Diner ダイナー | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『Diner ダイナー』

 

 

 

 

 

2019年 日本

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 蜷川実花

 

原作 平山夢明

 

脚本 後藤ひろひと/杉山嘉一

 

撮影 相馬大輔

 

音楽 大沢伸一

 

 

 

出演 藤原竜也/玉城ティナ/窪田正孝/本郷奏多/武田真治/斎藤工/佐藤江梨子/金子ノブアキ/小栗旬/土屋アンナ/真矢ミキ/奥田瑛二

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

美味いメシを食うか?それとも死ぬか?

 

藤原竜也と蜷川実花が初タッグを組み、平山夢明の小説「ダイナー」を映画化、ダイナーの店主ボンベロ役を藤原竜也、物語の鍵を握る少女オオバカナコ役を玉城ティナが演じる

 

極上の料理目当てに殺し屋が集い、狂気に満ちた食堂、“命がクズ同然”な食堂で、天才シェフ〈ボンベロ〉は欲望も、生死も、支配している、しかし、平凡な女〈カナコ〉が迷い込んだ日から、クセモノ殺し屋たちの本能を極限まで刺激する殺し合いゲームがはじまる

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

誰も私を必要としていない、なぜ母は姉だけ連れて行き、私は連れて行ってもらえなかったのか、私だけ母に置いていかれた日、もう誰のことも信じないって決めた、そうしないと生きていけなかった

 

誰の事も信じなくなったら誰も私の事を信じなくなった、そしたらどんどん1人になって、遂に透明人間みたいになった、気が付いたら私の居場所はこの世界のどこにもなくなっていた

 

 

小さい頃から料理だけは好きだった、美味しいと言ってもらえると自分が存在してもいいような気がした、ある日、街で見掛けた豊かな色彩の外国人の集団に魅せられた

 

その場所に行きたいと思った加奈子は旅行代理店を訪ねると旅行費は30万円、加奈子はネットで即金30万円のバイトを探す、それは絶対に怪しいバイト、自分で決めなければ何も起こらない、それなのに自分で決めた

 

 

運転手として雇われた加奈子はギャングに追われて事故、雇い主と共に捕まってしまう、今にも殺されそうな加奈子は必死に命乞いをして料理が得意だと言うと殴られて気を失った

 

 

目を覚ました加奈子は色彩豊かな室内にいた、彼女は殺し屋専門のダイナーのオーナーに売られ、そこのシェフのボンベロに高圧的に接しられて加奈子は首を縦に振るしかなかった

 

 

壁には過去のウエイトレスたちの写真が飾られ、彼女たちは些細なミスで全員が殺され加奈子もいずれそこに加わると脅される、シャワーで体の汚れを落としボンベロに全て舐められるくらいに綺麗にしろと掃除から始まった

 

 

逃げようと店の出口を探して走り回るが出口はない、倉庫に入った加奈子は金庫を見付けそこを開けると美しい瓶が入っていた、加奈子はそれを隠して命を守る切り札にした

 

それは超高級酒で1億円以上の価値があり、殺そうとするボンベロに加奈子は働きたいと懇願し、仕方なくボンベロは扱いにくい女と吐き捨て、加奈子は殺し屋相手にウエイトレスとして働くのだが…

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

おいらはこんな訳の分からない物が好きなんです、さすがに「ヘルタースケルター」の蜷川実花監督でいつもながら煌びやかなセットですね、この色彩感覚は持って生まれたものなんでしょうね

 

 

その蜷川実花が初めて主演に迎えたのが藤原竜也、彼は蜷川実花の父親である演出家の蜷川幸雄に見出された役者です、このタッグはいつかあると思っていただけにワクワクしましたね

 

藤原竜也が演じるのは、殺し屋専門のダイナーのシェフのボンベロ、元殺し屋で天才料理人、オーナーに拾ってもらってこの店を切り盛りしています

 

 

そこにやって来たのが大場加奈子、母親に捨てられて誰も信じられず1人で生きてきた少女、色彩豊かな国に魅せられてその旅行費が30万円で即金のバイトをするもヤバイ仕事で殺される寸前、この旅行代理店の店員が川栄李奈でオオバカナコを大馬鹿な子とクスッと笑うんです

 

この加奈子をバイトに雇う強盗カップルを演じるのが斎藤工と佐藤江梨子、2人とも強烈なキャラなんですがあっさりと捕まってあっさりと殺されます、加奈子だけが金子ノブアキ演じるブタの仮面を被った男に売り飛ばされるんです

 

 

この大場加奈子を演じるのが玉城ティナ、蜷川実花はただでさえ可愛い玉城ティナを今までで一番可愛いメイドにしようと頑張ったそうです、でもあの顔立ちにメイド服ってなんかエロいですね

 

 

加奈子が最初に担当する殺し屋がスキンで演じるのは窪田正孝で加奈子に優しく接する唯一の人物です、ブロを演じる武田真治らを大人しくさせたり、キッドと呼ばれる子供の殺し屋からも助けます

 

 

このキッドを演じるのが本郷奏多でこの人は一癖ありそうな嫌な役ばっかり演じているような気がします、今回も体は改造して子供のままで実際の年齢は加奈子よりも上なんです

 

 

殺されたかつてのウエイトレスたちも額縁の中で動いていてそれはなかなか面白いです、最初は誰か分からなかったですが有名人がいました、その1人が映画初主演のアイドルグループのIZONEの宮脇咲良だったりする

 

 

他にもチョイ役で有名な人が出ていたりとそれを見付けるのも面白いですね、ボンベロを拾ってくれたオーナーはこの地域のボスで写真だけで登場するのが蜷川幸雄なんです

 

 

そしてその部下に小栗旬演じるマテバ、土屋アンナ演じるマリア、そして真矢ミキが演じる無礼図、奥田瑛二演じるコフィらが跡目争いでダイナーを舞台に火花を散らします

 

 

ラストはちょっと明るすぎる未来なんですが、おいら的にはやりすぎなくらいだと思いましたね

 

 

 

 

 

 

ようこそ殺し屋専門の食堂へ それが『Diner ダイナー』です。

 

 

 

 

 

蜷川実花にとって初めてのアクションとサスペンスの作品です、やっぱこれぐらい絢爛豪華じゃないとね(笑)