『冷たい月を抱く女』
1993年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 ハロルド・ベッカー
原作 アーロン・ソーキン/スコット・フランク
脚本 アーロン・ソーキン/ジョナス・マッコード
撮影 ゴードン・ウィリス
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演 ニコール・キッドマン/アレック・ボールドウィン/ビル・プルマン/ベベ・ニューワース/ピーター・ギャラガー/ジョージ・C・スコット/アン・バンクロフト/ジョセフ・ソマー/トビン・ベル
《解説》
この映画の結末を、あなたは絶対に想像できない
ある夫婦と友人の医師の3人が織りなす、奇怪な事件の顛末を描いたスリラー、「ア・フュー・グッドメン」のアーロン・ソーキンと、ジョナス・マッコードの原案を、「シー・オブ・ラブ」のハロルド・ベッカー
後にアカデミー賞女優となるニコール・キッドマンが、悪女役に挑んだサスペンス、同じく後にオスカー女優グウィネス・パルトロウの脇役ながら意外な役どころ
《物語》
自宅で待ち伏せしていた男に暴行され病院に運ばれて来た女子大生ブリジット、このところ連続暴行事件が起き、大学の学長補佐のアンディ・セイフィアンは頭を悩ませていた
大学病院に赴任してきたばかりの医師ジェッド・ヒルが被害者の手術を担当し、瀕死の重体だった被害者は一命を取り留めた、アンディはジェッドに礼を言うが2人は高校の同窓生だった事が判明
アンディの妻トレイシーは大学病院の小児病棟でボランティアで働いている、夫婦の家は由緒ある屋敷だが古く、配管の修理に結構な費用が掛かる事からトレイシーは3階を貸し出そうと提案
アンディはジェッドと昼食をとった時にジュッドに3階を貸す事にする、アンディはトレイシーに腹痛の持病を相談、子供の欲しい2人は数週間同じ状態が続いたら診てみようとジェッドは答えた
そんなある日、面接をする予定だった女子大生ポーラが現れずアンディが自宅まで行くとポーラは庭で殺されていた、これまで3人の被害者と会っているアンディは警察で精子のサンプルテストを受ける事に
その頃トレイシーの持病が悪化して救急車で大学病院に運ばれジェッドが手術をする、トレイシーは妊娠4週目で破裂した卵巣を摘出し、胎児を失った
もう1つの卵巣も壊死している事からジェッドはアンディの許可を得て卵巣を摘出、命は助かったトレイシーだが子供の産めない体となってしまった
しかし摘出された卵巣から検査の結果は正常だった事から、トレイシーは許可をしたアンディに別れを告げ、ジェッドを相手に2000万ドルの損害賠償請求をし、全額が医師賠償保険から支払われた
一方、アンディは用務員のアール・リーマスが暴行犯だと知り乱闘の末に逮捕、事件を担当したダナ・ハリス刑事から以前の精子検査の結果を見せられ、アンディは自分が無精子症だと知った
《感想》
女子大生連続暴行事件を軸に物語が進んで行くのかと思ったらそうではなくてもっと恐ろしい展開になっていくサスペンススリラーなのです
この連続暴行事件に頭を悩ませている大学の学長補佐のアンディ・セイフィアンを演じるのはビル・プルマンで、南北戦争時代からある由緒ある家に住んでいるのですが古くて修理にお金が掛かります
瀕死の連続暴行事件の被害者を救った天才医師のジェッド・ヒルを演じるのはアレック・ボールドウィンで、アンディと会った時に高校の同窓生だと判明して友人となります
アンディの妻で大学病院で小児科でボランティア活動をするトレイシーを演じるのは「デッド・カーム 戦慄の航海」、「マイ・ライフ」のニコール・キッドマン
家の3階を貸し出そうと言い出したトレイシーなのですがアンディがジェッドに貸し出すと、いけ好かないジェッドが気に入らないトレイシーなのです、それにアンディがトレイシーの持病の相談をした事も気に入らないのです
3階に住むジェッドは天才医師でイケメンなので看護師にもモテるんです、部屋に女を連れ込んで毎晩セックスをしてトレイシーはアンディに文句たらたら
アンディとトレイシーも2階のベッドでセックスをするのですが隣の家の少年が2階から覗いているんです、トレイシーは見られても平気とばかりに見せ付けてやるのです
アンディが死体を発見した被害者のポーラを演じたのがグウィネス・パルトロウで、何だかアバズレな雰囲気の女子学生なのですがアンディは気に留めてたんです
被害者3人と会っているアンディは事件を担当するダナ・ハリス刑事に精子のサンプルを取られるのです、これって疑われているんですよね、めっちゃ嫌な感じです
トレイシーの持病が悪化して卵巣を摘出、もう1つの卵巣も捻じれていて壊死していると判断したジェッドはアンディの許可を得て摘出、しかもトレイシーは妊娠4週目だったのですが胎児は死に、もう子供が産めない体になってしまうんです
検査の結果で卵巣は正常だった事でトレイシーはアンディに別れを告げてジェッドを訴えるのです、賠償金の2000万ドルを受け取ってトレイシーは新しい人生に、と思っていたら違うのです
アンディは備品を取りに用務員室に行ったところでこの用務員が暴行犯だと気付きます、覚られた用務員から殺されそうになるも返り討ちにして逮捕となります、そこでダナ・ハリス刑事から精子の検査でアンディは無精子症だと説明を受けます
あれ?トレイシーの妊娠4週目は何だったの?、トレイシーは弁護士と浮気していたと感じて弁護士に詰め寄るのですが違うようで、死んだと聞いていたトレイシーの母親が生きていると聞かされます、飲んだくれの母親からはトレイシーは詐欺師だとね
悲劇のヒロインかと思っていたトレイシーが実は悪女だと知ってアンディは行動を起こすのですが、驚愕の事実を知る事になるのです
ニコール・キッドマンが普通の奥さまから妖艶な悪女まで色んな顔を見せてくれます、ラストにはニコール・キッドマンの唖然とした表情も見ものです
超一級のサスペンス・スリラー! それが『冷たい月を抱く女』です。
悪女ってやはり魅力的なのでしょうね、騙されてもいいと思わせるような、しかし騙し返してやりたいです。























