元々声が大きく強いタイプのMさんと、はかなげで優しいタイプのTさんのお話 。
Mさんの“外側”に続いて“心の内側”について観てきました。
Mさんは、Tさんとの関わりについて、最初は怒りや悲しみを感じていたのですが、
その裏にある気持ちにアクセスすることができました。
それは
“私は、Tさんと仲良くやっていきたいんです。でもTさんは私を怖がるばかり。
それがとても悲しい”
“結局、私の声の大きさや話すテンポを直さなくちゃいけないのでしょうか。
つまり、私は私のままではいけないのでは?”
“私は、今のままでは人から嫌われてしまうのではないかと、実はそれが怖い”
というもの。
ではMさんは、Tさんに限らず本当はどんな風に人と関わりたいと思っているのでしょう?
ここが肝心なポイントです。
大概、“え~??、どんな風にと言われても…”と考えこまれることが多い。
色々な質問をしたり、気持ちや感覚を味わっていただきながら、少しずつ紐解いていきます。
ようやくたどり着いたMさんの希望は、
ありのままの自分で、清々しく人と関わっていきたい
というものでした。
シンプル過ぎると感じますか?
でもこれまでは、ありのままの自分でいたら、嫌われてしまうかもしれないという怖れがあったので、
清々しさには目が向かなかったのだと思います。
嫌われないようにと、無意識に“自分では望んでいない在り方”でいようとしていたのかもしれません。
その方が安心だからです。
気持ちって不思議です。
怒りは、実は“清々しくいたい”という願いを教えてくれるためのサインでした。
大切なメッセンジャーだったというわけなのです。
自分の奥底での願いに気づくことができると、何をどうしたというわけではないのに、
問題がスーッと解決していくこともよくあります。
まずは、自分に気づく、そのために立ち止まってみることが大切。
菊は菊のままで、タンポポはタンポポのままで、他に類を見ない美しさにあふれていますね。
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