『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』
2005年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 ジョージ・ルーカス
撮影 デビッド・タッターサル
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演 ユアン・マクレガー/ナタリー・ポートマン/ヘイデン・クリステンセン/イアン・マクダーミド/サミュエル・L・ジャクソン/ジミー・スナッツ/フランク・オズ/アンソニー・ダニエルズ/クリストファー・リー/ケイシャ・キャッスル・ヒューズ/サイラス・カーソン/ジェイ・ラガイア/ブルース・スペンス/テムエラ・モリソン/デビッド・バワーズ/オリバー・フォード・デイビス/アーメッド・ベスト/ローハン・ニコル/ジェレミー・ブロック/ケニー・ベイカー/ピーター・メイヒュー/レベッカ・ジャクソン・メンドーサ/ジョエル・エドガートン/ボニー・マリー・ピーシー/マット・ローワン/グレーム・ブランデル/トリシャ・ノーブル/クローディア・カーバン/ジェームズ・アール・ジョーンズ
《解説》
大ヒットSFシリーズ「スター・ウォーズ」新3部作の最終章
ジェダイの騎士アナキン・スカイウォーカーが暗黒卿ダース・ベイダーとなる過程をはじめ、1977年製作の旧シリーズ第1作「エピソード4 新たなる希望」につながる全ての謎が明かされる
アナキン役のヘイデン・クリステンセンをはじめ、ナタリー・ポートマンのほかユアン・マクレガー、サミュエル・L・ジャクソン、クリストファー・リーなど前作の豪華キャストが集結
《物語》
共和国を襲うシスの暗黒卿ドゥーク伯爵、双方に英雄が生まれ悪が夜を支配した、ドロイド軍を率いるグリーバス将軍は共和国の首都を奇襲、パルパティーン最高議長を誘拐した
分離主義者のドロイド軍が人質を連れ出そうとする頃、2人のジェダイ騎士がその阻止に向かった、パルパティーン救出の命を受けたオビ・ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーはグリーバスの旗艦インビジブル・ハンドに突入
そこにはシスのダース・ティラナスこのドゥーク伯爵が立ちはだかり、アナキンは3年前より力を増しており、ドゥークを倒し、パルパティーンはアナキンに殺せと命じ、戸惑いながらもドゥークを処刑した
その後にグリーバスと交戦するも艦は墜落寸前でグリーバスは脱出し、アナキンは艦を操縦して何とかコルサントへ不時着する事に成功した
無事に帰還したアナキンは妻パドメ・アミダラと再会し、彼女が妊娠した事を知り喜ぶが、この頃からアナキンはパドメが死ぬ悪夢にうなされる
アナキンはヨーダに相談すると喪失の恐れは暗黒面につながる、執着心を捨てよと、ジェダイ評議会は長年権力の座にいるパルパティーンに疑いの目を向けていた
アナキンを評議員に薦めるパルパティーンだったが評議員にはするもののジェダイ・マスターへの昇格は認められず、パルパティーンの情報を探る命を受けるが、アナキンは自身の処遇に不満を抱く
パルパティーンは評議会が共和国の支配を狙っていると言い、アナキンも評議会の信頼が揺らいでいる、パルパティーンはシスとジェダイは殆ど変わりはない
そして賢人ダース・プレイガスの悲劇を語り、フォースの暗黒面は色々な力に通じている、人を死から救う事も出来ると説明、その言葉に陶酔するアナキン
オビ・ワンは惑星ウータパウに潜伏しているグリーバスを倒し、アナキンはそれをパルパティーンに報告、そこでフォースの全てを教えようと言うパルパティーンこそが全ての黒幕であるシス・マスターのダース・シディアスだったのだ、暗黒面を知れば妻の死の運命から救えると言われる
パルパティーン逮捕に向かったメイス・ウィンドウは前に本性を現したダース・シディアスはメイスの部下を皆殺しにし、メイスが後一歩のところまで追い込むも現れたアナキンはパルパティーンを助け、フォースの雷を受けてメイスは絶命する
後戻り出来なくなったアナキンはダース・シディアスの弟子となり、ジェダイ聖堂を襲撃し、幼いパダワンを全て殺し、ダース・シディアスは銀河中のクローントルーパーにジェダイ抹殺命令を発令
ヨーダとオビ・ワンも狙われるがコルサントに戻り、ジェダイ聖堂のシステムのデータからアナキンが暗黒面に堕ちた事を知り、オビ・ワンはアナキンとのけじめを付けるべく動く出す
《感想》
やはり何と言ってもダース・ベイダー誕生の瞬間はテンションが上がりますね、「エピソード1」ではあんな可愛らしい少年が、「エピソード2」では立派な青年になったアナキン・スカイウォーカー
演じるのはヘイデン・クリステンセンで、ジェダイ騎士として成長し、パドメと結ばれてお腹に赤ちゃんまでいる幸せの絶頂なのにね
パルパティーン最高議長を助けた事から親交が始まり、アナキンが会うごとに彼の内なる思いを刺激するような言葉を投げかけてゆっくりと信頼させていきます
その頃はジェダイ評議会はパルパティーンは長年権力の座にいる事で怪しいと気付いていたんです、彼の師匠であるオビ・ワン・ケノービもアナキンを説得するのですけどね
オビ・ワンを演じるのはユアン・マクレガーで、彼はアナキンはもう既に自分を超えたジェダイ騎士となっている、マスターになるのも時間の問題だと激励するのです
でもアナキンはパドメが死ぬ悪夢を見るんです、これは母親が死ぬ時に同じ夢を見た事で気になるのです、それをパルパティーンに見透かされてフォースの暗黒面にこそ力があると
パドメを演じるのはナタリー・ポートマンで、彼女はアナキンを信じていたのですが、暗黒面に堕ちて悪の限りを尽くした事で生きる希望が無くなってしまうんです
パルパティーンを演じるのはイアン・マクダーミドで、優しそうなおじいさんなんですけど、メイス・ウィンドゥとの対決ではその恐ろしい形相となります
ダース・シディアスとなったパルパティーンの武器は両手から放たれるフォースの雷なんです、これにはヨーダも引くしかなかったくらいです
なのでアナキンはメイスの腕を切り落としてしまい、ダース・シディアスに殺された事でもう後戻りは出来ません、ジェダイ騎士からシスになり、ダース・シディアスの弟子となる道を選びます
ダース・シディアスからはジェダイこそが悪でありシスが銀河共和国を制すれば本当の平和が訪れると、なのでアナキンはジェダイの幼い子供たちを虐殺、ここは直接描写はありませんがアナキンの表情は恐ろしかったね
こうなったアナキンは止められずジェダイ抹殺をし、ダース・シディアスもジェダイ抹殺の命令を出してこれまで味方だと思っていたクローントルーパーがいきなりジェダイたちを襲うのです、成すすべなく殺されていくジェダイ騎士たち
オビ・ワンはアナキンを止めるべくパドメに居場所を聞きますが喋らず、しかしパドメは灼熱の惑星ムスターファーに飛び、オビ・ワンはこっそりと忍び込んでアナキンと対峙します
アナキンはパドメにも裏切られたと逆上もし、それにパドメとオビ・ワンとの仲も疑い対決となります、既にオビ・ワンを超える強さのアナキンなのですが、戦術に長けたオビ・ワンがアナキンの両足と左手を切断、しかしとどめは刺せずに去ります
アナキンはムスターファーのマグマに全身を焼かれてもまだ生きていて、ダース・シディアスに助けられて機械の手足と呼吸の出来る仮面を着けられてダース・ベイダーとなります
パドメはその後に出産してルークとレイアを見届けて亡くなります、銀河はシスの手に落ち、オビ・ワンとヨーダは2人の赤ちゃんを別々に育つようにし、その時まで身を潜める事となるのです
そして旧3部作の「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」へと続きます
全銀河の運命を賭けた戦いの中で、ダース・ベイダー誕生の秘密が遂に明かされる! それが『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』です。
この先に壮大な親子喧嘩が始まるわけです、シリーズはここまでが最高でした。