ダーティハリー5 | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『ダーティハリー5』

 

 

 

 

 

1988年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 バディ・バン・ホーン

 

脚本 スティーブ・シャロン

 

撮影 ジャック・N・グリーン

 

音楽 ラロ・シフロン

 

 

 

出演 クリント・イーストウッド/パトリシア・クラークソン/リーアム・ニーソン/エバン・C・キム/デビッド・ハント/マイケル・カリー/マイケル・グッドウィン/ダーウィン・ギレット/アンソニー・チャルノータ/ジム・キャリー

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

殺人予告、次の標的はハリー・キャラハン

 

大ヒット刑事アクション「ダーティーハリー」シリーズ第5弾、ハリーはギャング一味が放った刺客と予告殺人鬼という強敵たちとダブルで迎撃

 

クリント・イーストウッド演じるタフガイ刑事ハリーが各作品のクライマックスで使ってきた名物の強力兵器は今回、捕鯨用の巨大なモリ、さらに無名時代のジム・キャリーが前半で殺される役を演じている

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

サンフランシスコ市警察のハリー・キャラハン刑事はカジノ王のルー・ジャネロが自身を裏切って不利な証言をする予定だった手下のシレラを殺害と違法賭博の容疑で逮捕した

 

 

その様子をTVレポーターのサマンサ・ウォーカーによって報道され、そのニュースを見ていた何者かがリストにハリー・キャラハンの名前を書き加えた

 

その夜にハリーが覆面パトカーで走っているとジャネロの手下たちに襲われ車はマシンガンで蜂の巣にされたが、ハリーはマグナムで返り討ちにした

 

翌朝、ハリーは今月でパトカーを3台も壊した事で上司のドネリー部長とアッカーマン課長に文句を言われるがジャネロ逮捕で有名人となったハリーに頼み事が

 

ハリーをイメージアップと共にマスコミに協力的にして欲しいと言われる、それに相棒が次々と死んでしまうので今回は中国系のアル・クワンが付けられた

 

 

低予算で撮影中のホラー映画の現場で出演中のロック歌手のジョニー・スクエアーズがトレーラー内で致死量の麻薬を打たれて殺された

 

 

現場に急行するハリーとクワン、第一発見者は監督のピーター・スワンと助監督でジョニーは薬中だがそれは本人の問題だとスワンは言う

 

 

その後にチャイナタウンで聞き込みをしているとレストランで銃声、クワンは応援を要請し、ハリーは店の中に入り4人の強盗のうち3人を射殺、逃げた男はクワンがカンフーで倒して逮捕

 

 

署に戻ったハリーにマスコミから賠償金請求、サマンサが現れて告訴を取り下げる条件でハリーと夕食を提案、そこでハリーは死と暴力で視聴率アップを狙うのが気に入らないと席を立った

 

その後にサマンサの取材でデッドプールというゲームがあり、プレイヤーは8人の有名人を選び、期日までに多く死んだ者が勝ち、ハリーは情報を聞く為にサマンサに会うが、リストに名を記された有名人が次々と死に、そこにはハリーの名もあった

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

前作「ダーティハリー4」から4年ぶりの続編で、ルー・ジャネロを逮捕した事でハリーは一躍時の人となったと同時に今まで以上に命を狙われるようになります

 

 

夜の街を走っていると前後を車で挟まれてマシンガンで乱射されます、蜂の巣にされた上に暴走して横転した車の中からマグナムで殺し屋どもを射殺、年を取ってもダーティハリーは健在です

 

クリント・イーストウッドと言えばダーティハリーですからね、最近では監督作の方が有名ですが、荒くれ者のハリー・キャラハンのイメージが強いですね

 

あまりに殺し屋に狙われるので刑務所にいるジャネロに脅しを掛けます、ごっつい囚人を横に立たせて「俺の身に何かあったらあの男が喉を食い千切ると」ね

 

 

それでもハリーを尾行するジャネロの手下がいてそいつらをボコボコにしたら実は護衛だと言われてハリーも意外で困った表情なのが面白かった

 

 

レポーターのサマンサと誤解を解消して食事の後に男2人に声を掛けられて胸に手を入れた瞬間にハリーはマグナムを抜くと、実はハリーのファンでサインを求めて近付いたんです

 

 

サマンサを演じるのはパトリシア・クラークソンで、当初は被害者関係者に過剰で執拗な取材をする事でハリーと衝突、しかし後に考えを改めて事件を追うようになります

 

 

そして今回の相棒は中国系のアル・クワンを演じるのはエヴァン・C・キムで、ハリーが防弾チョッキを着ろと言った事で一命を取り留めます

 

 

ロックスターのジョニー・スクエアーズを演じるのはジム・キャリーでスワンのホラー映画に主演していたが休憩中にトレーラーの中で殺されてしまいます

 

 

映画監督ピーター・スワンを演じるのはリーアム・ニーソンで、有名人の死亡賭博をする悪趣味な男で、一連の連続殺人を疑われてしまいます

 

 

犯人のハーラン・ルックを演じるのはデヴィッド・ハントで、スワンの熱狂的なファンで接触制限をされるほど、でもそれが事件に繋がるのはちょっと弱いな

 

精神的な病気で自分こそがスワンだと思い込んで死亡賭博を自分の手で具現化する為に記された有名人を殺していくんです、そこにはハリーやサマンサの名も

 

最後にはマグナムを渡したハリーは逃げる逃げる、素人が撃ってもマグナムなんて当たりません、弾丸がなくなった所でハリーは強烈な武器で作品を締めます、全体的にはちょっとパワー不足の印象でしたね

 

 

 

 

 

 

シリーズ最大の危機をひっさげ、マグナム・アクションいま堂々完成! それが『ダーティーハリー5』です。

 

 

 

 

 

これ以降にシリーズは撮られておらず、ファンとしては少し寂しいですね。