るろうに剣心 京都大火編 | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『るろうに剣心 京都大火編』

 

 

 

 

 

2014年 日本

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 大友啓史

 

原作 和月伸宏

 

脚本 藤井清美

 

撮影 石坂拓郎

 

音楽 佐藤直紀

 

 

 

出演 佐藤健/武井咲/伊勢谷友介/青木崇高/蒼井優/神木隆之介/土屋太鳳/田中泯/宮沢和史/小澤征悦/滝藤賢一/三浦涼介/丸山智己/高橋メアリージュン/江口洋介/藤原竜也/福山雅治

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

さらば、剣心

 

和月伸宏の人気コミックを佐藤健主演&大友啓史監督で実写映画化した「るろうに剣心」の続編で、原作のクライマックスにあたり、人気の高いエピソード「京都編」を描いた2部作の前編

 

主演の佐藤健やヒロインの武井咲らが引き続き出演するほか、剣心の宿敵役の藤原竜也や伊勢谷友介らが新たに登場する、迫力満点のスケールと驚異的なアクションに目を奪われる

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

1878年・明治11年、兵庫・摂津鉱山で元新撰組三番隊組長で今は明治政府の警官である斎藤一は内通によってある人物を捜していた

 

 

警官隊が次々と姿を消し、斎藤が奥に進むとそこには警官の死体の山、更に奥には顔を包帯で包んだ志々雄真実の姿、辺りは炎の海で吊るされた警官が落とされ、斎藤が志々雄に近づくが櫓が目の前に倒されて道が塞がれ、志々雄は姿を消した

 

東京・浅草では歌舞伎を見に来ていた緋村剣心らは人斬り抜刀斎をモチーフにした演目で抜刀斎は既に過去の人物で時代も変わろうとしていると感じた

 

 

神谷薫が師範代を務める神谷活心流の道場では練習生が稽古に励んでいたが、そこに高荷恵が客を連れてやって来た、それは警視総監で明治政府で一番偉いとされる大久保利通に呼ばれた

 

2人は顔見知りで本題は志々雄が京都で再び暗躍していると、剣術は剣心と同等だが剣心のように相手を思いやるような心のない人間

 

影の人斬りと呼ばれていた志々雄は剣心が刀を置いた鳥羽伏見の戦いで同士に裏切られ、斬られ体を焼かれたが奇跡的に一命を取り留めて姿を消した

 

 

その後に京都の裏社会で政府転覆を目論む、政府も手を打つがことごとく失敗、もはや頼れるのは抜刀斎のみとなり、大久保利通は剣心を呼んだのだ

 

一旦は道場に戻った剣心に皆は大反対、しかし大久保が暗殺され、剣心は必死で止める薫に別れを告げて京都へと向かう、その頃、元御庭番衆の四乃森蒼紫が最強を賭けて剣心を狙っていた

 

 

途中の村で志々雄の配下の者によって殺され、剣心は怒りのままに大勢を倒した、そこに現れた志々雄の部下の瀬田宗次郎によって志々雄と対面を果たすが、宗次郎に剣心の逆刃刀を真っ二つに折られてしまう

 

 

逆刃刀を失くして危機に立つ剣心の元へ薫と左之助たちが駆け付ける、一方志々雄は京都大火を企てるが、その影に恐るべき陰謀が隠されていた

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

前作の「るろうに剣心」で動乱の幕末で最強の伝説を残した男・緋村剣心、かつては人斬り抜刀斎と恐れられたが、新時代を迎えて神谷薫ら大切な仲間たちと穏やかな日々を送っているのです

 

 

緋村剣心を演じるのは佐藤健で、おいらは佐藤健の殺陣が好きでね、村を襲った志々雄の部下たちを数十人をあっという間に次々と倒していく姿は鳥肌ものです

 

 

剣心は神谷道場で世話になっていて買い物や食事を作ったりしているのです、まったく平和な世の中なのですが、政府に裏切られて斬られ焼かれた志々雄が復讐をしようと政府転覆を目論むのです

 

志々雄真実を演じるのは藤原竜也ですがほとんど包帯に顔を巻かれた状態なので藤原竜也なのかわかりません(笑)、とにかく志々雄は残酷な奴で殺して焼いて吊るすのです、側近の美女は高橋メアリージュン

 

 

志々雄は剣心から人斬りを引き継いだ、剣心とは面識がなく剣心の事を先輩と呼んだりします、その実力は剣心と互角と言われるも危険視されて奇襲されたのです

 

志々雄が率いる部隊の十本刀の1人、瀬田宗次郎を演じるのは「桐島、部活やめるってよ」の神木隆之介でそのあどけない表情からは想像出来ないほどの剣術です

 

 

剣心を狙う隠密御庭番衆の御頭の四乃森蒼紫を演じるのは伊勢谷友介で、仲間も倒すべき幕府もなくなり死んだ仲間の為に最強となる為に修羅に堕ち、緋村剣心を倒す事が唯一の生きる目的となったのです

 

 

その蒼紫を慕う巻町操を演じるのは土屋太鳳でさすがに日本女子体育大学出身で身体能力はさすがです、しかし蒼紫が修羅に堕ちた事は知らないのです

 

 

剣心は折られた逆刃刀の生みの親の新井赤空を捜すが既に他界しており、息子の青空から保管されていた赤空最後の一振り逆刃刀・真打を剣心に渡すのです

 

新しい逆刃刀で剣心は志々雄の京都大火を阻止するべく京都へと向かい、操の拠点である御庭番衆の仮の宿の葵屋で作戦を練るのです、そこで元新撰組の斎藤一ら警官隊と戦いに赴きます、斎藤一を演じるのは江口洋介

 

 

剣心の親友でもある喧嘩屋の相楽左之助を演じるのは青木崇高で、剣心を捜してやって来た蒼紫とケンカとなってボコボコにされてしまいます、そのケガも癒えぬまま京都に参戦

 

 

そんな左之助のケガを心配して薬を持たせる高荷恵を演じるのは蒼井優で、剣心が志々雄を止めればこれまでの罪を清算すると言われ、その中には恵の罪も含まれているのです

 

 

神谷薫を演じるのは武井咲で本作のヒロインです、剣心に想いを寄せており剣心も同じく薫に想いを寄せているのはみんな知ってるのですがなかなか発展しません

 

 

この薫が宗次郎に拉致されて船から海に落とされてしまい、剣心は志々雄との対決は持ち越しで薫を助ける為に海に飛び込むのです、それによって薫も剣心も行方不明となります

 

ちなみに前作は日本以外ではフィリピンで大ヒットし、フィリピンにおける日本映画興行記録更新したそうで、本作のアジアプレミアはフィリピンで行われました

 

 

 

 

 

 

今世紀最大のアクション感動大作! それが『るろうに剣心 京都大火編』です。

 

 

 

 

 

なんだか凄い展開になっていて「るろうに剣心 伝説の最期編」へと続きます。