『ポイント45』
2007年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 ゲイリー・レノン
撮影 テオドロ・マンチーニ
音楽 ジョン・ロバート・ウッド
出演 ミラ・ジョヴォヴィッチ/アンガス・マクファーデン/スティーヴン・ドーフ/アイシャ・タイラー/サラ・ストレンジ
《解説》
女の武器は45口径より危険
「バイオハザード」シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチがニューヨークのアンダーグラウンドを舞台に、ダークヒロインを熱演し、新境地を切り開いたサスペンス・ドラマ
ミラ・ジョヴォヴィッチが暗黒街に生きる女密売人に扮し、美貌と肉体を駆使して着々と復讐の計画を進める危険で複雑なキャラクターを熱演する
《物語》
ヘルズキッチン、それはニューヨークの吹き溜まりのスラム、そのスラムのボスがビッグ・アル、彼の恋人のキャットに言わせればアソコがものすごく大きいからビッグ・アルと呼ばれている
ビッグ・アルからのアプローチでこれを使いこなせるかとキャットに言い、負けず嫌いの性格でとにかくすごいセックスだった、短気で手に負えない危険なビッグ・アルの魅力にキャットも夢中だ
2人は拳銃を密売し、盗品を売り捌きながら稼ぎ、キャットは海辺に家を建てたいという夢を持っていた
キャットには計画があり、商売の間口を広げようとプエルトリコ人のホセに拳銃を友人でレズビアンのヴィックの仲介で売ってやった
ビッグ・アルはプエルトリコ人を憎んでおり、これがバレたら殺されるとキャットも慎重だ、バーでキャットを密かに愛しているヴィックを口説くビッグ・アルの仲間のライリー
ヴィックはライリーがキャットを想っている事を知っているがビッグ・アルを殺してくれたら満足させてあげる、後悔はさせないと
ライリーは足を洗う決心をしており、キャットに一緒にスラムを出ようと誘う、その店にホセが現れてキャットに話しかけ、焦るキャットを見て嫉妬し、手下にホセを痛めつけさせた
それでもビッグ・アルの気が収まらず怒りはキャットに向き、自分をコケにして面目丸潰れだとキャットを殴るビッグ・アル、キャットの服を包丁で切り裂いて娼婦だと言わせて髪を切り殴りつけた
ヴィックとライリーは今回の件でキャットの身の危険を案じて警察に通報、キャットはソーシャルワーカーのリズが担当し、リズも過去に虐待に苦しめられており、ビッグ・アルを告発するようキャットを説得するが決断できないでいた
しかしキャットはその裏では、ある計画を仕掛けていた
《感想》
初めて観た時は「バイオハザード」シリーズであれだけ強いヒロインを演じていたミラ・ジョヴォヴィッチがここまで汚れた役をするのかとビックリでした
スラム街のボスの女キャットを演じ、彼とビッグ・アルと呼ばれる大きいアソコに魅了されて、負けず嫌いでセックスをしてその虜となったキャット
ビッグ・アルを演じるのはアンガス・マクファーデンでその風貌は如何にも危険な男で、短気なビッグ・アルにいつキレられて殺されるかたまったもんじゃありません
拳銃の密売や盗品を売り捌いて稼いでいます、暴力の世界に生きているのでキレると手が付けられず、キャットも殺されそうになるくらい殴られます
もちろんセックスも優しいものではなくて、ビッグ・アルのアソコを使いこなせるかとキャットはセックスに勝つつもりでしたが勝てなかったようです
キャットを密かに愛しているライリーを演じるのはスティーヴン・ドーフで、本作では一番まともに見えます、それでもビッグ・アルと悪い事をしてますけどね
拳銃を更に売ろうとビッグ・アルの敵対するプエルトリコ人のホセに近付くキャット、もちろん色気ムンムンの格好でホセを上手く窘めて拳銃を売ります
バーでいるとそのホセが店にやって来てキャットに声を掛けるんです、こんなところを見られたらビッグ・アルに殺されてしまうと邪険に扱うもビッグ・アルには見られていてボコボコにされるキャット
ミラ・ジョヴォヴィッチはヌードにもなっていてなかなか思い切った役だなと、強い女を演じて来たから男に依存するような汚れた女を演じてイメージ脱却を狙ったのかも
ビッグ・アルは逮捕され、キャットはソーシャルワーカーのリズに色々と諭されます、しかしリズもキャットの性的な魅力に惹かれてしまうんです、そんなキャットに協力もします
男も女もその魅力の虜にしてしまうキャット、アンダーグラウンドな世界で生きていくには裏切りも当たり前で出し抜く事で生きて行くんです
大作の多いミラ・ジョヴォヴィッチですがこんな汚れた姿もたまにはイイよね、それに違う意味で体を張ってます
ミラ・ジョヴォヴィッチが挑む新境地!衝撃のサスペンスドラマ それが『ポイント45』です。
もちろんミラ・ジョヴォヴィッチのヌード目当てで観ましたよ、あしからず。
更に過激な続・裏237号室の『ポイント45』のレビューはこちらです。