『野球少女』
2019年 韓国
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 チェ・ユンテ
撮影 ハン・スンヨン
音楽 ロコモーティヴ/チョン・チハン
出演 イ・ジュヨン/イ・ジュニョク/ヨム・ヘラン/ソン・ヨンギュ/クァク・ドンヨン/チュ・ヘウン
《解説》
プロになる夢をあきらめない天才野球少女、一人のコーチと出会い、彼女は突き進む
韓国ドラマ「梨泰院クラス」で注目を集めたイ・ジュヨンが主演を務め、プロ野球選手を目指す女子高生の奮闘を描いた青春スポーツ映画、主人公を支えるコーチを「僕の仲のあいつ」のイ・ジュニョク
ヒロインがもどかしい想いを抱えながらも成長するさまを、本作は韓国における女性の地位とともに描写、実在のモデルがいるというヒロインを演じるイ・ジュヨンは40日間の野球の訓練で、すべてのシーンを代役なしで演じ切った
《物語》
韓国プロ野球発足当時、医学的に男性でない者は不適格選手とされた、1996年の規約改定により現在は女性もプロ野球選手になれる
ある高校の野球部では初めてプロ野球球団からの指名があり、指名されたのは男子部員のイ・ジョンホ、そんなジョンホを羨ましく見ている女子部員がいた、ジョンホと同じ野球部に所属するチュ・スインだった
スインはリトルリーグ時代から天才野球少女と注目された投手だった、しかし女子野球選手の部活動は中学までだったがスインの父親が高校と交渉して特例で野球部への入部を許された
スインの一家を支えているのは母親で、父親は無職で万年、宅地建物取引士の受験生、また幼い妹のスヒョンと4人暮らし
プロ行きを果たせなかった部員たちは進路を決めなければならず、スインは野球への思いが捨てきれずプロ野球のトライアウトを申し込むが女性という理由で受ける事すら出来ない
ある日、野球部にパク監督の紹介で新しいコーチのチェ・ジンテが加入、スインはパク監督の薦めでかつて女子野球韓国代表に選ばれたキム先生に相談するように言われるがプロになりたい意思は強く、ジンテも無理だと説得
スインは自分の実力を見せる為にジョンホと対決、2ストライクまで追い込むもジンテのアドバイスを受けたジョンホはスインからホームランを打った
うなだれるスインにジンテは男女の差は関係なく実力不足だと、落ち込んだスインだったが翌日から一人猛練習を開始
ジンテは別れた妻と養育費を渡す為に会い、元妻はジンテに選手より指導者の才能があると指摘、ジンテはスインの猛練習を知って、自らスインの指導を買って出る
《感想》
プロ野球選手に女性はいません、でも実力さえあれば野球選手になる事が出来るようです、女子選手が男子選手と同等の実力を示さねばなりません
本作では韓国でも実力があればプロになれるはずなのですが、球団はトライアウトすら受けさせてくれません、書類選考で落とされるのです、書類選考なんてないのですけどね
ここが韓国における男女差別に繋がります、もちろんそんな差別は日本でもあります、東京オリンピック開催前にも女性蔑視のような発言があったりして問題となりましたもん
主人公のスインを演じるのはイ・ジュヨン、ドラマ「梨泰院クラス」で「愛の不時着」や映画「パラサイト 半地下の家族」と共にヒットし、第4次韓流ブームを巻き起こしたと言われています
小柄な彼女はリトルリーグ時代から天才野球少女と言われて有名だったんです、でも女性と言う事で高校の野球部にも入れなかったのですが、父親が土下座までして特例で入部が許されたのです
速球は130キロ前半で女性では世界に数人しか投げれないスピードなんですけど男性の中に入ったら平凡ですよね、スインが言う事にはリトルリーグの時は自分が一番上手かった、それに背も高かったとジョンホに気持ちを吐露するんです
ジョンホを演じるのがクァク・ドンヨンで野球部から唯一プロから指名を受けた選手なんです、リトルリーグ時代からスインと一緒にやって来て今まで野球をしているのはジョンホとスインだけなんです、彼はスインの背中を追い掛けていたようです
ジョンホはジンテにリトルリーグ時代から女子選手がいるのが嫌だった監督はスインを辞めさせる為に厳しい練習をさせていたと、それでもスインは辞めなかったんです、それに監督の指導で他の選手はスインをイジメていたそうです
スポーツとは言え、嫌な世界もありますね、イジメだとかしごきだとかね、それは選手を育てる為とは違うのが腹立たしいです、指導者と選手の関係って一体?
ジンテを演じるのがイ・ジュニョクで元妻からは選手より指導者に向いていると言われるんです、スインに2ストライクまで追い込まれたジョンホにアドバイスをするとホームラン、そしてスインにナックルボールを覚えさせるんです
そして遂にジンテが手を尽くしてトライアウトを受ける事が出来るんです、そこでトライアウトを受ける男を相手にナックルを投げて三振を取るのですが、監督はプロ野球選手に相手をさせるんです、ここは痺れるシーンでしたね
あきらめない、何があっても それが『野球少女』です。
スインが周りからプロ野球選手を反対されるのですが、私の未来は誰にも分からない、私でさえもと言うシーンは刺さりましたね、その通りですもん。












