『ヒッチャー』
1986年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 ロバート・ハーモン
脚本 エリック・レッド
撮影 ジョン・シール
音楽 マーク・アイシャム
出演 ルドガー・ハウアー/C・トーマス・ハウエル/ジェフリー・デマン/ジェニファー・ジェイソン・リー
《解説》
乗せたら最期
「ブレードランナー」のルドガー・ハウアーが謎の殺人ヒッチハイカーを怪演し大ヒットを記録したサスペンススリラー、主人公ジム役に「アウトサイダー」のC・トーマス・ハウエル
見知らぬ男を車に乗せた事から始まる恐怖の追跡劇は、公開当時アメリカ全土に恐怖のヒッチハイカーというトラウマを植え付けた、監督は本作が第一作目となったロバート・ハーモン
《物語》
真っ暗な荒野の一本道を高級車の陸送をしている青年ジム・ハルジー、外は雷雨となり前方に手を上げるヒッチハイカーの男を発見し、車を止めて男を乗せた
男はジョン・ライダーと名乗るが行き先は言わない、ジムが自分の追い抜いて行った車が道端に止まっており心配をしたジムが止まろうとするとジョンがアクセルを踏ませて追い越してしまった
ジムが降りてくれと車を止めてもジョンは降りず、しかも止まっていた車の運転手の手足と首を切って殺したと話してナイフを出した
ジムにナイフを突きつけて、俺を止めてくれと言い出し、ジムは隙をついてドアロックの掛かっていない助手席のドアからジョンを外に蹴り落として走り去った
明るくなった頃にジムの車を家族連れの車が追い越して行った、その後部座席の女の子がジムに手を振っている、笑顔で応えるジムだったがその隣にジョンが座っている
慌てたジムは危険を知らせようと並走するが対向車のバスと接触してしまい家族の車は行ってしまう、しばらくするとあの家族の車が止まっており、ジムが様子を見に行くとジムは嘔吐
再び走り出したジムの車にいきなりジョンが運転する車が追突、ジムの車を追いかけ回した後は道を外れて荒野へと走り去って行った
ジムが電話をしようとガソリンスタンドに寄るとジョンの車が現れて給油機をなぎ倒してガソリンに火が点いたマッチで引火、ジムは間一髪逃げ出した
その先のガソリンスタンドみ従業員の女性ナッシュが開店準備をしているとジムがドアを叩き電話をさせてくれと、事情を察してナッシュはジムを中に入れて食事の用意をした
警官がやって来てジムが外に出ると警官はいきなり発砲してジムを逮捕、所持品を取り出すと財布がなく血の付いたナイフが出てきた、ジョンによってジムは凶悪犯に仕立て上げられたのだ
その後も何度も執拗に追い掛けてくるジョン、しかもナッシュをも巻き込んで事態は悪化していく
《感想》
このジョン・ライダーは何の為にこんな事をしているのか、ずっとヒッチハイクをして殺人を犯して車を奪ってハイウェイを彷徨っているのでしょうか?
このジョン・ライダーを演じるのは「ブレードランナー」のルドガー・ハウアーで見るからに怖い雰囲気を持っている男なんです、こんな男が道に立っていてよく乗せたね
このジョンを乗せたのが「アウトサイダー」のC・トーマス・ハウエルで高級車を陸送する仕事ってアメリカのような広大な土地だったら退屈なのでしょうね
だからって得体の知れない男を乗せるなんて怖いよね?、自分の退屈を紛らわす為かも、それとも雨の中を立っている男を見て気の毒に思ったのか
最初は普通の会話をしているのですが、だいぶ前に抜いて行った車が脇道に止まっているのを不審に思うのですがジョンが確認をさせません、何故ならジョンがこの車に乗る前にヒッチハイクした車だったんです
その車の運転手は惨殺されていてジョンはヒッチハイクを繰り返して殺人をする異常者だったんです、ジョンの次のターゲットはジムとなったのですがジョンは蹴り落とされてしまいます
アメリカのような広大な土地は荒野で道路が延々と続いている印象でこんな所に1人でいたら死にますよ、それを見たら乗せようと思ってしまうかも、ガソリンスタンドもしっかり注意してないとガス欠になったら死ぬかも
その後もジョンは別の車にヒッチハイクで乗り込んでジムを追うのです、乗った車の家族は子供も含めて皆殺しにしてしまう残酷なジョンなのです
ガソリンスタンドに走り込んでそこで協力者となってくれるのがナッシュなんですが演じるのは「初体験リッジモンド・ハイ」のジェニファー・ジェイソン・リー
ガソリンスタンドのダイナーのウェイトレスだったのにジムと知り合ってしまったが為に彼女もジョンに狙われて恐ろしい目に遭わされてしまいます
ジョンは殺人の犯人をジムに仕立て上げて警察はジムを追うのです、ジムとしてもまさか自分が警察に追われるとは思わなかったでしょうね、それでも執拗にジムを狙うジョンは遂に捕まるも経歴なんかも何も分からない存在なのです
もし自分がこんなにつけ狙われるなんて恐ろしくてたまりませんよ、アメリカの砂漠の一本道で起こり得る恐ろしいヒッチハイカーがいるなんてね、こんなシリアルキラーがアメリカにはいっぱいいるのかな?
運命不明、死のドライブが始まる それが『ヒッチャー』です。
ルドガー・ハウアーは2019年に亡くなっていますが彼の迫力はさすがです。





















