『リミット・オブ・スリーピングビューティ』
2017年 日本
《スタッフ&キャスト》
監督・原案・脚本 二宮健
撮影 相馬大輔
音楽 原田智英
出演 桜井ユキ/古畑新之/佐々木一平/新川將人/阿部純子/信太昌之/木村智貴/川面千晶/飛麿/武藤心平/松若俐歩/小篠恵奈/重松隆志/岩崎未来/成田凌/山谷初男/満島真之介/高橋一生
《解説》
オリアアキ29歳、それでも世界は、素晴らしい
新鋭・二宮健監督が、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015で審査員特別賞を受賞したインディーズ作品「眠れる美女の限界」を、商業映画デビュー作としてセルフリメイク
主人公オリアアキを演じるのは、鬼才監督の作品に立て続けに出演し、今後の待機作も控えるなか、今、最も勢いのある女優のひとりとして注目されている桜井ユキ、オリアアキの恋人・カイトを演じるのは、女性たちの熱い視線を集める高橋一生
《物語》
女優を夢見て上京してきたオリアアキは東京という大都会に圧倒されて気付くと裏通りに入り、そこでふと洒落たバーに立ち寄りオレンジジュースを注文
するとそこでポラロイドカメラを持って現れた写真家のカイトと知り合う、泊まる当てのないアキにカイトは自分がオーナーを務めるサーカス団のオーロラに泊まるように誘う
それから10年、アキはカイトの年になった、30歳を目前にアキは限界を迎えていた、10年も住めばこの町はまともな人間の住む場所ではないと気付く、かと言って他に帰る場所もない
目覚めるたびにカイトと愛し合った時間よりカイトからの愛を失った時間の方が何倍も長くなっている、アキは仕事への情熱も生きる目標もない、あんなに女優になりたかったはずなのにアキの仕事は10年以上もマジシャンの助手をしている
こんなはずじゃなかったのに、いつの間にか何を浮かれていたんだろうと思っている、もはや恐怖にも感じない、その時、アキは限界を迎えていた、それでもやっぱり頭をよぎるのはこんなはずじゃなかったという後悔と恐怖
逃げて逃げて封じ込めた感情はぎりぎりで洪水のように放出して蝕むように痛めつける、私の名前はオリアアキ29歳、生きるべきか死ぬべきかそれが問題だ
ステージの上でマジシャンの催眠術にかかる演技をしているうちに過去の疑問と屈折ばかりが駆け巡る、アキが生きる現実と叶えられなかった妄想が入り乱れ、アキの人生再生が始まる
《感想》
はっきり言って、映像をお洒落にスタイリッシュにしすぎたせいか内容が入ってこなかった、まるでPVのように目まぐるしく映像が入れ代わり、現実なのか過去なのか妄想なのかピンときません
主人公のオリアアキを演じるのが「過激派オペラ」の桜井ユキで本作で派手なセックスシーンとキュートなヌードを披露しています、初主演作品ってことで気合い入ってます
最初にいきなり仮面を被った女性たちが半裸で踊り、酒とドラッグに溺れて快楽を貪るようなシーンで、この先どんなエロいシーンの連続だろうかとかなり期待してしまいましたよ
アキも仮面を付けて酒を飲んで踊るのでこのまま乱交のようなパーティに突入するんじゃないか?映画が始まってすぐにこれで主人公がいきなりでポルノなの?って(笑)
でもそうではなくてアキが恋人のカイトを亡くして彼の年齢になってしまい、先の見えない人生に絶望寸前って感じで、ずっと同じマジシャンの助手をしているんです
女優を目指して上京してきたのになんでマジシャンの助手なんてしているのだろう?それはカイトとの日々を懐かしむためなのでしょうか?亡くなって何年も経っているのに何故なんでしょう?
そのアキの恋人のカイトを演じるのが高橋一生で出番は少ないのですが上京したてのアキを笑顔でコロっと恋に落としちゃう色男で、先に亡くなってアキが忘れられない罪な男ですよ
しかし女優として大成したアキがテレビのバラエティー番組に出た時に司会を務めるのが満島真之介でかなりのハイテンションで進行してそのキャラは面白いです
他にも怪しいバーテンダー役に成田凌、受付嬢や女優役に「彼女の人生は間違いじゃない」の小篠恵奈、河瀬直美監督の「2つ目の窓」で主演を務めた阿部純子らがちょろっと出ているのが嬉しかったりしますね
インディーズ作品の「眠れる美女の限界」も観ましたが、大まかなストーリーは変わりませんが桜井ユキが大胆なヌードを披露しているこちらの方が女優としての力量を感じましたね、まあ商業作品ですからね
2017年、映画界に、最も挑発的な衝撃作が誕生! それが『リミット・オブ・スリーピングビューティ』です。
ジョーカーみたいなのがちょいちょい現れるので現実なのか妄想なのか掴みかねます。
更に過激な続・裏237号室の『リミット・オブ・スリーピングビューティ』のレビューはこちらです。















