『ダメージ』
1992年 イギリス・フランス
《スタッフ&キャスト》
監督 ルイ・マル
原作 ジョゼフィン・ハート
脚本 デヴィッド・ヘア
撮影 ピーター・ビジウ
音楽 ズビグニエフ・プレイスネル
出演 ジェレミー・アイアンズ/ジュリエット・ビノシュ/ミランダ・リチャードソン/ルパート・グレイヴス/レスリー・キャロン/イアン・バネン/デヴィッド・シューリス
《解説》
あなたと会えるからあなたの息子と結婚するの
図らずも息子の恋人と惹かれ合い、情事に溺れていった男の哀しき顛末を描いた恋愛ドラマ、フランスの巨匠、ルイ・マルが手掛けたスキャンダラスなラブ・サスペンス
愛欲に溺れ運命が狂ってしまうスティーヴンを演じるのは「運命の逆転」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したジェレミー・アイアンズ 魔性の女、アンナには「イングリッシュ・ペイシェント」などに出演しているフランスの人気女優ジュリエット・ビノシュが扮している
《物語》
イギリスの下院議員のスティーヴン・フレミングは上流階級の一人娘を妻にし、2人の子供に恵まれて順風満帆な人生を送っていた、首相にも声をかけられるが権力より家庭を大切にする男
ある日、フランス大使館の式典に出席していたスティーヴンは若くミステリアスな女性アンナ・バートンに出会う、自己紹介もそこそこに2人は運命的なものを感じ見つめ合ってしまった
後日、新聞社に勤めるマーティンが新しい恋人を連れて実家にやってきた、その女性こそアンナだったのだ、そこでもアンナは口数少なく、スティーヴンも意識してしまう
ある日の昼下がり、アンナはスティーヴンを呼び出しアンナの家へ、そこで息子の恋人と知りながらもスティーヴンは欲望のままにアンナを求め、アンナも身を任せた
マーティンが新聞社の政治部副編集長に抜擢されたことを祝うため、フレミング家の人々とアンナがレストランで集まり乾杯の席を設けるんです
スティーヴンの妻イングリットが、彼女にいろんな質問、彼女の過去には15歳のときに兄が自殺を、その直後に両親が自殺したことを告白
パーティーもお開きになりマーティンはアンナを送り、スティーヴンはこっそりと後からアンナの家へ、ちょうどアンナを送りマーティンが帰るとこ
スティーヴンは中に入り、食事中も抱きたかったとアンナを押し倒す、ベッドでは自分が逃げた為に兄が自殺した兄の自殺は自分のせいだと
ブリュッセルの会議にアンナを同伴させようとするがアンナはマーティンとパリに旅行、スティーヴンは12時間の会議の後、電車に乗りパリでアンナと密会
アンナとの情事に溺れ、自分の感情をコントロール出来なくなったスティーヴンは離婚を決意するが、アンナはマーティンとの親子関係は一生元には戻らなくなる、それにあなたはすでに私を手に入れていると言い取り合わない
そしてアンナとマーティンの婚約が決まり、スティーヴンはアンナの母エリザベスを昼食に招待、しかし彼女は全てを見抜いていて帰りの車の中でアンナと別れてくれと懇願
結婚式の準備が整い、アンナとの別れを決意したスティーヴンだったが、アンナがロンドンに借りたアパートの鍵を送ってきた スティーヴンと別れたくないアンナ
アパートで密会した2人は激しく抱き合うがそれをマーティンに目撃され、ショックを受けたマーティンは階段を踏み外して頭を強く打って死んでしまう
これにより2人の関係がスキャンダルとして世間に露呈してしまい、スティーヴンはアンナと別れ、家族も去っていったスティーヴンは職も失い孤独な余生を過ごすことになってしまった
《感想》
すごくエロティックな内容です、もう初老のスティーヴンが息子の若い婚約者相手に肉欲に溺れます、若い女とのセックスでまるで若返っかのように力強いです、こんな下着なんてたまりません
このスティーヴンのセックスがわりと暴力的だったりしてエロい、なんだか女を支配するようなセックスで、そんなスティーヴンをアンナは見抜いていたのでしょうか?
アンナの母親も勘がよくて2人の関係を見抜きます、いろんな経験をした女の直感みたいなものがあるのでしょうか?、アンナとスティーヴンを見てピンときたのでしょう
それにイングリット役のミランダ・リチャードソンが存在感ありました、スティーヴンの浮気が明るみになった後で、私じゃだめなのっと服を脱ぎ歪んだ乳房を晒します、このシーンはある意味怖い、年を取っても女は女で女のプライドがありますもん
そして一番の疑問はアンナ役はジュリエット・ビノシュでよかったの?、最初に出てきた時にいいオヤジが溺れるような女に見えなかった
特に色っぽいわけでもないし、それは映画が終わるまで続きました、最後までジュリエットにエロさは感じなかった、ただおいらの好みの問題かな?
新聞社に勤めるマーティンの奥様には知的な雰囲気を持つアンナは良いかも知れませんが地位と名誉を捨ててまで溺れるのはどうかな?
ラストはかなり悲劇的な結末で本当に地位も名誉も無くして、アンナも無くしてしまいます、このジェレミー・アイアンズの哀愁ったらもう可哀想すぎる、ほんの数日前まで順風満帆だったのに
ジェレミー・アイアンズは真面目で議員って雰囲気からアンナに溺れるまでいろんな顔を見せます、見事でしたね、痩せ細った初老の体で迫力のセックス、床にアンナの頭を打ち付けたり首を絞めたり、う~ん激しい
こんなセックスをするようには見えませんけどね、日本映画ならもっとねちっこい描写にするでしょうね(爆)、そんなとこがヨーロッパ映画なのかな?
ルイ・マル監督が贈る、息子の恋人との禁断の情事に溺れる中年政治家を描いた、背徳のラブ・サスペンス それが『ダメージ』です。
こんな話は無いだろうな~と思ってたら意外に共感する女性が多いようです、枯れ専なる言葉もありますしね、びっくりでした。
更に過激な続・裏237号室の『ダメージ』のレビューはこちらです。





















