『フローズン』
2010年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 アダム・グリーン
撮影 ウィル・バラット
音楽 アンディ・ガーフィールド
出演 エマ・ベル/ショーン・アシュモア/ケヴィン・ゼガーズ/エド・アッカーマン/ライリア・ヴァンダービルト/アダム・ジョンソン/ケイン・ホッダー
《解説》
もうスキー場には行けない
地上15メートルの極寒のリフトに取り残されるというシンプルな設定ながら、雪原に集まる狼の群れや、素手で手すりをつかんでの凍傷など、思わず身震いしてしまうシーンが満載
「HATCHET/ハチェット」で評価された新鋭監督アダム・グリーンが、痛覚を刺激するノンストップの演出で恐怖を倍増させる、製作は「ソウ」シリーズのピーター・ブロック
《物語》
週末だけ営業しているホリストン山のスキー場にダンとジョーとパーカーの3人の男女が遊びに来た、リフト代をケチった3人はリフト係に直接交渉
ダンの彼女のパーカーが笑顔でしかもウェアの胸元を開いて係員と値段交渉、その結果、チケットを買うより安くリフトに乗ることができた
ダンにパーカーという彼女ができて最近付き合いが悪いダンに対して愚痴を言い、パーカーに対しても女は厄介だと良く思ってはいない
初心者コースでパーカーが転ぶのを見てるだけじゃつまらない、帰る前に上級者コースに行こうとジョーが提案、最後の滑りを楽しもうとリフト乗り場に行くが吹雪になるからと断られるが1回だけと何とかリフトに乗せてもらった
しかし3人が乗り込んだリフトが突然山上への途中で停止、リフト乗り場では係員が交代し、勘違いから運転を終わらせてしまったのだ
氷点下20度、地上15メートルのリフトの上に置き去りにされてしまった、最初は一番悲惨な死に方は?サメに食べられるのが残酷だ、焼け死ぬのが最悪なんて話しをしていた
しかし天候は悪くなりリフトは揺れ、過去に25分待たされたことがあると言うが、照明が消えて状況は最悪となりいよいよ本当に危険だと感じ始めた
大声で助けを求めても大自然の中では誰にも聞こえない、スキーの営業は金曜日から日曜日までで次は一週間後、吹雪の中で凍えそうになる
我慢できなくなったダンが地上へ決死のダイブをするが、凍った雪の上ではコンクリートと同じでダンは両足を開放骨折、動けなくなったダンに狼の群れが襲い掛かる
ジョーとパーカーはダンを死なせてしまった罪を擦り付け合い、恐怖と悲しみと絶望の中、次の日の朝を迎えるのだが
《感想》
映画の中では恐ろしい物っていっぱいありますよね、ゾンビだったりバンパイアだったりモンスターだったり、あるいは人間だったり
でもおいらは映画の中に限っては本作のような忘れられてしまう展開が本当に怖いんです、本作では雪山のしかもリフトの上というかなり限定された場所です
おいらはウィンタースポーツはしないのでスキーとかスノーボードの楽しさはわからないのですが、好きな人は雪が積もっている間はずっと滑っていたいのでしょうね
監督のアダム・グリーンは天気予報の背景に流れていた誰もいないスキー場の映像を見て思いついたそうです、リフトに3人だけなら簡単だろうと思ったのですが撮影は想像以上に困難だったそうです
ダンとジョーは子供の頃からの友達でいつも一緒に遊んでいるんです、そんなダンに恋人が出来てジョーは最近は付き合いが悪いと嘆いています
ダンを演じるのは「ドーン・オブ・ザ・デッド」のケヴィン・ゼガーズでジョーと出掛ける予定でしたがパーカーも一緒に雪山にやって来たんです
ジョーを演じるのは「X-MEN」シリーズのショーン・アシュモアで、パーカーが一緒に雪山に来たことで、自分は存分に滑ることが出来ずにイライラが募ります
それで夜にジョーはダンに最後に初心者向けのコースではなく上級者向けのコースで滑って帰りたいと相談、それにパーカーは男同士で行って来たらと言うものの一緒に行く事に
しかし吹雪でリフトは中止と言われるのですが、パーカーが笑顔で頼んでリフトに乗ることができます、まあこれが運命の分かれ道だったんですね
係員は来週のシフトをボスが聞いてると言われて来週は休むので慌ててボスに言いに行くんです、代わった係員に後3人降りてくると言うのですが、別の男3人が滑ってきてリフトを停めてしまいます
夜になって除雪車が来るものの3人には気付かずに去ってしまいます、ダンが飛び降りることを決意して飛び降りるのですが、下に付くと足がグシャと変な方向に曲がって骨が飛び出すんです、そこに狼が現れてもう絶望です
狼に食べられるダンを見せないにジョーはパーカーを抱きしめます、下ではダンの断末魔、こんな地獄のような状況のパーカーを演じるのはエマ・ベル
ダンが飛び降りたのをなぜ止めなかったのかとパーカーはジョーを責め、あげくに「あなたが…」と言いかけます、ジョーは俺が飛び降りればよかったのかと激怒、こんな状況下では正常な判断もできないでしょうね
シーンの変わらないシチュエーションなので画を持たせてるのはすごいです、まさかこういう事故が実際に起こるわけはないと思いますが、忘れられてしまう状況は起こらないでほしいですね
真冬のスキー場でリフトに残された3人の男女、彼らは無事に生還できるのか? それが『フローズン』です。
監督のアダム・グリーンは高所恐怖症だそうです、そりゃ怖いでしょうね。


















