スパイダーマン | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『スパイダーマン』

 

 

 

 

 

2002年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 サム・ライミ

 

原作 スタン・リー/スティーブ・ディッコ

 

脚本 デビッド・コープ

 

撮影 ドン・バージェス

 

音楽 ダニー・エルフマン

 

 

 

出演 トビー・マグワイア/ウィレム・デフォー/キルスティン・ダンスト/ジェームズ・フランコ/クリフ・ロバートソン/ローズマリー・ハリス/J・K・シモンズ/ゲリー・ベッカー/ビル・ナン/ジャック・ベッツ/スタンリー・アンダーソン/ロン・パーキンス/マイケル・パパジョン/K・K・ドッズ/テッド・ライミ/エリザベス・バンクス/ジョン・パクストン/オクタビア・スペンサー/ブルース・キャンベル

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

今世紀最大のヒーロー、ここに誕生

 

世界中で愛されるアメリカン・コミック・ヒーローの活躍を、最先端のVFXを惜しみなく投じて映像化、実力派の若手俳優トビー・マグワイアが、主人公の恋と闘いを親近感溢れる魅力で好演する

 

ニューヨークを舞台に、恋に悩み正義に葛藤する等身大のヒーロー“スパイダーマン”の活躍を描いたアクション、ヒーローの正体は冴えない高校生、遺伝子操作を施されたクモに噛まれ、驚異的な力を得たピーター・パーカー、その能力を使い、正義のため悪と戦う決意をする

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

冴えない男子高校生のピーター・パーカーは幼い頃に両親を亡くし、今は叔父と叔母の元で暮らしている、隣に住むメリー・ジェーンことMJの事が好きだが彼女には彼氏がおり、ピーターは誰にも相手にされてないのだが親友のハリーだけはピーターを認めている

 

 

ある日、学校の社会見学で訪れた大学の研究室でいろんなクモがおり、そこではクモのDNAを全て兼ね備えた15匹のスーパースパイダーを遺伝子操作で作り上げていた

 

 

しかしその内の1匹が逃げ出し、ピーターは手の甲を噛まれてしまう、手は腫れ上がり気分も優れず、家に帰ると倒れ込むように眠ってしまった

 

オブコープ社では人体パワー増強実験をしておりその薬はほぼ完成しているのだが、マウスでの実験では副作用で凶暴になる事があった、それを聞いた軍の将軍は二週間後に人体実験が出来なければ研究は打ち切り、ライバル企業に予算は行くと言われてハリーの父オズボーン博士は頭を抱えてしまう

 

 

オズボーンは自身の体を使って薬を投与するとオズボーンは一時は心肺停止状態となるが、凶暴で強靭な人間へと変わった、同僚を殺し、ライバル企業の実験場に現れてライバル企業重役や将軍に爆弾を撃ち込んだ

 

次の日の朝、ピーターが目を覚ますと眼鏡がなくても目が見えるようになっており、自分の肉体も筋肉質となっていた、学校の食堂でピーターの横を歩くMJが足を滑らせて転んだのを素早く抱きかかえた

 

 

自分でも驚いたピーターだったが、手からクモの糸のようなものが出たり、MJの彼氏のフラッシュとケンカになり軽く倒してしまったり、壁を登ってみたりクモの糸で空を飛んだりと

 

 

車が欲しかったピーターは賞金3000ドルの試合に出る事を決め、最近様子のおかしいピーターに気付いた叔父のベンが心配し、大いなる力には、大いなる責任が伴うと言い、説教を受けたピーターは反抗的になりケンカとなって別れてしまう

 

試合に勝ったピーターだったが賞金はたった100ドルでオーナーは話しを取り合ってくれずに去ろうとしたが、その直後に強盗が入りオーナーから金を奪って逃げる犯人を捕まえる事も出来たが、腹いせに強盗を逃がした

 

 

しかしピーターを迎えに来たベンが強盗に撃たれて倒れていた、ベンはピーターを見ると微笑んで亡くなった、ピーターは怒りのままに強盗を追い、遂にビルに追い詰めたのだが強盗は自分が逃がした男だった、強盗は足を踏み外してビルから転落してしまう

 

大いなる力の代償を受け止めたピーターは正義の為に尽くす事を決意、同じ頃、オズボーンは急成長するオズコープ社の重役たちにクビを宣告されて別人格が覚醒してグリーンゴブリンとなって暴走を始める

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

おいらにとってスパイダーマンと言えばコレなんです、子供の頃にアメリカのアニメで観ていましたが、VFXの発達によって実写でここまでアニメっぽい動きが出来るのかと感動すら起こりました

 

 

主人公のピーター・パーカーを演じるのはトビー・マグワイアで当初は本当に冴えない高校生でまさかコレがヒーローなのかと疑うほど頼りないんです

 

 

でも頭は良くて特に科学には親友のハリーの父親でオズコープ社を作ったオズボーン博士も一目置くくらいの秀才なんです、卒業式でも科学賞をもらっていたもんね、ハリーを演じるのがジェームズ・フランコ

 

 

ハリーは父親には認めてもらってなくてピーターには少なからず嫉妬みたいなのがあったと思います、冗談で養子に迎えるかもって言うくらいです、オズボーンも自身で道を切り開こうとするピーターに感心していますしね

 

オズボーンを演じるのは「アメリカン・サイコ」のウィレム・デフォーで笑顔は素敵なのですがやっぱ怖い顔なんです、オズコープ社の経営危機に自ら実験台となって人体パワー増強実験をして副作用が現れるんです

 

 

DNA操作されたスーパースパイダーに噛まれたピーターは一晩寝て全てが変わってしまうんです、体型も筋肉質になり弱々しさが消えて本当に超人的な身体能力を得るんです

 

 

それで賞金欲しさに格闘技の試合に出たりするのです、ピーターの変化が気になった叔父のベンがピーターを諭すも、ピーターは説教臭くて口論となるんです、その後にベンは強盗に殺されて、ベン言った大いなる力には大いなる責任が伴うと言う言葉を胸に秘めて正義に生きるんです

 

 

ピーター自作のコスチュームでスパイダーマンとなって悪い奴らを成敗するんです、しかも幼い日から想っているMJには特別に友人として助けて彼女からのキスを受けるんです、スパイダーマンとしてね

 

 

しかしMJはピーターの親友のハリーと交際するんです、それはピーターは知らされてなくて複雑なんです、MJを演じるのが「ヴァージン・スーサイズ」のキルスティン・ダンスト、美人ってわけではないのですがスタイルの良い隣のお姉さんって感じですね

 

 

オズボーンも別人格が現れて、グリーンゴブリンとして自社の武器を使って悪事を重ねるんです、それをスパイダーマンに阻止されて危険はMJにも迫るんです、それによってオズボーンを倒したスパイダーマンを憎むハリーが生まれるんです、ピーターはハリーにグリーンゴブリンがオズボーンだとは知られないようにしたのでね

 

 

スパイダーマンの映画化はおいらが小学生の頃から噂がありました、それから何回も噂が出ては消えて、ジェームズ・キャメロンが監督するとかレオナルド・ディカプリオが主演とかね、監督は「死霊のはらわた」シリーズのサム・ライミで友人のブルース・キャンベルも出演しています

 

 

 

 

 

大いなる力には、大いなる責任が伴う それが『スパイダーマン』です。

 

 

 

 

 

本作の舞台はニューヨークで撮影中に3.11が起こり、カメラに写っていたワールドトレードセンターは全てCGで消去する一方でスパイダーマンが街を飛び回るシーンではCGでワールドトレードセンターが付け加えられています、追悼の意味も込めてね。