『秘蜜』
２００４年 韓国
《スタッフ＆キャスト》
監督 パク・チョルス
脚本 キム・ジョナン
撮影 イ・ウンギル
音楽 オオブプロジェクト／チャン・ヨンギュ／ペク・ヒョンジン
出演 ソ・ジョン／シム・ジホ／オ・ユノン／ソン・ウッキョン／キム・ジョナン／ユン・セジョン／ユ・ミョンスン／チュ・ブジン／ユルリ／ペク・ハッキ／ナム・ジョンヒ／キム・ヘオク／イム・ユンシク
《解説》
女３２歳、男１９歳、悦びに溺れる
韓国全土震撼！実話を元にした衝撃の官能エロス超問題作、遂に日本上陸！３２歳の主婦と１９歳の学生の禁断の愛、肉欲の虜となり、淫乱の限りを尽くす２人の行き着く先は？逆援助交際を理由に韓国で最初に逮捕された実話をベースにした衝撃の問題作！
「スパイダー・フォレスト」などで強烈な芝居を見せてくれたソ・ジョンは、本作での大胆ヌードで「どこかに飛んでいってしまいたい気持ち」と、自分の高い露出を意識した発言を残した
《物語》
２０００年１２月、未成年との性交渉で罪に問われた成人女性がいた、彼女の名はキム・ムニ、彼女は１００時間の社会奉仕活動を言い渡される
塀の外に出るとマスコミが押し寄せムニに好奇な質問を浴びせる、そこにソ・ヒョンが迎えに来てマスコミの前で抱き合った、マスコミはムニがＣＤ１枚を餌に誘惑したと言われまるで変人扱い
ヒョンはＣＤ１枚で誘われるほどバカじゃないと、それにヒョンは刑事にあんな尻軽女をかばって何の得がある、未成年は国が守ってくれると、しかしヒョンは愛し合っていると
ムニはヒョンに家に帰れと言うがヒョンは一緒にいると聞かない、とりあえずムニはお腹が空いたので食事、その後に２人はホテルで抱き合った２人だったがムニは部屋に隠しカメラがあるのではないかと不安になる、ヒョンが部屋中を探すがカメラはない、２人は欲望のままに求め合った
ホテルを出るとムニはお互いの生活に戻ろう、バツイチ女として１人で生きていく、この数日は思う存分セックスをした、良い想い出にしようと言うムニに、そんなのは嫌だとヒョンは言うがムニは別れを告げ、この事は隠し続けろと言って去ってしまう
ムニはバスを乗り継いで親友のジンの工房兼自宅へと向かった、そこでヒョンに電話したヒョンの存在が大きかった事を認めて彼に暴言を吐くがヒョンは既に後ろに立っていた
２人はジンに世話になりながら世の中から離れて暮らし、ムニは認知症センターでの介護を奉仕活動する事になるが…
《感想》
教育ある成人女性が未成年の若者を肉体的な欲望の対象にしたと批難された実際の事件をベースとした韓国で最初に逮捕された実話を映画化しています、でも逆援助交際って女性が男に金品を渡すってこと？
その２人がどうやって始まったのかは曖昧に描いていて映画が始まってすぐにもう２人はそんな関係でムニは釈放されるところから始まるのです
やはりマスコミの標的となってたくさんのカメラの前で好奇な質問や屈辱的な事も言われます、まあ男が未成年の女性との援助交際ならニュースにもならないのでしょうね
でも若い男なら女性の体には興味津々でその快楽を知ってしまったら抜け出せなくなってしまったのかも、成熟した女性でも若い男の強さや荒々しさにのめり込んでしまったのかも
ムニはヒョンに別れを告げるものの自分から電話をしたりと別れられないのです、むしろ一緒にいるのが普通となって年の離れたカップルとなっています
そんなムニなんですけど妄想や夢でヒョンとジンがセックスをしているのを見てしまって暴れたりするんです、ヒョンを突っぱねようとするのですが自分はそんな夢を見るほど好きなんですね
出所したムニがヒョンとホテルに行って欲望のままに貪るように求め合う姿はエロかったです、酷評する人もいますがそれを売りにしているならばそのシーンはインパクトあるほど素晴らしい、期待してますからね（笑）
キム・ムニを演じるのが「スパイダー・フォレスト 懺悔」のソ・ジョンで決しておばさんって感じではない女性です、独特の色気があって若いヒョンはイチコロだったのかもね、夫と別れたバツイチですが体はまだまだ熟した女、若い男にその体を散々開発されて快楽に震えるんです
ソ・ヒョンを演じるのがシム・ジホで少年ですが体は大人で熟れたムニの体を激しく求めます、夫には出来ないタフな行為を延々と続けます、その若さにまかしたヒョンの行為はムニをとろけさせてしまいます
ジンを演じるのがオ・ユノンでムニの親友なのですが必要とは思えませんがしっかりとヌードがあります、しかもムニの妄想や夢の中でね、ムニもジンがこんな派手にしている、悦んでいるとモヤモヤしてるんです
そんな妄想をしてしまうほどムニはヒョンを愛してしまったようなんです、もちろんヒョンも愛しているのですがやはり世間が許さないのか距離を取ったりとなかなかすんなりとはいきません、年が女性が上なだけでこんなにも問題になるのですね
３２歳と１９歳、時には世の中が認めない愛がある… それが『秘蜜』です。
オリジナルタイトルは「緑の椅子」なんです、なんで邦題はこれなんでしょう、最初から意味深なエロさを出したかったのかな？
更に過激な裏２３７号室の『秘蜜』のレビューはこちら。
