それぞれの良さを活かす:たとえば菊とタンポポ ④ | コーチが聴く!自分で地図を描く人たちの知恵

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~知恵を言葉に ひらめきを行動に~

元々声が大きく強いタイプのMさんと、はかなげで優しいタイプのTさんのお話第4弾です。

①はこちら 

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今回からMさんの心の内側について観てみましょう。

Mさんは、同僚のTさんが“言いたいことをガマンして飲み込んでしまいがち”で、

“とまどいの空気”を醸し出していることをつらく感じています。

“何か思っていることがあるなら、ちゃんと話してくれれば聴くのに、

 言ってくれなければ何もわからない!

 もういっそ、仕事のアイディアが浮かんでも提案するのはやめようか!”と怒りも感じているご様子。

 

こんな時は、怒りをよ~く感じてみて、その裏(下?)にある気持ちを感じてみましょう。

怒りの裏には、“怖れ”があることが多いのです。

Mさんに聞いてみたところ、こんな風に答えてくださいました。

 

“私は、Tさんと仲良くやっていきたいんです。でもTさんは私を怖がるばかり。

 それがとても悲しい”

“結局、私の声の大きさや話すテンポを直さなくちゃいけないのでしょうか。

 つまり、私は私のままではいけないのでは?”

“私は、今のままでは人から嫌われてしまうのではないかと、それが怖い”

 

怖さが出てきました。

こんな風にスッと“怖れていること”が出てくるとは限らなくて、

何だろう?う~ん…と悩む方がほとんどです。

1人で考えると堂々巡りする可能性もありますが、

根気よく問いかけていくと、ふっとわかることもあるものです。

 

怖さがわかったら、次が大切なところです。

430日(金)に続きます。