狙うがそれに気付いた由紀子がナミを庇って撃たれて死んでしまう、女囚たちは倉庫に看守を人質に取って立てこもる、そこで片桐がナミを殺そうとするが梨恵に助けられ、片桐を脅すと杉見の命令だと自白

 

看守たちが差し入れと偽ってなだれ込むがナミは撒いた灯油に火を点けて火事を起こし、大混乱の中で脱走に成功、ナミは全身黒の衣装に身を包み、恨みを持つ男たちを始末していく

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

オープニングから女子刑務所からの脱獄で、刑務官たちは銃を持って追い掛けてくるんです、しかも警察犬を放してなかなか危険な展開です

 

もちろん捕らえられるのですが、そこからタイトルが出て始まるのです、女囚たちは裸で階段を上って木を跨いでまた階段を降りて行くんです

 

 

下から刑務官たちが見ているんです、女囚たちがアソコに何かを隠してないか検査しているんです、なんちゅう調べ方なんだろうと、セクハラもセクハラで、人権侵害ですよね

 

脱獄を企てたナミと由紀子は懲罰房へ、そこでは手足を縛られたまま刑務官らにボコボコにされて食事を運んできた女囚には食べ物をぶっ掛けられたりとメチャクチャにされます

 

 

松島ナミを演じるのは梶芽衣子で、まったくクールな美貌で笑うことがない氷のような美しさでした、それにちょっと怖い雰囲気も持っていてゾクゾクしますよ

 

 

杉見次雄を演じるのが夏八木勲で、この男は警視庁の刑事でナミの恋人なんですが、なかなか狡猾で利用できるものはなんでも利用する悪どい奴なんです

 

 

麻薬取締りでヤクザ数人を逮捕する手柄を立てるのですが、これはヤクザ数人に婦女暴行で捕まえるためにナミを潜入させて、しかも警察の回し者だとバレてレイプされてしまうんです

 

それも数人で輪わされて、しかもこのシーンのアングルが画期的で床の下から撮ってるんです、押さえ付けられて代わる代わる奪われてしまうナミ

 

 

全ては杉見の策略だったと知ったナミは警察署の前で下着姿でナイフで切り付けるのですが、警察官に取り押さえられるんです、これで女子刑務所に送られるのですがナミの復讐の炎は燃え滾るんです

 

由紀子を演じるの渡辺やよいで、ナミと一緒に脱獄を図るも失敗、途中で生理になってしまい、ナミは獄中では止まっていたが外に出たから女に戻ったみたいなことを言います

 

 

ナミの味方である梨恵を演じるのは扇ひろ子で、ナミと同じように一匹狼のような存在で、班長グループを恐れることなく張り合ってしまいます

 

 

班長グループのリーダーの片桐を演じるのは横山リエで、過去に薬物の運び屋をしていて杉見に捕まり、仮釈放を餌にナミを殺せと命令されるんです

 

 

ナミが2度目の独房で同じ房に入っていた新人女囚の鬼頭を演じるのが片山由美子で、実は看守なのですがナミから情報を聞き出そうと送り込まれたのですが、ナミに快楽を与えられて腑抜けになってしまいます

 

火事の混乱の中で脱獄に成功したナミはここから復讐を開始、ナミをレイプした男たち、親分の梅津、そして杉見を狙います、そしてその後は

 

 

 

 

 

 

さそり、跳梁!毒牙が権力の犬だもの胸を突く! それが『女囚701号 さそり』です。

 

 

 

 

 

やっぱ梶芽衣子の存在感がモノを言う作品ですね、怨み節も良いもんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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