『モスラ』
1961年 日本
《スタッフ&キャスト》
監督 本多猪四郎
特撮監督 円谷英二
脚本 関沢新一
撮影 小泉一
音楽 小関裕而
出演 小泉博/フランキー堺/香川京子/田山雅充/伊藤ユミ/伊藤えみ/上原謙/ジェリー伊藤/志村喬/伊藤久哉/佐藤健二/平田昭彦/ハロルド・コンウェイ
《解説》
凄絶、驚異、巨卵から大蛾へ、全世界を襲う猛威!
中村真一郎・福永武彦・堀田善衛の原作を関沢新一が脚色し、「ガス人間第一号」の本多猪四郎が監督した、プロデューサーの田中友幸は「ゴジラ」「空の大怪獣ラドン」と並んで出来の良い怪獣映画と自負
東宝がゴジラ、ラドンに続く怪獣キャラクターとして注力した、構想3年、製作費2億円(当時)撮影日数200日をかけた大作特撮映画、本作で初めて登場した怪獣モスラは、その後も多くの東宝作品で活躍し、東宝三大怪獣と称される
《物語》
日本の貨物船第二玄洋丸が台風により座礁して沈没、インファント島に漂着した4人の乗組員が救助されたがインファント島はロリシカ国の原水爆実験場だった為に気遣われたが放射性障害は見られなかった
スクープを狙う記者の福田善一郎とカメラマンの花村ミチが病院し潜入し、原田博士から4人はインファント島の原住民に助けられたと説明を受ける
ロリシカ国はインファント島は無人島だと主張するが、日本との合同調査隊の派遣を決定、福田は言語学者の中條信一を取材、福田は調査団の船に警備員として参加
中條は調査資料をロリシカ国の事務局長のクラーク・ネルソンが全て回収すると聞いてそれを拒否、福田は独自で調べるとネルソンは国際古美術ブローカーで不審な行動をとる
インファント島に上陸した調査隊の前に緑の森が広がっていた、その中心部に謎の洞窟と石碑を発見、その記録を取った中條は巨大な吸血植物に襲われるが小美人と呼ばれる双子の妖精に助けられる
調査隊はインファント島で平和に暮らす原住民の存在を確認、箝口令が敷かれて帰国、その後は誰もインファント島の秘密を語る事はなかった
その後に中條の自宅を訪れた福田は中條からインファント島で発見した石碑に書かれた文字を解読するもモスラの意味は謎のまま
ネルソンが部下を率いてインファント島に再び行き、小美人を拉致して助けようとした原住民たちに発砲して逃げ去り、その後に洞窟が崩れて中から巨大な卵が出現する
東京で妖精ショーが話題となり主催者があのネルソンであり、中條と福田は小美人がネルソンの手によって囚われた事を知る、小美人と話した中條と福田はモスラがやって来ると
彼女たちが歌うモスラという言葉はテレパシーでインファント島に届き、そしてインファント島では守護神モスラの誕生を祈る儀式が行われて卵が割れてモスラが復活する
《感想》
おいらはこのモスラの幼虫の前進する動きが凄く好きで、当時の特撮技術でよくここまでリアルに動かしたなと、ただ真っ直ぐ進むだけでなくウネウネしてるんです(笑)
このモスラがインファント島から海を渡って日本にやって来るんです、小美人を助けて連れ帰す為にね、小美人は古美術ブローカーのネルソンによって拉致されてしまったんです
ネルソンは最初からこの小美人が目当てでロリシカ国は調査に消極的だったのをネルソンが資金調達して調査に出たんです、日本の調査隊と小美人を確認すると後日に自分の部下を引き連れて小美人を拉致
東京で妖精ショーを開催して大儲けするんです、小美人は歌いそれはテレパシーとしてインファント島まで届いてモスラが復活して海を渡るんです、その為に犠牲になる人がいるんです
なので日本の自衛隊は攻撃するのですがビクともしません、挙句にモスラは東京タワーを壊してそこに繭を作るんです、監督は「空の大怪獣ラドン」の本多猪四郎で納得の出来のようです
この東京の町がミニチュアで作られているのですが当時の技術はさすがで、おいらは古い怪獣映画を観るといつも当時の技術に感嘆させられます
幼虫モスラが成虫モスラとなってからはモスラが飛ぶだけで町は吹っ飛んでしまいます、ビルは崩れて車は舞い、町は壊滅状態となり、小美人を連れ去ったネルソンが追われる立場となります
ネルソンは偽のパスポートで日本から出国してロリシカ国へと逃げるんです、しかし小美人を連れたままなのでモスラもロリシカ国で大暴れして町は壊滅、ネルソンは警察に追われて射殺されてしまいます
ロリシカ国から要請を受けて中條と福田とミチが小美人の友人だとしてモスラに返す役割を担います、小美人はモスラに乗ってインファント島に帰って一件落着となります
ロリシカ国として描かれたアメリカとの関係を描き、日本は独立しているのも関わらず外国人犯罪や出入国管理が在日米軍主導など、当時の日本の政治状況を反映しています、それに先住民問題なんかもね
凄絶、驚異、巨卵から大蛾へ、三段変化の大怪獣! それが『モスラ』です。
原作には過去に登場したゴジラより巨大だというセリフもあったようですが、最終的にカットとなったようです、しかし続編ではゴジラと戦う「モスラ対ゴジラ」です。














