『愛の渦』
2014年 日本
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本・原作 三浦大輔
撮影 早坂伸
音楽 海田庄吾
出演 池松壮亮/門脇麦/新井浩文/滝藤賢一/三津谷葉子/中村映里子/駒木根隆介/赤澤セリ/柄本時生/信江勇/窪塚洋介/田中哲司
《解説》
都会の一室で営まれる乱交パーティ、滑稽なまでのむきだしの性欲が向かう先は、愛か、果てしないただの欲望か
原作は、人気劇作家、三浦大輔が主宰する演劇ユニット「ポッドール」の代表作であり、第50回岸田國士戯曲賞に輝いた傑作舞台劇「愛の渦」、その脚本の面白さに賛同して集まったのは、実力と個性を兼ね備えた豪華な俳優たち、肉体も、精神も剥き出しの演技から目が離せない
主演は、若手実力派俳優として頭角を現してきた池松壮亮、ひきこもりなうえ、親の仕送りで乱交パーティーに参加するニートを演じる、もう一人の主演は、三浦監督が「彼女と心中するつもりで作品を撮ると決めた」というほど、その存在感に惚れ込んだ女優・門脇麦、地味で真面目そうな容姿ながら、誰よりも性欲が強い女子大生という難役に挑んだ
《物語》
午前0時から5時、料金は男2万円、女千円、カップル5千円、閑静な住宅街にある豪華マンションの一室、ここはセックスがしたくてしたくてたまらない人たちが集まる店、秘密クラブ・ガンダーラ
親からの仕送りをもらっている引きこもりのニートの男はその店にやってきた、そこにはすでに茶髪のフリーター、真面目そうなサラリーマン、工場勤務の太った男、気の強い保育士、可愛らしい今どきのOL、ピアスだらけの痩せすぎの女、そしてシャワー室からバスタオル一枚のメガネの女子大生
午前0時になってもなかなか会話も出来ない女性達はダイエットの話しを始める、そこにフリーターの男が割って入りOLを連れて下の部屋へ、その部屋には4つのベッドがあるだけ
フリーターとOLのセックスの声は上の階まで響き、他の者たちも刺激を受け、サラリーマンは保育士と下の部屋へ、太った男は痩せすぎの女と
残されたニートと女子大生、女子大生はその場でニートに襲いかかるが、ニートと手を取り合って下のベッドへ、そこではすでに一回戦が終わった者たちの視線を浴びる
おとなしそうな女子大生だったがセックスでは豹変し、ニートの上になると自ら腰を振り快楽を貪るようなセックスをし、性欲はかなり強い
それぞれが一度目のセックスを終えてシャワーを浴びてリビングへ、その後に各々、自分のスケベな気持ちを話し合い、皆は打ち解けて本音を語る
保育士は自らの自慰のネタなどを話し、終始俯いている女子大生は、「そうは見えないかもしれないけど今はすごく楽しい、学校ではセックスに興味津々なくせにすました顔してる奴らがウザい」と本音を話す
そして夜も更けて、二回戦はフリーターと保育士、サラリーマンとOL、ニートは女子大生、太った男は痩せすぎの女でベッドに向かう
二回戦が終わったその後にもリビングでフリーターは保育士を、サラリーマンはOLを欲望に任せたままお互いの体を愛撫しながらバイブを使って楽しむ者たち
フリーターは女子大生のセックスのはじけっぷりに興味津々で誘うがニートが女子大生に特別な感情を持ち制止し、その事が発端で穏やかな部屋の空気が険悪な物に変わってしまう
それによって、やりたい相手とやりたくない相手、その駆け引きやそれぞれの本音も露わになっていく、渦巻く思惑と欲望の一晩が向かう結末とは
《解説》
賛否あるようですが、おいらはこの作品は好きですね、予告を観た時に罵り合うシーンが強調されてたので、セックスパートナーの嫌悪感や容姿などの侮辱や格差差別なんかも色濃く出てるのかと思ったらそうでもなくて観やすかったです
もちろんおいらは乱交パーティなんか経験ないので、おそらく雰囲気もこんな感じなんだと思います、最初は女子と男子はなんとなく分かれてて、ゆっくりと男から様子をうかがう、女性はすぐにでもヤリタイのに男の様子をうかがっている、まさにそんな感じですね
でも一回しちゃえば後は楽なんですね、女性の方から声を掛けて積極的になったりね、それはデブ男とのセックスを避けたいためにOLがニートに言ったり、フリーターが痩せすぎの女とは誰もしたくないと言ったり、傷つくことを言います
駆け引きなんか無しでセックスを楽しみに来たのに、やっぱり駆け引きをしてしまうのです、たしかに好きなタイプとかそれ以前に生理的に無理な人とかいますけどね
特別可愛くてスタイルも抜群な女性や、男前で良い体してる男がいたら集中してしまうかも、初対面の男がハゲやデブより男前の方がいいですもんね、女性もデブや痩せよりスタイル良い方がいいいいもんね
主人公のニートを演じる池松壮亮は暗いけどいい雰囲気でした、この役のために筋肉を落としたらしいです、普通な体にしたようです
もう一人の主人公に門脇麦、決して美人とかカワイイとかではないですが地味な女子大生にピッタリでしたね、撮影中に20歳の誕生日を迎えたようです、この作品で初めて見ました
本編ではオールヌードで激しいセックスシーンに挑んでます、地味な見かけとは違って性欲が強く、最初にニートに襲い掛かります、自分のストッパーが外れたみたいです
声もすごくてそれに、「ち○ぽいい!ち○ぽいい!」って、がむしゃらに男を求める姿はある意味清々しいです(笑)、シャワー室で口の中の毛を取るシーンもエロい
フリーターとサラリーマンがOLのアソコがクサいとか、保育士がかわいくなくて微妙だとかこんな聞きたくないセリフも飛び出します、ソファーでアソコ触られてバイブ入れられて喘いでるOLと保育士に三津谷葉子と中村映里子、この女2人がケンカになって「あんた!マ○コくさいよ!」って、怖い
途中参加するカップルがいるんですけど、これがなんで来たんだって感じで和んでしまいます、カップルの女がおデブなんですがニートが相手させられて苦しそうでした
太った男は実は童貞で痩せすぎの女で童貞卒業したんですけど、最初と二回目は痩せすぎの女にまだまだだと言われるんですけど、多分三回目か四回目で痩せすぎの女をイカせて、「こんなの初めて」と言わせます
その童貞と痩せすぎの女のそのシーンだけみんなから拍手喝采でいいシーンでした、みんなは朝までセックスに興じてギスギスしたわだかまりも晴れて解散となるのです
朝になって女子たちは服を着るのですが下着を着る時は恥ずかしがるなんて何だかリアルです、そんなものなのかなぁ?、そこまでもっと凄い姿を見せてるのにね
その後にニートと女子大生のエピソードがあるんですけど、やっぱそうだよね、その乱交パーティだけの関係だよね、でももしかしたらなんて思ってしまうよ
明日からみんな現実に戻って仕事をするのです、たまにこんなセックスに対して欲望まみれになる時があってもいいのかもね、知っている人ではなくたった今会ったばかりの人と普段は出来ないようなセックスをね
「恋の渦」に続き、ポツドールの代表作が、今度は三浦大輔自身の手で、衝撃の映画化 それが『愛の渦』です。
乱交パーティっておいらには縁のない世界です、本編で新井浩文がセックスが終わったらもうセックスはいらないって思うけど30分でまたセックスがしたいと思うって、それって賢者タイム、性欲強いね。
更に過激な続・裏237号室の『愛の渦』のレビューはこちらです。




































