シビル・ウォー キャプテン・アメリカ | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』

 

 

 

 

 

2016年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 アンソニー・ルッソ/ジョー・ルッソ

 

脚本 クリストファー・マルクス/スティーブン・マクフィーリー

 

撮影 トレント・オパロック

 

音楽 ヘンリー・ジャックマン

 

 

 

出演 クリス・エヴァンス/ロバート・ダウニー・Jr/スカーレット・ヨハンソン/セバスチャン・スタン/アンソニー・マッキー/ドン・チードル/ジェレミー・レナー/チャドウィック・ボーズマン/ポール・ベタニー/エリザベス・オルセン/ポール・ラッド/エミリー・バンキャンプ/トム・ホランド/フランク・グリロ/ウィリアム・ハート/ダニエル・ブリュール/マーティン・フリーマン/ジョン・カニ/ジョン・スラッテリー/ホープ・デイビス/マリサ・トメイ

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

友情が、友情を引き裂く

 

マーベル・コミック原作「キャプテン・アメリカ」シリーズの第3作、マーベルヒーローが集結した「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」後の物語となり、キャプテン・アメリカとアイアンマンという「アベンジャーズ」を代表する2人のヒーローの対立を描く

 

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」に引き続き、監督はアンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ、キャストには一連のシリーズでおなじみの面々が集結する、ハイパワーを繰り出して激突する2大ヒーローの姿に圧倒される

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

ソコヴィアでのウルトロンとの戦いから1年、ヒドラの残党ラムロウがナイジェリアの都市ラゴスの感染症研究所を襲撃し、生物兵器を強奪するが、ラムロウのテロを阻止する為にアベンジャーズが出撃

 

ラムロウの軍隊と壮絶な戦いとなり、ラムロウはキャプテン・アメリカを道連れに自爆を図るが、それを阻止しようとしたワンダの行動で一般市民を巻き込んでしまい、国際的批判を浴びる

 

 

そこでアメリカ国務長官サディアスは117カ国が同意したソコヴィア協定を作り、これによりアベンジャーズは民間組織ではなくなり国連の監視下に置かれる事になり、協定への署名を求められる

 

 

ソコヴィアで犠牲となった青年の母親から𠮟責を受けてトニー・スタークは考えさせられて、協定に賛同し、ナターシャ・ロマノフやヴィジョンらも賛同

 

しかしスティーブ・ロジャースは自分たちの権利と責任を奪われてしまうと主張して拒否、それにはサム・ウィルソンとワンダ・マキシモフも同調する

 

 

オーストリアのウィーンでソコヴィア協定の署名式が行われナターシャが出席するが、会場で爆破テロが起こり、ワカンダ国王のティ・チャカが死亡、犯人はウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズが国際指名手配され、ワカンダの王子ティ・チャラは復讐を誓う

 

 

スティーブとサムはブカレストでバッキーに接触するが特殊部隊が隠れ家に突入しバッキーは脱出、そこに現れたブラックパンサーがバッキーを狙い、キャプテン・アメリカも含めて街は大混乱となり、現れたウォーマシンにより全員が逮捕される

 

 

ブラックパンサーの正体はティ・チャラだった、4人が収容された対テロ対策本部をトニーが訪れて再度スティーブに署名するように説得するが拒否

 

 

施設に潜入したヘルムート・ジモがバッキーと接見し、彼を再び洗脳状態に戻し、バッキーは逃走を図るがスティーブが阻止、洗脳状態から覚めたバッキーは他にもウィンター・ソルジャーは存在し、ジモがウィンター・ソルジャーを使ってテロ攻撃を行うと推測

 

 

スティーブらの動きを知り、トニーは空港で彼らを待ち受け話し合いをするも、遂に2つのアベンジャーズが激突する

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

本作は「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」とマーベル・シネマティック・ユニバースでは「アントマン」の続編となります、そして「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」から1年後の設定です

 

オープニングで過去にウィンター・ソルジャーが洗脳されて、重要人物の暗殺を行うシーンがありますが、これが後半の重要なシーンとなるのです

 

時代は現代となってヒドラの残党によるテロを阻止する為にアベンジャーズがナイジェリアで活躍するのですが、キャプテン・アメリカを道連れに自爆しようとしたラムロウを阻止したワンダの行動が一般市民に犠牲者を出してしまうんです

 

 

確かにヒーローたちが巨大な敵と戦うと甚大な被害が出ます、その責任は誰が取るのか?やはりこの問題は避けて通れない問題ですね、一般市民も被害に遭うのですから

 

そこで世界中から非難を浴びて世界の117カ国が同意したソコヴィア協定に署名して国連の監視下に置かれる事になるのです、もちろん意見は分かれるのです

 

 

ヴィジョンはアイアンマンが誕生してからヒーローは増えて、それによって人類を脅かす出来事も増えていると、これは偶然ではないと持論を展開するのです、確かにそうですね

 

主にアイアンマン側とキャプテン・アメリカ側とに分かれてしまうのです、ソコヴィア協定の署名式で爆破テロが起きてワカンダ国王のティ・チャカが死亡し、王子のティ・チャラが犯人とされるウィンター・ソルジャーに復讐を誓うのです

 

ティ・チャラはブラックパンサーとなってウィンター・ソルジャーを追うのです、演じるのはチャドウィック・ボーズマン、その後にナターシャに誘われてアイアンマン側に付くのです

 

 

トニーは動画で見付けたスパイダーマンことピーター・パーカーをスカウトするのです、演じるのはトム・ホランドで、自作の衣装と糸で街の治安を守っています

 

 

しかしトニーが気になったのはピーターだけではなく美人の叔母さんのメイ・パーカーで演じるのはマリサ・トメイで確かにセクシーな雰囲気の叔母さんでした

 

 

スティーブ・ロジャースはファルコンことサム・ウィルソンがアントマンことスコット・ラングをスカウト、前作でサムとスコットはひと悶着あってのスカウトですからね

 

 

こうしてバッキー・バーンズを信じるキャプテン・アメリカは周りが見えていない状況です、アイアンマンたちもキャプテン・アメリカたちと戦うのですがなかなか本気という感じではないのです

 

 

結果的にナターシャがスティーブとバッキーを逃がしてやるのです、トニーは捕らえられたサムに友人としてスティーブを救いたいと居場所を教えてもらうのです

 

 

しかしその場所でアイアンマンとなったトニーはオープニングでの暗殺がウィンター・ソルジャーによる両親殺害だと知って怒り狂うのです、必死で止めようとするキャプテン・アメリカなのですが壮絶な戦いとなります

 

 

この黒幕はヘルムート・ジモで彼の父親と妻と子供がソコヴィアでのアベンジャーズとウルトロンとの戦いで犠牲となっていたのです、遺体を捜すのに2日かかり、アベンジャーズに復讐を燃やしていたのです

 

ジモが自分で彼らを殺せるわけはないので殺し合いをさせる事にしたのです、それを知ったティ・チャラは自殺しようとしたジモを死なせずに生きて償えと、ティ・チャラも復讐は辞めるとね

 

 

スティーブの恋人であるペギー・カーターの訃報を聞いて葬儀に出席するのですが、そこで再会したエージェント13がペギーの姪のシャロン・カーターだと知るんです、そこでキスシーンなんかもあったりします

 

 

 

 

 

 

禁断の戦いが始まる それが『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』です。

 

 

 

 

 

キャプテン・アメリカとアイアンマンは仲違いしたまま別れてしまうのですが、次作は「ドクター・ストレンジ」となってます。