『The EYE2』
2004年 香港・タイ
《スタッフ&キャスト》
監督 オキサイド・パン/ダニー・パン
原作・脚本 ジョジョ・ホイ
原作 ローレンス・チェン
撮影 デーチャー・スィーマントラ
音楽 パヨン・タームシット
出演 スー・チー/ジェッダーポーン・ポンディー/ユージニア・ユアン/フィリップ・クウォーク
《解説》
「The EYE【アイ】」で世界中を震撼させたパン・ブラザースが手掛ける第二弾は、世にも恐ろしいマタニティ・ホラー
「クローサー」のスー・チーが、冒頭からラストまでいじめ抜かれるヒロインを体当たりで演じる、その愛人役には「アタック・ナンバーハーフ」シリーズのジェッダーポーン・ポンディー
監督は前作に引き続き、オキサイド・パンとダニー・パンのパン・ブラザース、愛人の子を身籠ったヒロインが、様々な霊現象に悩まされる
《物語》
香港の出版社に勤めるジョーイは上司のサムと不倫中、その煮え切らない態度に嫌気が差して二日間無断欠勤、タイで自棄買い中で、その中で見付けた真っ赤なドレスに身を包んで睡眠薬自殺を計った
激痛で嘔吐したジョーイの目の前に大勢の影が見ていた、ホテルのスタッフに発見され、病院で目を覚ましたジョーイ、警察に事情を聞かれると失恋でどうかしていた、死ぬ気はなかったと謝罪
ホテルに戻ると部屋は代えられていた、部屋では仏教の儀式の最中、部屋で自殺をされるとありとあらゆる幽霊が出ると言われている
香港に戻ったジョーイは家具を売り、もう一度声が聞きたくてサムに電話するが出てもらえない、自分から別れると言ったのにまだ未練があるようだ
浴室でおかしな影を見て転倒、近くの漢方の店で手首の捻挫を処置してもらうが、そこの主人に妊娠二ヶ月目だと言われ、それから毎日産もうか悩む
駅のホームでベビーカーに乗った赤ちゃんを見るとやはり母性が出てくる、その母子を見る一人の女性がいた、その女性はジョーイを見ると走り出し、電車に飛び込んだ
咄嗟にジョーイは走り出してホームから見るが自殺者はなかった、逆に警察には自殺未遂と疑われ、婦人警官には妊娠中は情緒不安定だと言われてしまう
病院で中絶しようとするが二度目の中絶に医師も母体の影響を考えて慎重、エコーで体の中の子を見せられて手術までの二週間をゆっくりと考える事にするジョーイ
三か月後、ジョーイは産む事に決めた、スクールにも通い準備を始めるが、ジョーイは頻繫に見えない者たちを見るようになり、その原因は妊娠中に自殺を計った事が原因だった
《感想》
当時は「リング」の世界的大ヒットでJホラーと呼ばれ、世界中でJホラーが流行り、もちろんアジアでも影響を受けて「The EYE【アイ】」がヒット
監督のオキサイド・パンとダニー・パンのパン・ブラザースは一躍人気監督となり、続編を製作し、国際女優のスー・チーを主演に迎えました
前作でもそうでしたが何か原因があって幽霊が見えるようになってしまいます、身籠った時に自殺を計った事で見えるようになってしまいました
スー・チー演じるジョーイは上司のサムと不倫をして実らない愛に疲れてしまい、それに煮え切らないサムに嫌気が差したのか別れを切り出したのはジョーイの方から
タイに行って爆買いしてホテルで睡眠薬で自殺を計ります、でも書置きには病院に連れて行ってと書かれてあったので本当に死ぬ気はなかったようです
意識朦朧となったジョーイの目の前に無数の人影が現れてジョーイを見ているんです、それからジョーイは頻繫に幽霊を見るようになるんです
サムはジョーイからの電話にも出ずにジョーイの前から消えようとするんです、なのでジョーイは一人で子供を産んで育てようと決心するんです
駅のホームで女の幽霊がジョーイをじっと見つめているんです、そして電車に飛び込むのです、そこには何も無くて自殺者もいません、ジョーイは妊娠中によくある情緒不安定なんだと
しかしその女はジョーイの前に現れてジョーイは自殺者を調べるとサムの妻に辿り着きます、不倫を知ったサムの妻はジョーイが自殺未遂した頃に自殺していたんです
そしてジョーイの産まれてくる子供に転生しようとジョーイをつけ狙うわけです、霊能者に言わせるとこれは因果応報なのだと、ジョーイはそれを防ぐべく再び自殺を計ります
様々な幽霊が出てくるのですがタクシーに乗ったら先に乗ってたり、上から投身自殺のように落ちてきて顔の半分が潰れてたり、普通の人のように佇んでたりとかね
スー・チーも血まみれで頑張ってます、幽霊なんて見えない方が幸せですね、ただジョーイが強姦されそうになるのですが、ジョーイが知らない間に男を噛み続けて顔をズタズタにしてしまうのは幽霊の仕業?
胎児を狙う悪霊 それが『The EYE2』です。
この作品では子供が産まれるのは転生だとしてるようです、輪廻転生が描かれてるけどそれじゃあ人類の数は永遠に同じなのかな?