ジュラシック・ワールド | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『ジュラシック・ワールド』

 

 

 

 

 

2015年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 コリン・トレボロウ

 

脚本 リック・ジャッファ/アマンダ・シルバー/デレク・コノリー

 

撮影 ジョン・シュワルツマン

 

音楽 マイケル・ジアッキノ

 

 

 

出演 クリス・プラット/ブライス・ダラス・ハワード/ビンセント・ドノフリオ/タイ・シンプソン/ニック・ロビンソン/ジェイク・ジョンソン/オマール・シー/B・D・ウォン/ジュディ・グレア/イルファン・カーン/ブライアン・ティー/ケイティ・マクグラス/ローレン・ラプカス/アンディ・バックリー/ジミー・ファロン

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

あのテーマパークが、遂にオープンする

 

スティーヴン・スピルバーグ監督によるメガヒット作「ジュラシック・パーク」のシリーズ4作目、前作「ジュラシック・パークⅢ」以来14年ぶりの新作で、スピルバーグは製作総指揮を担当、新鋭コリン・トレボロウがメガホンをとった

 

恐竜をテーマにした巨大テーマパークを舞台に、遺伝子操作によって生み出された新種の恐竜が脱走、人間や恐竜を襲うさまを臨場感たっぷりに描き出す

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

コスタリカのファン・サンタマリア空港に降り立ったザックとグレイの兄弟は叔母のクレア・ディアリングを訪ねてスラ・ヌブラル島へとやって来た

 

 

そこは世界中から毎日2万人の旅行客が訪れる人気のテーマパーク“ジュラシック・ワールド”、22年前に島で惨劇が起き、インジェン社はマスラニ・グローバル社に買収された

 

社長のサイモンは故ジョン・ハモンドの意志を継いでジュラシック・ワールドを実現させ、人気の観光施設として大成功を収めている

 

 

運営責任者のクレアは甥のザックとグレイに構う暇もないほど多忙で、クレアは2人をアシスタントのザラに任せきり、その埋め合わせにジュラシック・ワールドのコントロール・ルームを見学できる約束をする

 

 

クレアは株主に遺伝子操作によって新種のハイブリッド恐竜インドミナス・レックスを作り出した、それはTレックスより大きく、来場者の激増とマスコミ取材で世界が注目すると語る

 

 

サイモンは元海軍のオーウェン・グレンディという男を研究チーム員としてヴェロキラプトルを調教して事故防止に知恵を絞っている、オーウェンは4頭のヴェロキラプトルに名前を付けて手懐けている

 

整備部門長のヴィック・ホスキンスはオーウェンにヴェロキラプトルを兵器として軍事利用する話しを持ち掛けるがオーウェンは耳を貸さない、飼育員がエリアに落下した時も自らエリアに入ってヴェロキラプトルを制して助け出した

 

 

クレアはオーウェンの小屋を訪れ、サイモンからの防護壁の点検をするという要請を伝える、2人は過去に1度だけデートをしているがその後に発展はなかった

 

 

2人はインドミナス・レックスの飼育エリアに向かうもインドミナス・レックスは姿を消し、生体反応も確認出来ない、クレアは脱走したと思いコントロール・ルームに連絡するもGPSはエリア内で反応

 

 

それはインドミナス・レックスが仕掛けた罠で待ち伏せしていた、エリア内を調べるオーウェンと2人の職員はインドミナス・レックスが脱走していない事を知らされるが職員2人は捕食され、本当に脱走してしまう

 

 

コントロール・ルームに戻ったクレアは管理部隊を出動させてインドミナス・レックスの捕獲作戦を開始するのだが…

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

やはりCGの進化でここまで恐竜が滑らかにまるで動物園の動物のように見えましたね、実際の恐竜があんな動きなのかは誰にも分からないですが、ものすごくリアルです

 

ジュラシックパークの創設者のジョン・ハモンドのインジェン社を買収したのがマスラニ・グローバル社で1970年代に設立されたインドの通信ネットワーク会社が前身、設立者の息子サイモン・マスラニがジュラシック・ワールドのオーナーなのです

 

 

インジェン社でジュラシックパークの遺伝子学者のヘンリー・ウーがサイモンのジュラシック・ワールドの目玉となるインドミナス・レックスを作るよう命じられるが、色んな遺伝子を組み合わせた事で恐竜ではなく怪物を造ってしまうのです

 

 

このインドミナス・レックスは大きく凶暴でかなり大きな防護壁のエリアに閉じ込められているのですが、その色んな遺伝子のせいで体温調節して熱感知を逃れて脱走したと思わせる利口さです

 

このインドミナス・レックスが強烈なのです、Tレックスに似ているのですが頭から背中にかけて固い飾りがついています、しかも遺伝子操作のせいで周りの風景と同化して溶け込む事が出来るのです、なので気付いたら目の前にいたりします

 

 

そのインドミナス・レックスを追うのが「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのクリス・プラットが演じるオーウェン・グレンディ、元海軍で監視員でヴェロキラプトルを調教しているんです

 

 

インドミナス・レックスが脱走する時には何とかギリギリで逃げる事が出来たんです、そこで管理責任者のクレア・ディアリングに死者が出ると忠告するも融通が利かずにオーウェンに反発

 

 

クレアを演じるのは「エクリプス/トワイライト・サーガ」のブライス・ダラス・ハワード、甥っ子がジュラシック・ワールド内に行方不明となった事で仕事を放棄してオーウェンに頼んで一緒に捜索するのです

 

 

クレアの甥のグレイを演じるのは「アイアンマン3」のタイ・シンプソンで恐竜の知識は相当なもので、それに両親が離婚に向けて話し合っている事を知っていて悲しんでいます

 

 

グレイの兄のザックを演じるのはニック・ロビンソンで彼女がいるのにジュラシック・ワールド内の女性客に色目を使ってます、それに彼の行動でインドミナス・レックスに襲われる事になります

 

 

クレアにグレイとザックの世話を押し付けられた秘書のザラを演じるのはケイティ・マクグラスなのですが、まさかあんなに残酷に恐竜に食べられるとはね

 

ヴェロキラプトルを軍事利用しようと画策するインジェン社の警備を担当するヴィック・ホスキンスを演じるのは「フルメタル・ジャケット」「JFK」などのヴィンセント・ドノフリオ、頑張ったけどオーウェンのようにはいかなかったですね

 

 

グレイとザックの母親でクレアの姉のカレンを演じるのはジュディ・グレア、離婚に向けての話し合いをし、息子たちを妹のクレアの元に送ったようです、冷めたような態度ではありますが子供たちと再会した時には涙で離婚の話しもどこかに行ったようです

 

インドミナス・レックスが脱走して捕食するわけでもなく他の恐竜をただただ殺しまくる怪物なのです、オーウェンはヴェロキラプトルを使うのですがやはり無理でクレアはグレイの案を聞いてTレックスを解放します

 

 

やはり恐竜映画は恐竜同志の戦いが醍醐味だと思います、インドミナス・レックスとTレックスとヴェロキラプトルの戦いは迫力ありましたね

 

 

 

 

 

 

あのテーマパークの全貌が、明かされる それが『ジュラシック・ワールド』です。

 

 

 

 

 

子供の頃から恐竜の映画が大好きで、本作が復活した時は嬉しかったです。