栄養士さんや調理師さん達による
胃ろう食セミナーに参加した
セミナーでは
「スベラカーゼ」
「トロミアップ」
さらに
「宮源のお粥」の粉たちの
正しい使い方を学んだり
オススメの機材を使いながら
実際に胃ろう食や
ペースト食を作ったりした。
簡単な粉の説明
スベラカーゼは
ご飯と混ぜると
フルーチェのようにプルプルの塊になる。
胃ろう注入に最適。
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トロミ剤は
液体と混ぜるとドロっとなる。
冷めたものにも使える。
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宮源のお粥は
程よく固まりながらもドロっとなる。
経口摂取に適した状態に
簡単に出来る第3の魔法の粉。
調理のポイント
今回のセミナーで
指導者が何度も言っていたのは
『温度も調味料のひとつ』
胃ろう食やペースト食の成功の秘訣は
いかに素早く
分解酵素を働かせるか
スベラカーゼなどは
酵素の力で食材をプルプルにするが
その為には温度を上げないといけない。
その為には
粉と混ぜる食材の温度を
必ず70度まで熱すること❗️
熱くてさわれないくらいの温度。
そして
ちゃんと攪拌できる機材を使うこと❗️
機材のオススメは
イワタニのミルサーとのこと。
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ハンドミキサーや
ジュースミキサーでなく
ミルサーがムラなく攪拌出来るとのこと。
食材を入れて取り付ける容器によって
少量ずつ作ることも可能。
ということで
約4時間くらいで色々習ったのだけど
ブログでは
初めて知った
宮源のお粥の粉を使った
まとまりペースト食の作り方をご紹介
ペースト食とは
少量で高カロリーで
なおかつ経口摂取に適した状態の食品のこと。
丼もの方式の作り方。
まず具材を用意して測る。
主菜 60g
副菜 20g
タンパク質 25g
コンビニ惣菜は忙しい時にオススメ。
お湯やお粥で薄めたりするので
味が濃い目でも大丈夫。
種類は和風、洋風、中華と
味がまとまるものならなんでも良い。
以上の具材4種をハサミで切り分けて
タッパーに入れながら測り入れる。
調理用ハサミで細かく切る✂️
触った時に
熱くて触れないくらいの温度にする。
50度くらいなら全然触れるので
アチッ❗️と言うくらいが目安。
それらをミルサーのガラス容器に移す。
その時に
宮源のお粥の粉、一袋20gを投入する。
ミルサーで攪拌する。
ダマにならずに攪拌出来たら
型抜き容器に流し込む。
アツアツの状態から
程よく冷めていくと
段々と固まっていく。
具材が熱々の間に
攪拌をやりきらないと固まってしまうので
手際よくしないといけない
程よく熱が冷めると固まり出し
型からプルンと外すことが出来る
これで
まとまりペースト食の出来上がり
見た目は固まっていても
スプーンで潰すとペーストのようになる。
この宮源のお粥の良いところは
スベラカーゼ粥より
プルプルの固形すぎず
トロミ剤よりも
喉に張り付くねっとり感もないので
嚥下が苦手な子でも
比較的食べやすいとのこと。
胃ろう用に注入したい時は
お出汁などを混ぜると緩くなる。
最初に口から食べさせて
余った分を胃ろう注入したい時。
宮源のお粥のようなことを
スベラカーゼとトロミ剤でやるには
豆乳:水=1:1 で作った汁を
オカズと一緒にレンジで熱してから
スベラカーゼの粉(小さじ1強)を入れ
しっかり攪拌してから
さらにトロミ剤(小さじ1〜2杯)
を追加して、さらに攪拌する。
容器に移して
冷めたら出来上がり。
(食材を測るのと細かく切るのもやる。)
結構手間がかかるので
ペースト食を簡単に作りたい時は
宮源のお粥の出番。
しかし、
小袋が1つ100円もするのと
単体のお粥の味が
小学校で使った
デンプン糊にそっくりなので
その辺りは作る人次第で
スベラカーゼ粥の方が甘くて美味しい。
セミナーでは
粉や食材をしっかり測ったりしたが
毎日やることなので
神経質にならなくて大丈夫とのこと。
最後に
セミナーは参加費500円なのに
帰りにそれ以上のお土産を頂いた
お利口さんにお昼寝もしてくれた
ということで
とっても為になるセミナーでした
資料もすぐ見れるように
台所に吊るしたいと思います。
機材や使ったものは
こちらにも載せてます