『ポーキーズ』
1981年 アメリカ・カナダ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 ボブ・クラーク
撮影 レジナルド・H・モリス
音楽 カール・ジットラー/ポール・ザザ
出演 ダン・モナハン/マーク・ヘリアー/ワイアット・ナイト/カーキー・ハンター/ナンシー・パーソンズ/スーザン・クラーク/キム・キャトラル
《解説》
ようこそ、ポーキーの店へ…、たっぷりとお楽しみ下さい、決して後悔はさせません!
公開時大ヒットを記録した、お色気タップリのドタバタ・コメディの代表作、1950年代の南フロリダ、エンジェル・ビーチ高校、寝ても覚めてもセックスのことしか頭にない高校生たちの日常を、おおらかに描く
バックに流れる1950年代のヒット曲オンパレード 青春映画らしい定番的展開で進行はするものの、娯楽作品としてのヤマ場はキチンと設定しており、キャラクターの色分けなども良く描けていて、なかなか良質の作品
《物語》
50年代のフロリダ、エンジェル・ビーチ高校の若者たちは青春まっただ中、見たい、ヤリタイ、女の子とセックスに興味津々
チビのピーウィは背丈だけではなくアソコの方も極小サイズ、毎朝定規で測るが今朝は昨日より小さくなっている、女と聞けば目の色を変えて仲間からいつもからかわれている
トミー、ミッキー、ビリーの3人が他のみんなに女を世話すると聞くと、無理やりその仲間に入れてもらった、その夜にピーウィら6人はトミーたちに連れられて森の中にある小屋に行き永遠の処女チェリーという名の娼婦を紹介される
6人はチェリーの前で全裸になり病気の検査、しかしこれはトミーたちのイタズラでチェリーの彼氏登場で6人は全裸のまま逃げ出しトミーらは大笑い
ピーウィだけはどこまでも逃げハイウェイを全裸で走りミッキーの兄で警官のテッドの世話になってしまう、性欲が有り余ってしかたないエンジェル・ビーチ高校の若者たち
たまらず隣群にある売春宿ポーキーズに行って女を買うことにしたが悪名高いポーキーに金だけ巻き上げられた上に沼に落とされてしまった
そこに現れた保安官のウォーレスに訴えるも車を壊され、実はウォーレスとポーキーは兄弟でグルで罰金まで取られて追い返されてしまう
ウォーレスはポーキーの弟で2人は悪党だから手を出すなとテッドにクギを刺されるが、血の気の多いミッキーは報復に行き返り討ちに 仲間たちはいきり立ち、計画を練り、遂にポーキーズの売春宿を全壊させてしまった
《感想》
めちゃめちゃ久しぶりに観ました、子供の頃に観た本作はもっとエロかったのに大人になって観た本作は割りと普通に見えました でも若いアメリカ女性の裸はあっけらかんとしてます
この作品の数年前に「グローイング・アップ」ってイスラエル・アメリカ映画がありました、それを更にエロくしてコメディ色を強くした感じ
主に6人の悪ガキ高校生がメインとなって物語は動いていきます、ピーウィは小さいナニなんですがどうしてもヤリタイようで空回り
でもエロさだけじゃなく人種差別問題なんかも描いてます、特にユダヤ人との問題はケンカにまで発展して、最後は青春らしく解決します
女性教師がバスケットのコーチと仲良くなるんです、教師なのに用具室でセックスしちゃうんです、女教師はウォーンウォーン喘いでみんなにはラッシーと呼ばれてます(笑)、猿ぐつわされます
この作品の1番の話題となったシーンは女子のシャワーを覗いていた悪ガキたちが女子にバレちゃいます、覗かれていた女の子もキャーキャーするわけではありません
覗いてるだけなの~って挑発する女の子たちに覗いていた男はそこで覗き穴からアソコを出して女子たちに見せつけるんです、もう変態呼ばわりされます
そこに現れた太った中年の女性教師がそのナニをガッチリとキャッチ!しかも引っ張って体が覗き穴に引きずり込まれそうなくらい、それに千切れそうです(笑)
このシーンはめっちゃ笑えます、逃げられた女性教師は校長に男子生徒全員にパンツを脱がせてチェックさせろと、絶対忘れないアソコだったと
だってホクロがあったからだって、横で聞いてるバスケットのコーチたちは笑いをこらえているのですが最後は大笑い、ここがサイコーに笑えた
全体的にはセックスに興味深々な高校生が売春宿ポーキーズでの騒動と仕返しがメイン、ラストは仕返しが上手くいってスカッとしますよ
監督は「暗闇にベルが鳴る」のボブ・クラークで、ホラーからコメディまで幅広く手掛けてますね、まったくスマッシュヒットさせてしまう手腕です
ただでさえセックスをテーマとした青春映画なので地味に紹介したいですね(爆)、でも当時はこんな映画が流行ってました、その年の興行成績は「E.T.」に次ぐものです
ゼッタイ見のがすな!かつてない青春映画 それが『ポーキーズ』です。
ピーウィは最後にセックスしちゃいます、コン○ームがブカブカですけどね、ちなみに続編が2本作られてます。
更に過激な続・裏237号室の『ポーキーズ』のレビューはこちらです。