『夕陽のガンマン』
1965年 イタリア
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 セルジオ・レオーネ
脚本 ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ
撮影 マッシモ・ダラマーノ
音楽 エンニモ・モリコーネ
出演 クリント・イーストウッド/リー・ヴァン・クリーフ/ジャン・マリア・ヴォロンテ/ルイジ・ピスティッリ/クラウス・キンスキー/アルド・サンブレル/パノス・パパドプロス/マリオ・ブレガ/トーマス・ブランコ/フランク・ブラナ/ホセ・マルコ/ヨゼフ・エッガー
《解説》
セルジオ・レオーネ×クリント・イーストウッドによる傑作マカロニ・ウエスタン!
「荒野の用心棒」に続いてクリント・イーストウッドが主演した、セルジオ・レオーネ監督によるウエスタン、殺人犯と彼をめぐって衝突しあうふたりの賞金稼ぎを描く
主題歌もヒットしたエンニモ・モリコーネの音楽の絶好調で、クリント・イーストウッドとリー・ヴァン・クリーフが渋い役どころをこなすマカロニ・ウエスタンの傑作
《物語》
人命が軽視されたところでは時には殺人が金になった、そこで賞金稼ぎが生まれた、賞金稼ぎのダグラス・モーティマ大佐は1000ドルの賞金の掛かった男ガイを見付けあっさりと射殺し、賞金を手に入れた
次にガヴァナーという男を狙うが既に別の賞金稼ぎが狙っている、新顔の賞金稼ぎのモンコだ、モンコは酒場にいるガヴァナーとその仲間を早撃ちで射殺、賞金2000ドルを手に入れて次の獲物を狙う
大物強盗団のボス、インディオが手下の手引きで脱獄、所長や看守を殺して1人を残して逃げた、インディオには生死を問わず賞金1万ドルが懸けられた
まずインディオは裏切った男の元に向かい妻と子供を殺し、裏切り者を殺した、そんなインディオを追って2人の男がエルパソにやって来た、モンコとモーティマだ
インディオは更に手下を呼び寄せ、エルパソの銀行襲撃の計画を立てる、インディオが監獄で一緒だった男は銀行の金庫を作った男、その男から情報を聞き出したのだ
そして2人の賞金稼ぎが出会った、お互いに手を引けと言うが結局はイングリットの賞金を山分けで手を組む事になった
インディオの片腕で今は監獄にいるサンチョを脱獄させてインディオの信頼を得て一味に潜入したモンコ、インディオを倒す手筈は整ったのだが失敗、2人はインディオ一味に捕らえられてしまう
《感想》
本作はセルジオ・レオーネとクリント・イーストウッドによる「荒野の用心棒」に続いて放たれた作品で、「ドル箱三部作」と呼ばれるシリーズの第2作目となります
セルジオ・レオーネは前作の大ヒットで実力を認められ、大幅に上回る予算を与えられて製作した作品で、レオーネ独自の演出スタイルを確立し、名実ともにマカロニ・ウエスタンの巨匠と呼ばれた
モンコを演じるのはクリント・イーストウッドでモンコの意味はスペイン語で片腕や不具者の意味なのですが、日本では名無しのような意味合いだったようです
もうひとりの主人公のダグラス・モーティマを演じるのがリー・ヴァン・クリーフ、モーティマは賞金稼ぎなのですがインディオを狙う理由は賞金だけでなく他にもあるのです
この凄腕の賞金稼ぎの2人が同じインディオを狙う事になりお互いに手を引けと忠告するのですが、結局は手を組んで賞金を山分けする事で納得となったんです
エル・インディオを演じるのはジャン・マリア・ヴォロンテで「荒野の用心棒」でもラスボスを演じていて悪役を見事に演じています、悪い奴はとことん悪い奴でいて欲しいです、レオーネは彼に抑えた演技を要求したそうです
インディオはモーティマの妹に目を付けて夫を射殺し、彼女を凌辱するもその途中で妹は自害するのです、そんな過去があってモーティマはインディオを追うのです
そんな復讐とはまったく関係のないモンコは徹底した賞金稼ぎで金の為に悪人を捕まえたり殺したしています、モーティマとは対照的なところも面白いです
久しぶりに本作を日本語吹き替えで観たのですが、クリント・イーストウッドは山田康雄、リー・ヴァン・クリーフは納谷五朗、ジャン・マリア・ヴォロンテは小林清志で懐かしい「ルパン三世」の吹き替えチームで違う意味で感動しましたよ(笑)
前作と同じで主人公らは一時はピンチとなるのですが何とか回避し、その後に正々堂々と決闘となるのです、オルゴールの音が止まる時に銃を抜くのですが、それは難しいのではないかな?
それとエンニモ・モリコーネの音楽が耳障りが良いですね、馬に乗って去る主人公の後ろ姿にモリコーネの音楽がマッチしていて哀愁を感じさせてくれます、そして新しい決闘の予感もね
やって来た凄まじい早撃ちの男!荒野に落ちる陽をあびて、孤独なガンが火を吹いた! それが『夕陽のガンマン』です。
ちなみにモンコはMancoなのですが、スペイン語の正しい発音はマなんです、変更したのは大人の事情だそうです。










