スパイダーマン3 | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『スパイダーマン3』

 

 

 

 

 

2007年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 サム・ライミ

 

脚本 アイバン・ライミ/アルビン・サージェント

 

撮影 ビル・ポープ

 

音楽 クリストファー・ヤング

 

 

 

出演 トビー・マグワイア/キルスティン・ダンスト/ジェームズ・フランコ/トーマス・ヘイデン・チャーチ/トファー・グレイス/ブライス・ダラス・ハワード/ジェームズ・クロムウェル/ローズマリー・ハリス/J・K・シモンズ/エリザベス・バンクス/ディラン・ベイカー/クリフ・ロバートソン/テレサ・ラッセル/ビル・ナン/ブルース・キャンベル

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

もう一人の敵、それは自分

 

アメコミ界のヒーロー、スパイダーマンが活躍する大ヒットアクション大作の第3弾、前作から約3年、今度はスパイダーマンがブラック・スパイダーマンに変貌し、新たな敵サンドマンらとの死闘を繰り広げる

 

監督は前2作に続き、名匠サム・ライミが担当、スパイダーマンことピーター・パーカーをトビー・マグワイアが続投する、最新VFXを駆使した迫力映像とヒーローの等身大の姿を描いた人間ドラマ

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

スパイダーマンのおかげで街は平和になりピーター・パーカーも自分が役に立っている事でベン叔父さんも喜んでいるはず、学校での成績もトップで恋人のMJとの仲も順調でMJも大きな舞台の主演を務めるほどになり、ピーターはプロポーズを考えていた

 

 

しかしその舞台を2階席から見ている男がいた、かつての親友ハリーだ、ピーターはハリーに近付き誤解を解きたいがハリーは聞く耳を持たない

 

 

舞台が終わり公園の木の上にクモの巣を張った上で夜空を見てピーターとMJはこの幸せが続く事を願っていた、その時に空から小さな隕石が落ち、中から黒い液体シンビオートが出てピーターのバイクにくっついた、2人は気付かずにバイクで帰った

 

 

娘に会う為に刑務所から脱獄してきたマルコは、病気の娘の為に強盗を働き殺人まで犯してしまった、警察に追われ、マルコは電子分解装置の実験場の中に入ってしまい、マルコの体は砂へと変わってしまった、それは人間の姿をした砂の塊だった

 

 

ピーターはメイ叔母さんにMJにプロポーズする事を告げた帰りにグリーンゴブリンとなったハリーに襲われた、父をスパイダーマンに殺された復讐にやって来たのだ

 

 

執拗に攻撃してくるハリーに空を飛ぶグライダーから落としハリーは地面に叩きつけられてしまい、ピーターは慌てて病院に運ぶと一命は取りとめたもの、父が亡くなる前からの記憶をなくしていた

 

先日の舞台が不評だったMJはピーターの元にやって来た、ショックを受けているMJを慰めるピーターだったがMJの気持ちには気付いてあげられない

 

そこに警察無線から事故の情報が入りピーターはMJを残して現場に向かう、そこでは制御不能となったクレーンの事故でビルから落ちたクラスメイトのグウェンを間一髪助けたスパイダーマン

 

 

ベン叔父さんを殺した真犯人がマルコだと警察に教えられ、復讐を考えるピーターはスパイダーマンの格好で警察無線に耳を傾けていた、そこにピーターに付いてきたシンビオートが体に纏わりつき黒いスパイダーマンとなりピーターは気分が晴れて力が漲る

 

 

しかし復讐にかられたピーターは自分を恥じて教会でシンビオートを体から引き離す事が出来たがシンビオートはたまたま教会にいた同僚カメラマンのエディに寄生、マルコと手を組んだシンビオートはMJを捕らえてスパイダーマンを誘い出す

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

前作「スパイダーマン2」でMJにその正体を知られてしまったピーターなのですが本作ではそれを乗り越えて2人の仲は順調に進んでいます、ピーターを演じるのはトビー・マグワイア

 

 

舞台の主演を演じるまでになったMJを演じるのはキルスティン・ダンストで順風満帆なオープニングなのですが、その後にMJは舞台が不評で降板、それによってピーターとギクシャクしてしまうんです

 

 

父をスパイダーマンに殺されたと思い込むハリーは前作でピーターがスパイダーマンだと知って動揺するんです、でも父親の残したグリーンゴブリンのコスチュームと武器を発見し、父親の声に導かれてピーターを襲撃

 

必死の戦いの中でピーターはハリーを地面に叩きつけてしまい瀕死の重傷を負うのです、病院で回復するもハリーは父親が亡くなる以前からの記憶を失くしているんです、ハリーを演じるのはジェームズ・フランコ

 

 

なのでピーターとハリーは以前のように親友になるのですが、舞台を降板させられたMJはスパイダーマンとして活躍するピーターには相談出来ずにハリーに相談するんです、そこでついキスをしてしまうんです

 

 

ピーターもスパイダーマンとして助けたクラスメイトのグウェンで警部の娘を助けた事でスパイダーマンは名誉市民賞を与えられて、そこでグウェンとキスをしたスパイダーマンにMJは嫉妬、グウェンを演じるのはブライス・ダラス・ハワード

 

 

カメラマンのエディがスパイダーマンの写真を撮ってピーターと同じ新聞社に売り込むんです、編集長はピーターより安いエディの写真を採用、それにスパイダーマンの悪事を撮った方を社員にすると、エディを演じるのはトファー・グレイス

 

 

娘に会いたくて脱獄したマルコは警察に追われて逃げ込んだ研究施設で電子分解装置によって砂状の人間・サンドマンになってしまうんです、演じるのは「デーモン・ナイト」のトーマス・ヘイデン・チャーチ

 

 

しかもこのマルコはピーターのベン叔父さんを殺した真犯人なんです、それを警察に聞かされたピーターは復讐心を燃やすのです、その私怨にシンビオートが付け込むんです

 

宇宙からの隕石にいた黒いスライム状のシンビオートはスパイダーマンに取りつき黒いスパイダーマンが誕生するんです、その黒いスーツは気分が良くて力が漲るのでピーターも好んで着るんです

 

 

それによってピーターは乱暴になり写真を撮るエディのカメラを壊し、一度はサンドマンを倒したスパイダーマン、ハリーとのケンカでもピーターはハリーに大ケガを負わせ、それにMJにも手を上げてしまい「あなたは誰?」と言われてしまいます、いつものピーターはそこにいないんです

 

 

捏造写真で社員になったエディをピーターは告発、新聞社は謝罪記事を掲載してエディはクビとなりピーターを逆恨みするんです、教会にいたエディは上の階で黒いスパイダーマンスーツを剝ぎ取るピーター、そのシンビオートがエディに寄生してヴェノムとなります

 

 

このサンドマンとヴェノムがスパイダーマンの敵となるんです、さすがに強敵2人を相手にスパイダーマンはなす術なし、そこにグリーンゴブリンとなったハリーが助けに来るんです、ここは泣けた

 

 

ピーターのメイ叔母さんは復讐なんて望んでいないとのセリフがあって、恨みではなく赦すという気持ちを示してくれる重いテーマが筋としてあります

 

 

 

 

 

 

自分の中に存在する〈悪〉に気づいたとき…〈悪〉と戦い続けられるのか それが『スパイダーマン3』です。

 

 

 

 

 

サム・ライミ版は本作で完結となります、サム・ライミは会社側とモメて辞めたようです。