るろうに剣心 伝説の最期編 | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『るろうに剣心 伝説の最期編』

 

 

 

 

 

2014年 日本

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 大友啓史

 

原作 和月伸宏

 

脚本 藤井清美

 

撮影 石坂拓郎

 

音楽 佐藤直紀

 

 

 

出演 佐藤健/武井咲/伊勢谷友介/青木崇高/蒼井優/神木隆之介/土屋太鳳/田中泯/宮沢和史/小澤征悦/滝藤賢一/三浦涼介/丸山智己/高橋メアリージュン/江口洋介/藤原竜也/福山雅治

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

未来のために、

 

佐藤健が主演、ドラマ「ハゲタカ」「龍馬伝」の大友啓史監督のメガホンで、和月伸宏の人気コミックを実写映画化した「るろうに剣心」シリーズの完結編、クライマックスを飾るにふさわしい未曾有のバトルに胸が高鳴る

 

原作でも人気の高いエピソード「京都編」を映画化し、「京都大火編」「伝説の最期編」として連続公開する2部作の後編、前作のキャストも総結集、「龍馬伝」で大物監督や佐藤健ともタッグを組んだ福山雅治が、剣心の師匠・比古清十郎を演じ、2部作を通じて出演

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

幼き頃の少年、心太は散らばった死体の墓を作っていた、その死体の山を築いたのは比古清十郎、人買いの連中で心太を売買していた者たちの死体、比古清十郎は心太に「お前は優しすぎる、剣客にはそぐわん」と剣心と名を与えて弟子とした

 

 

そんな昔の夢を見ていた剣心が目を覚ますとそこには見覚えにある場所、薫の事を思い出して外に駆け出すとそこにいたのは比古清十郎

 

 

15年ぶりに再会を果たした2人、三日間眠っていた剣心は他に誰も浜辺にはいなかったと聞かされて落胆する剣心だったが、志々雄を止める為に飛天御剣流の奥義を伝授して欲しいと願い出る

 

その頃、志々雄の乗った巨大船“煉獄”が東京湾に到着、志々雄は国盗りを宣言、その一報は東京警視本部にも届き騒然となる、志々雄は大久保利通の後任の伊藤博文を呼び出す事に

 

 

煉獄の前の海岸で会合が行われるが全てを闇に葬る政治のやり方に自身を焼かれたのも政治と怒り、更に命が欲しければ剣心を捜し、晒し首にしろと命令、志々雄に恐怖する政府は全国に剣心を指名手配、斎藤一は武士の誇りを忘れたのかと呆れて去って行く

 

 

京都の隠密御庭番衆の隠れ家葵屋にも剣心の指名手配の情報が入り、それに怒る左之助と弥彦だったが薫が病院にいると聞き駆け付ける、目を覚ました薫は左之助と弥彦と東京へと向かう

 

 

一方、奥義を伝授してもらうべく手合わせをするが全く刃が立たない、その夜に比古清十郎と言葉を交わし、欠けているものを理解しろと

 

 

翌朝に竹林で比古清十郎と対する剣心、戦いの中に恐怖するがそれは死の恐怖、その命の重さが奥義への第一歩だと、奥義を得た剣心は比古清十郎と別れ、志々雄の元へ向かう

 

京都で操から薫の無事を知り、剣心は蒼紫と対決、蒼紫は敗れ葵屋で操から手当てを受け、死んでいったみんなの分まで生きてもらうと諭される

 

 

東京の神谷道場に戻った剣心はそこで恵と再会、そこに警官たちが現れるが剣心は弱々しい警官を見て刀を置いて捕らえられる、警視本部へ連れてこられた剣心は伊藤博文から政治を守る為に生け贄になってもらうと

 

 

そこで剣心は志々雄に近付けば勝機はあると、それを聞いた伊藤博文は伝説に相応しい花道を用意してやるとある作戦に出る

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

前作の「京都大火編」からの直接的な続編です、とにかく内容がてんこ盛りなので次から次へといろんな事が起こります、こんなに緋村剣心が日本の中心となっているなんてね

 

前作のラストに登場した福山雅治演じる比古清十郎によって助けられた緋村剣心、比古清十郎は剣心にとっては師匠で剣心は志々雄との対決に奥義の伝授を願うのです

 

 

とにかくあんなに強い剣心が比古清十郎には全く歯が立たない、刃が立たないのです、圧倒的に強くて志々雄を倒すのに協力してもらったらと思うほどです

 

 

毎日ボコボコにされながらも比古清十郎は命の重さの大切さを説き、奥義を伝授するのです、その奥義を持って剣心は戻るのですが、簡単には戻れません

 

最強を懸けて四乃森蒼紫が挑戦してくるのです、彼は10年もの間も剣心を捜し求めて遂に対決となるのです、しかし蒼紫は剣心には敵わず、葵屋で操に手当てをしてもらって生かされるのです

 

剣心は志々雄と対決すべく東京へと戻るのです、しかし明治政府は志々雄に武力で脅されて剣心を指名手配して斬首の上晒し首にする為に剣心を捕らえるのです

 

 

剣心は伊藤博文と会う為にわざと捕まり直談判、公開処刑を芝居して志々雄たちをおびき寄せるのですが志々雄は煉獄の中で部下たちを一網打尽にして剣心は煉獄へと乗り込むのです

 

 

そこで剣心は志々雄と対決となるのですが、とにかく志々雄は強い、それに剣から炎を飛ばすんです、剣心もその炎に翻弄されて太刀打ちできずに倒されてしまいます

 

 

そこに斎藤一が現れて志々雄と対決するのですが、剣心と互角の腕を持つ斎藤一でも敵わず、危機一髪の時に左之助が助けに入るのですが2人とも倒されます

 

 

更に蒼紫が剣心を倒すのは俺だと志々雄と対決するも押されっぱなし、剣心と斎藤一と左之助も加わって4対1での戦いとなるものの炎の剣で4人を圧倒

 

 

しかし志々雄の愛人の駒形由美は長い時間戦う事が不可能な事を知っていて膝を付いた志々雄の前に出て剣心に「もう止めて」と止めに入るも志々雄は由美もろとも剣心を貫きます

 

そこに明治政府は大砲で煉獄を一斉砲撃、志々雄は炎に包まれ、剣心らは小舟で脱出、ボロボロのみんなを出迎えた伊藤博文は人斬り抜刀斎は死んだと明言して敬礼

 

 

その後は神谷道場で剣心と薫がちょっと良い雰囲気になって終わるのです、これで完結かと思っていたら更に続編が7年ぶりに「最終章 The Final」が公開となりました

 

 

 

 

 

戦いの先に、何を見たのか それが『るろうに剣心 伝説の最期編』です。

 

 

 

 

 

この世界観で最強とは誰なのかと、とにかくみんな強いですから。