『ジェイコブス・ラダー』
1990 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 エイドリアン・ライン
脚本 ブルース・ジョエル・ルービン
撮影 ジェフリー・キンボール
音楽 モーリス・ジャール
出演 ティム・ロビンス/エリザベス・ペーニャ/ダニー・アイエロ/マット・クレイブン/プルイット・テイラー・ビンス/ジェイソン・アレクサンダー/パトリシア・カレンバー/エリック・ラ・サール/ビング・レイムス/マコーレ・カルキン
《解説》
「危険な情事」「ナインハーフ」のエイドリアン・ライン監督作品
旧約聖書の「ヤコブの梯子」のエピソードをモチーフに、夢と現実の間をさまようベトナム帰りの男の不思議な体験を描いたサスペンススリラー
主演は「ショーシャンクの空に」のティム・ロビンス、「ホーム・アローン」でブレイクする前のマコーレ・カルキンが主人公の息子役で出演、「ゴースト ニューヨークの幻」のブルース・ジョエル・ルービンが脚本を手がけ、「危険な情事」のエイドリアン・ラインがメガホンをとった
《物語》
1971年・ベトナム戦争、米軍小隊が敵の攻撃を受けるが兵士たちは頭痛を訴え、狂ったように暴れて回り出した、銃弾が飛び交い爆弾が投下される中、ジェイコブ・シンガーは森の中に逃げ込むが敵に腹部を刺されてしまう
電車の中で目を覚ましたジェイコブは名誉除隊をして今はニューヨークの郵便局に勤めていた、電車から降りて駅から出ようとするが閉鎖されて出られない、ジェイコブは仕方なく線路を歩いた、そこに電車が通過し、窓から怪しげな怪物の影を見た
ジェイコブは以前はサラと息子たちと暮らしていたが離婚、今は同じ職場のジェジーと住んでいる、サラが捨てようとした写真を息子がジェイコブに送ってきた
その中にはジェイコブがベトナム戦争に行く前に亡くなった末っ子のゲイブの写真もあった、ジェジーはその写真を全て焼却炉に入れて燃やしてしまう
背中の古傷が痛むジェイコブは整体に通っている、そこのルイス医師にサラが来たと話され、脊椎を治してもらった瞬間にベトナム戦争で別の隊に発見されてヘリで医療テントへと運ばれる幻覚が見えた
整体からの帰りにジェイコブは細い道でいきなり車に追い回されてなんとか逃げる事が出来たが、その車には怪しげな怪物の姿が見えた
病院に行ったジェイコブは担当のカールソン医師を呼び出すが看護師にはそんな人はいないと言われ、何年も通っているジェイコブのカルテもない
ジェイコブは看護師の頭に角のようなものを見てしまい、慌ててその場を後にした、別の医師からカールソンは自動車事故でひと月前に死んだと知らされてショックを受ける
ジェジーはベトナムに2年もいたストレスではないかと言うがジェイコブは怪物は悪魔で自分を襲ってきていると思い始めていた
ホームパーティで女性に手相を見てもらったジェイコブはその女性は不思議そうな顔をして、あなたは既に死んでいると
《感想》
これを初めて観た時は、「危険な情事」のエイドリアン・ライン監督のよくある過去がフラッシュバックするような展開ではなくてもう一捻りしているのはさすがエイドリアン・ライン監督だと思います
オープニングからベトナム戦争の場面で銃撃戦で攻撃を受ける凄惨なシーンから始まります、これが足がちぎれたりとエグくてね、それまでは誰かのアソコが大きいとか下品な話しをしていたのに
主人公のジェイコブ・シンガーを演じるのは「トップガン」のティム・ロビンス、ジェイコブは以前はサラと結婚していたのですが、今はジェジーと同棲中です
サラとの間に3人の息子がいるのですがその末っ子のゲイブはジェイコブがベトナム戦争に行く前に亡くなっているんです、それはジェイコブの心の傷のようになっているんです
同棲しているジェジーにしたら元妻のサラの事や子供の事はあまりいい気分ではないので、息子から送られて来た写真を全て燃やしてしまうんです
ジェジーを演じるのはエリザベス・ペーニャで気の強い女性ですがジェイコブを気遣うような面も見せます、サラの事は嫌な女だと罵ってジェイコブがまだ未練があるように思えているのかな
サラを演じるのはパトリシア・カレンバーで高熱を出して気を失ったジェイコブが寒くて窓を閉めるとサラが隣に寝ているんです、そこでジェイコブは変な夢を見てジェジーと同棲している夢を見たとね
しかし時折、ベトナム戦争で刺されたジェイコブが別の隊に助けられて運ばれる情景が映し出されるんです、それは整体などで脊椎を治してもらった時などに見えるんです
整体のルイス医師を演じるのが「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」のダニー・アイエロでジェイコブの為に入院させられている病院からジェイコブを連れ出して自身の病院で整体で歩けるように治したりとね
ジェイコブは自分が怪物に襲われる事があるんです、それは首をグルグル回したり悪魔のように尻尾があったりとね、ホームパーティでジェジーが怪物とセックスしている場面を見て叫んで気を失ってしまったりね
それは政府がベトナム戦争で兵士に使っていた薬物の影響ではないかと当時の小隊の生き残りたちで暴こうとするのですが政府からの邪魔が入って真相に辿り着けないのです
ジェイコブも何が真実なのか分からなくなるんです、そしてゲイブと一緒に階段を上がっていく幸せを感じるのですが、驚愕の真実はその後に訪れます、言ってしまえばここまでの展開はどうなるのって?
戦慄のサイキック・スリラー! それが『ジェイコブス・ラダー』です。
「ホーム・アローン」でブレイクする前のマコーレ・カルキンがゲイブを演じています、ちょっとビックリです。
更に過激な続・裏237号室の『ジェイコブス・ラダー』のレビューはこちらです。





















