『海底47m 古代マヤの死の迷宮』
2019年 イギリス・アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 ヨハネス・ロバーツ
脚本 アーネスト・リエラ
撮影 マーク・シルク
音楽 トムアンドアンディ
出演 ソフィー・ネリッセ/コリーヌ・フォックス/ブリアンヌ・チュー/システィーン・スタローン/ニア・ロング/ダビ・サントス/カイリン・ランボ/ブレック・バッシンジャー/ジョン・コーベット
《解説》
恐怖は、底無しに変化する
海に沈んだ檻の中で人喰いサメの恐怖と対峙する姉妹の姿を描いた海洋パニックスリラー「海底47m」のシリーズ第2弾、監督は前作同様のヨハネス・ロバーツ
舞台が前作の檻から海底洞窟へと移り、人喰いザメの猛威のみならず出口の見えない地下迷宮からの脱出劇でもスリルを誘う、「ギリーは幸せになる」などのソフィー・ネリッセが主人公を演じる
《物語》
メキシコ・コカタン州、女子高生のミアはキャサリンにプールに落とされて笑い者にされる、キャサリンはサーシャにあんたの妹はトロいと言うとサーシャは妹ではないと
ミアは継母のジェニファーの車で義理の姉のサーシャと家に帰った、ミアの父親グラントは考古学者で週末を一緒に過ごす予定だったが新たな発見で欧州の考古学者チームが来る事になった
グラントとジェニファーは娘たちの関係を心配してミアとサーシャにカリブ海のサメを観賞するツアーに行く事を提案、ミアとサーシャがツアーのボート乗り場に行くとそこにキャサリンたちがいた
サーシャの友人のアレクサとニコールが現れてミアとサーシャを素敵な場所に行こうと誘い、サーシャはキャサリンに中指を立てて2人は車に乗った
4人はジャングルの中を歩き、森の中にぽっかりと開いた大きなラグーンがあり4人はそこに飛び込んだ、ひとしきり遊ぶとそこがグラントの発見した古代マヤ文明の遺跡が眠る場所だと
グラントの助手のベンと潜ったアレクサは怖いけど最高にクールな場所、古代の彫刻や祭壇があってと興奮気味に話し、洞窟のダイビングに挑む
アレクサのガイドで4人は海底洞窟の入り口に到着、そこに広がる神秘的な古代マヤ文明の遺跡に目を奪われる、ニコールが何か動いたとそっちに進むと目の見えない魚がいた
その不思議な姿を見ていると魚がニコールに襲い掛かり、驚いたニコールが石柱を倒してしまい泥が舞い上がりパニックになる4人
しかしそこに作業をしていたベンに遭遇し、4人はほっと安心したのだが突然、巨大なホオジロザメが現れてベンを食い殺してしまった
そのサメは海底で進化し、視力を失ったが聴覚が鋭い、酸素も残り少なくなる中で海底からの脱出を試みる
《感想》
親同士の再婚で姉妹となったミアとサーシャ、急に姉妹となってぎこちない2人の娘たちに父親がサメ鑑賞ツアーを提案します、いきなり姉妹となったらぎこちないですよね
ミアを演じるのはソフィー・ネリッセで、学校ではイジメられています、気弱な性格で父親の再婚相手のジェニファーやその娘のサーシャとの関係もギクシャク
サーシャを演じるのはコリーヌ・フォックスで、歌手で俳優のジェイミー・フォックスの娘です、彼女はイジメられているミアを見て見ぬふり
そんな2人がサメ鑑賞ツアーに向かいます、でもそこにサーシャの友人のアレクサとニコールが最高に素晴らしい場所があると誘うんです
アレクサを演じるのはブリアンヌ・チューで、ニコールを演じるのはシスティーン・スタローンで、シルベスター・スタローンの娘、このニコールが自分勝手でね
そこは森の中にある湖でメチャメチャ綺麗な場所、4人は飛び込んで泳いで遊ぶんです、疲れて休憩している時にそこにあった潜水装備で湖の中にある洞窟に行こうとなるんです
監督はヨハネス・ロバーツで、本作は「深海47m」の続編なのですが繋がりはありません、前作の大ヒットで作られたようですね
海底の洞窟にはマヤ文明の遺跡があってミアの父親のグラントが調査しているんです、しかしそこには盲目のホオジロザメがいて次々と人に襲い掛かるんです
盲目なので聴覚に優れていて、しかも襲い掛かってくる時に4人が入って来た通路を破壊してしまって出口が無くなってしまいます、そこからはほぼほぼ水中なので息苦しい展開です
酸素がゆっくりとなくなっていくし、狭い岩の間を通り抜けたり、急な潮の流れ巻き込まれたりと大変です、助かったと思った後にもまたまた別の災難が降りかかって息つく間もありません
やはり「ジョーズ」以降、サメ映画って定番で永遠ですね、手を変え品を変えてサメの恐ろしさを追及していってます、それを思うとスピルバーグは凄いね
盲目の人喰いザメ、出口なき迷路、途切れる命綱、荒ぶる潮流、酸素残り僅か、生存率0% それが『深海47m 古代マヤの死の迷宮』です。
また展開の違う続編が作られるのでしょうか?サメ映画はアイデア勝負ですからね。