『悪魔の墓場』
1974年 イタリア・スペイン
《スタッフ&キャスト》
監督 ジョージ・グロウ
脚本 サンドロ・コンチネンツァ/マルチェロ・コンチア
撮影 フランシスコ・センペレ
音楽 ジュリアーノ・ソルジーニ
出演 レイモンド・ラブロック/クリスティーナ・ガルボ/アーサー・ケネディ/ウィリアム・リトン/ポール・ベンソン/アルド・マサッソ/ジョルジョ・トレスチーニ/ロベルト・ポッセ/ホセ・ルイス・リファンテ/ジャニーヌ・メストレ/フェルナンド・ヒルベック/ヴェラ・ドルディ/ヴィンセンテ・ヴェガ
《解説》
墓場から死人をよみがえらせる謎の超音波!ホラー界の伝説となった日本初上陸ゾンビ映画
ホラーファンに愛され続けるゾンビ映画の傑作、ジョージ・A・ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」に触発されて製作されたイタリア・スペイン合作のゾンビホラー
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」が劇場未公開だった日本では、ロメロの「ゾンビ」より早かったこともあって劇場のスクリーンを賑わせた最初のゾンビ映画となった、不気味でゴア風味漂う特殊メイクは後に「サンゲリア」などで活躍するジャネット・デ・ロッシ、日本では「悪魔のはらわた」「悪魔のいけにえ」に続く悪魔シリーズ第三弾として宣伝された
《物語》
ロンドンで骨董品屋を経営しているジョージは都会の喧騒や公害で汚れた都心部を嫌い、週末には郊外にある山荘で過ごすことにしていた、いつものように仲間たちと山荘で落ち合う予定で、その道すがら客からの注文された悪魔の像を納品しようと考えていた
美しい緑の広がる郊外へバイクを走らせて途中のガソリンスタンドに立ち寄った時にミニクーパーに接触された、バイクは壊れてミニクーパーを運転していたエドナはバイクの修理代と山荘まで送ると申し出る
まずはエドナは姉夫婦の屋敷に向かうが標識のない場所で迷ってしまう、仕方なくジョージはミニクーパーを止めて近くにある農場に道を聞きに向かった
そこでは超音波で害虫駆除をする農務省の実験を行っている車両があった、ジョージはこんな田舎の自然まで汚染されてしまうと嘆いたが道を教えてもらいその場を去った
ジョージを待っていたエドナは背の高い黒い服を着た男に襲われそうになった、なんとか逃げ出してジョージに助けを求めるがジョージが確認すると男の姿は消えていた
暗くなった頃に姉夫婦の屋敷に着いた時、姉のケイティが逃げて来て、夫のマーティンは殺されていた、ケイティは背の高い黒い服を着た男だと言い、エドナも昼間に襲われかけた事を警察に訴える
しかしマコーミック警部はケイティとジョージとエドナの3人を疑い、すぐに立ち去りたいジョージだったが連絡があるまで近くのホテルにいるようにと言われる、そしてケイティは心労で入院
ジョージとエドナは疑いを晴らし真相を究明しようとするが、一週間ほど前にホームレスのガスリーが溺死、その写真を見るとエドナを襲った男だった
2人は共同墓地に行きガスリーの墓を見に行く、無人の墓地の地下室に入りガスリーの棺を開けるが中には何も入ってない、そこにガスリーが襲い掛かり、更に2体の死体が起き上がり2人を襲う
2人を尾行してきたマコーミックの部下が応戦するが内臓を食い千切られて殺されてしまった、ジョージは火を放って2人はなんとか地下室から脱出
ジョージは害虫駆除の機械を思い出した、超音波を発して害虫の敵対本能を呼び起こしてお互いに争わせるという効果を持っていた、ジョージはこの超音波が死体を生き返らせているのではとにらむが…
《感想》
おいらが最初に観たゾンビ映画はたしか本作だったはず、今となっては時代を感じさせる作品ですが当時は相当怖かったですよ、まだジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」は作られていなくてゾンビなんて言葉も定着してない頃です
おいらが一番不気味だったのはおばあさんのゾンビですね、墓地で最初のゾンビのガスリーに生き返らされて、警官に撃たれて銃弾が頭をかすっても微動だにしない、その警官を襲って内臓を食べてるシーンが怖い
超音波で害虫駆除をする機械が原因となっているんですが、その効果は昆虫や原始的な細胞に対して効果があるんです、お互いを敵対させて殺し合うようなんです、死体同士での殺し合いはないんです
それでも超音波の装置は最初は1マイルで最終的には5マイルまで拡大、でもゾンビの範囲としては狭いですよね、事件の目撃者も主人公ら数人でアーサー・ケネディ演じるマコーミック警部は話しを信じない所か主人公らを犯人と決めつけるのはイタリアのジャーロっぽかったです
日本では未公開のロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」に触発されて作られたようです、ロメロのゾンビは原因不明で世界規模で起こっているようなんです、でも本作は狭い範囲なんですけどこれからどんどん広がっていくよって
最初はガスリーが甦り、墓場の死体を蘇らせるのですがジョージに燃やされてしまうんです、でもガスリーに殺されたマーティンが病院に運ばれて死体が甦るんです、ジョージを演じるのがレイモンド・ラブロック
この病院のゾンビも解剖された後なのかお腹に切れ目があって縫い後が生々しいんです、これが職員や医者やらを襲って食べるんです、女性職員なんかはおっぱいを引き千切られたりね
エドナも病院に入院させられてしまうんです、ジョージは彼女を助けに現れるのですがそこはゾンビだらけでエドナはゾンビと化したケイティに襲われて男のゾンビに脱がされて襲われます、サービスカットなのかな?
エドナを演じるのがクリスティーナ・ガルボで本当に美しい女優です、こんなゾンビホラーには勿体無いくらいの美貌です(笑)、ほんの少しだけのサービスカットでした
ジョージはゾンビを燃やしている間にエドナもゾンビとなってしまってジョージに襲い掛かってくるんです、ジョージは炎の中にエドナを突き飛ばして燃やしてしまいます、悲しいシーンです
そこにマコーミック警部の銃弾がジョージを襲います、ジョージが全ての犯人だとされて一件落着なのですが、マコーミック警部の部屋にはゾンビとなったジョージがいてマコーミック警部は殺されてしまいます、それでも超音波装置は動いたままなんです
臓物をひっぱり出して喰いたい!かさぶたをはがして生血を吸いたい!重い墓石をはねのけて、冷たい土の中から一斉に立ち上がった死人たち! それが『悪魔の墓場』です。
おいらにとってはゾンビの原点ですね、当時は不気味で怖かったですよ、わけのわからないストリーキングも登場します(笑)
更に過激な:続・裏237号室の『悪魔の墓場』のレビューはこちら。


























