2013年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 ダグラス・アーニオコスキー
脚本 デイビッド・ラアリー
撮影 ボリス・モイソフスキ
音楽 アントン・サンコ
出演 パス・デ・ラ・ウエルタ/カトリーナ・ボウデン/ジャド・ネルソン/キャスリーン・ターナー/マーティン・ドノヴァン/コービン・ブルー/ボリス・コドジョー/エニシー・ナッシュ/マイケル・エクランド/メラニー・スクロファーノ
《解説》
悪い男たちに、キツいお仕置きを、噂のエロコワ看護婦がやってくる
血と愛欲にまみれた大暴走を繰り広げ、聖なる病院を鮮血の修羅場と化していく衝撃と戦慄のセクシー・バイオレンス、今始まる禁断のお医者さんごっこ、あなたはこのアブない誘惑にどこまで耐えられるか?
PLAYBOY誌の大胆なヌードグラビアや写真集で、男性だけでなく女性にも人気の高い美のカリスマ、パス・デ・ラ・ウエルタ
《物語》
私はアビゲイル・ラッセル、ふしだらに見えるのは私の作戦、危険なケダモノを誘き出すための仮の姿、ここは奴らがやり放題のジャングル
今夜、私は狩りに出る、標的は不実な男たち、妻に隠れ浮気をするクズ、まるでシャーレで培養された病んだ細胞のように、何も知らない家族をぶち壊す、浮気な男を治せるのは私だけ、ナース
今夜もクラブで女好きの男をワナにかけ浮気ばかりするろくでなしと言い、大腿動脈を切り、残虐に殺害、彼女は連続快楽殺人鬼だったのだ
そんなアビゲイルの表の顔はニューヨークにあるオール・セインツ病院での最優秀看護師で献身的な仕事ぶりが評判の白衣の天使だ
さらにバイセクシャルでもあるアビゲイルは若くて美しい新人看護師ダニー・ロジャースを気に入り、彼女を自分の物にしようと画策
自分の新人時代に似ていて魅力的な容姿に自信のなさ、状況を改善しようとする強い意志、彼女は私の物とアビゲイルはダニーを見つめる
ダニーは初めての重篤患者を見て固まってしまい医師モリスにこっぴどく怒られてしまい、落ち込むダニーをアビゲイルは飲みに誘いクラブで強い酒を飲まされたダニーは記憶がなくなり、気が付くとアビゲイルの部屋で目を覚ました
ダニーは必死で思い出そうとしていた、見知らぬ男とのセックスにアビゲイルとのセックス、アビゲイルはダニーの可愛いお尻を夕べ舐めた後、彼女を指で6回イカせた
ダニーの義父の精神分析医ラリー・クックは浮気症で、アビゲイルは会いに行き自分をセックス依存症だと言うとアプローチしてきた
クックのアプローチに応え、車の中でセックスに及ぼうとするクックに薬を注射して殺害、ダニーが自分を頼ると思ったアビゲイルだったが恋人のスティーブに身を寄せてアビゲイルを避けるようになる
アビゲイルは病院内でダニーを孤立させ、スティーブとの仲を引き裂くように仕掛けるが、やがてアビゲイルの驚愕の過去が明らかになり凶暴な本性を現す
《感想》
強烈で徹底してB級テイストを最後まで疾走していきます、上品なミステリーテイストなんかより、血と暴力とエロを詰め込んでます
主人公のアビゲイルはそんなに理由もなく脱ぎます、しかも下半身だけ脱いでたりします、何でかは謎なんですけど、このアビゲイルを演じるのがパス・デ・ラ・ウエルタで、物凄い看護師を嬉々と演じています
もちろんそれがこの作品の醍醐味なんですけどね、だってこんなミニなナース服はないでしょう?、このナース服をデザインしたのがマイケル・ジャクソンやレディ・ガガの衣装を手掛けたザルディ・ゴコ、初めて映画の衣装を担当
アビゲイルは表彰されるほどの優秀な看護師なんですが裏の顔は連続殺人鬼なんです、でもエロさ全開で男も女もイケるバイセクシャル
狙ったダニーを酒で酔わせてクラブで見知らぬ男とセックスさせてその場を写真に撮ってその後はアビゲイルが自分でダニーの体を味わい6回もイカせます
とにかくアビゲイルはエロくてダニーの義理父クックを誘惑するのもわざわざお尻を向けてしっかりと見せ付けるようにするんです
そのダニーを演じるのがカトリーナ・ボウデンで彼女は微妙に脱いでません、スレンダーなスタイルでここまできたら脱いで欲しかったなぁ
真面目なダニーなんですけど職場の病院で恋人のスティーブとセックスするような女の子なんです、やはり欧米の子は性に奔放なのかな?
アビゲイルの残酷行為は凄まじいですよ、なぜか半裸でするのですが、手術台に男を縛り付けて手術用の電気ノコギリで切っちゃいます
ここは最高にエグくてゾクゾクしましたよ、劇場版ではボカシが入るほどのエログロですが、セル版ではボカシのない嬉しい完全版です
ダニーをこっぴどく叱る医師モリスはダニーに対してセクハラもします、夜のモリスの部屋では看護師とセックスをする悪い医師 監査が来ていてもヤリます(笑)
でもモリスに頼るしかなかったダニーは相談するのですが、そこはモリスがアビゲイルに咎めるのですがアビゲイルはやっぱり逆恨みです
その辺りからアビゲイルの暴走が始まります、クックを殺した後にアビゲイルはレストランの予約を入れるんですけど、椎茸の事をシイタケマッシュルームと言ってのがなんだかビックリでした(笑)
病院の監査がアビゲイルの事を調べることで彼女の過去が発覚してアビゲイルは大暴れ、そこからまるでアクション映画のようになります
ラストだけサスペンスやミステリーっぽくならずに勢いそのままにB級全開なのがサイコーでした、監督はロバート・ロドリゲスの元で修行し、テレビドラマで活躍するダグラス・アーニオコスキー
お注射死ましょ それが『マッド・ナース』です。
「白いドレスの女」のキャスリーン・ターナーが出ているのが懐かしかったです。
更に過激な続・裏237号室の『マッド・ナース』のレビューはこちらです。