スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲 | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲』

 

 

 

 

 

1980年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 アービン・カーシュナー

 

脚本 リー・ブラケット/ローレンス・カスダン

 

撮影 ピーター・サシツキー

 

音楽 ジョン・ウィリアムス

 

 

 

出演 マーク・ハミル/ハリソン・フォード/キャリー・フィッシャー/ビリー・ディー・ウィリアムズ/アンソニー・ダニエルズ/デビッド・プラウズ/ピーター・メイヒュー/ケニー・ベイカー/フランク・オズ/アレック・ギネス/ジェレミー・ブロック/クライブ・レビル/ケネス・コリー/ジュリアン・グローバー/マイケル・シェアード/マイケル・カルバー/ブルース・ボア/クリストファー・マルコム/デニス・ローソン/リチャード・オールドフィールド/ジェームズ・アール・ジョーンズ

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

スター・ウォーズ・シリーズ第2弾!

 

デス・スター壊滅の痛手から復活した帝国軍の前に、今や雪の惑星ホスで機会をうかがうしかない反乱軍、総攻撃を雨にホスを脱出したレイアやハン・ソロたちは雲の惑星ベスピンへと旅立つが、ひとりルークはフォースの訓練を積むために伝説のジェダイ・マスター・ヨーダの住む惑星ダゴバへと向かった、ダース・ベイダーはベスピンのクラウド・シティで、若きスカイウォーカーをダークサイドへ引き込もうと目論む

 

反乱軍が帝国軍のデス・スターを破壊してから3年後が描かれ、ルークのジェダイとしての修行が始まる本作はシリーズ最高傑作の呼び声も高い、ヨーダやランド・カルリシアンが初登場し、見逃せない名場面が数多くある

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

反乱軍にとって試練の時だった、デス・スターを破壊されながらも帝国軍は反乱軍を追い詰め、秘密基地からの撤退を余儀なくされた、恐るべき帝国宇宙艦隊の追撃から逃れたルーク・スカイウォーカー率いる自由の戦士たちは辺境の光の惑星ホスに新たな秘密基地を建設した

 

 

若きスカイウォーカーを捜すことに執念を燃やすダース・ベイダーは無数の探査ドロイドを銀河全域にくまなく放ったのだった、ルークとハン・ソロは付近をパトロールするがルークは雪怪物ワンパに襲われて気を失ってしまう

 

 

その頃ソロは反乱軍を離れジャバ・ザ・ハットに金を返しに行くと言う、レイア姫はソロに残るように説得するが失敗、ソロはルークが戻っていないことを知り救出に向かう

 

 

ルークはライトセーバーで脱出するも猛吹雪の中で倒れてしまうがそこにオビ・ワン・ケノービの霊体が現れ、ルークに惑星ダゴバに行き、ジェダイ・マスターのヨーダから学ぶように告げる、その直後ルークはソロに救出された

 

体制を立て直したベイダーはデストロイヤーに乗りホスを攻撃、ミレニアムファルコン号でソロとチューバッカ、レイアとC3POは基地から脱出、ルークは地上戦の後にXウィングに乗りR2D2とオビ・ワンの言葉に従ってダゴバに向かう

 

 

ルークはダゴバに不時着するもそこは泥と沼だらけの星でそこに現れた小柄な老人こそがルークが捜す偉大なるジェダイ・マスターのヨーダだった

 

 

早速修行を始めるがジェダイとしての意識の低いルークの修行ははかどらず、現れたベイダーの幻と戦い切り落とした頭部のマスクの下から現れたのはルーク自身でフォースの暗黒面に恐怖を覚えるルーク

 

クラウド・シティに到着したソロたちは旧友ランドからもてなしを受け敵を巻いたと思ったのも束の間、ベイダーが現れて捕まってしまう、ベイダーは賞金稼ぎのボバ・フェットの連絡で先回りし、帝国の圧力からクラウド・シティを守る為にランドもやむを得ずベイダーに協力していた

 

 

ソロたちの危機を予知したルークはヨーダの制止を振り切りクラウド・シティへと向かう、そこでルークはベイダーと対決するがベイダーの強大なフォースに圧倒され右腕を切り落とされベイダーはルークに仲間になれと言うが拒否

 

 

そこでベイダーは衝撃的な真実を告げる、「私はお前の父親だ!」ルークは奈落に落ちて行くがファルコン号に乗ったランドに救出され、ベイダーはそれを見逃してやる

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」の続編でルーク・スカイウォーカーを主人公とする旧三部作の第2章となります

 

 

前作で初めて大予算映画の監督を務めたジョージ・ルーカスの体力と精神の消耗は相当激しく、俳優やスタッフとのコミュニケーションを密に取るタイプではなく内向的な性格で監督業は重荷だったようです

 

監督はルーカスから抜擢されたアービン・カーシュナーに代わりました、本作によってアービン・カーシュナーは世界的有名人に押し上げられました

 

 

脚本を担当していたリイ・ブラケットがガンのために降板、そこでスティーヴン・スピルバーグに紹介されたローレンス・カスダンに白羽の矢が立ちました

 

それもあってか本作はシリーズ最高傑作と言われています、普通は三部作の真ん中って始まりでもなく終わりでもないのでつまらないことが多いのですがアービン・カーシュナーはルーカスの期待に応えましたね

 

主人公のルーク・スカイウォーカーを演じるのは引き続きマーク・ハミル、しかし撮影直前に交通事故を起こして整形手術が必要なくらいのケガを負ってしまいました、冒頭のワンパに襲われるシーンで急遽顔に傷を付けくわえられたそうです

 

 

ハン・ソロを演じるのがハリソン・フォードでレイアを演じるのキャリー・フィッシャー、本作ではレイアがソロに愛の告白をするのですが、前作のレビューでも書きましたが2人は不倫関係になったのでこの設定はどう思ったのでしょう?

 

 

ちなみにハリソン・フォードは本作に出演時にギャラの大幅アップを要求したそうです、怒ったルーカスがすぐにハリソン・フォードをクビにしたそうです、なのでハリソン・フォードは即謝って出演となりました

 

ラスト近くで衝撃の告白がダース・ベイダーから告げられるのですが情報漏洩を恐れたルーカスはベイダーの声を担当したジェームズ・アール・ジョーンズに「私はお前の父親だ」と言うセリフを「お前の父親を殺した」とセリフを言わせてアフレコで差し替え、ネタバレを防止した

 

 

やっぱ驚くのはジェダイ・マスターのヨーダの登場ですね、叶うのならベイダーとの対決も見たかったですね、それほどの人気のキャラクターでジェダイ最強とも言われてますから

 

 

強大なフォースを持つとそのフォースのダークサイドに落ちてしまうことがあるようです、そのダークサイドに魅了されたのがダース・ベイダーでかつてはルークの師のオビ・ワン・ケノービの弟子でもあったんです

 

 

1作目だけではその全容が掴めていませんでしたが、この2作目でその壮大なストーリーの全容が少しだけ垣間見えたような感じがしました

 

 

 

 

 

大ヒットSFシリーズの第2弾! それが『スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲』です。

 

 

 

 

 

次作の「ジェダイの帰還」で旧三部作の完結です