『イージー・ライダー』
1969年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 デニス・ホッパー
脚本 ピーター・フォンダ/テリー・サザーン
撮影 ラズロ・コヴァックス
出演 ピーター・フォンダ/デニス・ホッパー/ジャック・ニコルソン/アントニオ・メンドーサ/カレン・ブラック/ルーク・アスキュー/ロバート・ウォーカー・Jr/ルアナ・アンダース/トニー・バジル/フィル・スペクター/ウォーレン・フィナーティ/サブリナ・スカーフ
《解説》
ワイルドで行こう!
デニス・ホッパーが監督・脚本・主演、ピーター・フォンダが製作・脚本・主演を務め、アメリカン・ニューシネマを象徴する金字塔的作品として映画史にその名を残す傑作ロードムービー
真のアメリカを求めてオートバイで放浪の旅に出る二人のヒッピーを描いた、元々は馬をバイクに乗り換えた現代の西部劇を目指して創られた作品だが、そこで描き出されたのはドラッグ・カルチャー、余所者への強烈な排他性、そして名ばかりの自由という現代のアメリカであった
《物語》
メキシコからロサンゼルスへのコカインの密輸で大金を得たワイアットとビリーはフルカスタムしたハーレーダビッドソンのタンク内に金を隠してカリフォルニアからニューオーリンズ目指して旅に出た
ニューオーリンズでは一週間後に謝肉祭が行われるので儲けた金で謝肉祭のクイーンを抱いてやる、ビリーのテンションも上がる、それに引き換えワイアットは冷静な男
野宿をした次の日、パンクを直す為に寄った農夫の家でランチをご馳走になった、子だくさんの家庭にワイアットは生き方に感銘を受けた
ヒッチハイクをしていたヒッピーを拾って広大な大地を走る、彼らのコミュニティへ立ち寄りヒッピー達の文明を捨てた生き方を見た
気ままな旅を続けていた2人だったが、旅の途中で祭りのパレードに参加、それが無許可で参加した事を咎められて留置場に入れられてしまった
その留置場で酔っぱらって一泊した弁護士のハンセンと出会い意気投合、俺たちを出してくれと言うビリーにハンセンは白人を殺してないなら大丈夫とハンセンの口利きと金で釈放
2人はハンセンと共にニューオーリンズに向けて旅を続ける、しかし南部に来てみると余所者に対しての思わぬ拒絶に遭う、ハンセンは自由を説く事と自由である事は別だ
アメリカ人は自由を証明する為なら殺人も平気だ、個人の自由についてはいくらでも喋るが自由な奴を見るのは怖いのだ、殺伐としたアメリカの現実に直面した瞬間だった
《感想》
かなり昔の作品でもう50年以上前になるんですね、この作品を今の若い人たちが観て意味が分かるのだろうかと、コカインの運び屋で儲けた2人の男によるロードムービーです
カスタムバイクで放浪の旅に出る2人の若者を描いた作品で、ステッペンウルフによる主題歌の「ワイルドでいこう!(BORN TO BE WILD)」は特に有名な曲です
主人公のワイアットを演じるのは「世にも怪奇な物語」のピーター・フォンダで俳優一家で育ち、父親の名優ヘンリー・フォンダとは母親の自殺が原因で生涯に渡って不和だったそうです、2019年に肺がんで逝去しています
もう1人の主人公のビリーを演じるのはデニス・ホッパー、ピーター・フォンダが演じるワイアットはクールですがデニス・ホッパー演じるビリーは陽気なお調子者って感じです、彼も2010年に癌で亡くなっています
2人の旅はヒッピーを乗せて寄ったコミュニティで自然と共に生活して生きている所に感銘を受けるんです、おいらが見た感じではみんながいても隅っこでセックスをしているような感じで自由なんだなと
初対面の2人とも全裸で自然のプールで泳いだりと女性たちも奔放で素敵です(笑)、彼らはそこに住んでいますがワイアットとビリーは旅に出なければなりません
次に勝手にパレードに参加してしまって逮捕されて留置場で知り合った弁護士のハンセンと一緒に旅に出るんです、このハンセンを演じるのがジャック・ニコルソンでインパクトあります
UFOや宇宙人を語るシーンは説得力がありました、地球にいる金星人は全ての階層の地球人と接触しているらしいです(笑)、まあマリファナでラリッて話してますからね
音楽が流れている間は走行シーンやアメリカの広大な風景が映し出されているんです、でも南部に行くと男は敵意剥き出しで女は色目を使って来るんです
同じアメリカでも北と南でこんなに違うんです、これも南北戦争の名残りなのか、おいらはそんな歴史に詳しいわけではないですがハリウッド作品にはよく登場するシーンではありますね
伝説のチョッパーバイクと爆発するロック!アメリカの心と、人間の自由を旅に求めた男たち! それが『イージー・ライダー』です。
これがアメリカンニューシネマなんです、当時これをリアルタイムで観た人は衝撃だったのでしょうね













